観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

多くのチュウシャクシギが飛来しています。

2017-04-25 20:05:50 | 春の藤前干潟

今日の満潮時間 5時06分 潮位241cm
                     17時25分 潮位246cm
今日の干潮時間11時37分 潮位 33cm

 

アキグミの花(↓)の甘い香りと、マツから飛散した黄色い花粉に包まれている名古屋市野鳥観察館から、今日の観察館日記をお届けします。

 

天気が良かった本日。潮も良く、干潟もかなり広がりました。

導流堤の干潟には、午前中からチュウシャクシギ、ホウロクシギ(2羽)、オオソリハシシギ、ハマシギ(628羽)などが飛来していました。

チュウシャクシギは午後にはかなり数を増やし、80羽が飛来しており、庄内川護岸近くの干潟にもこの一部がやって来ていました。しかし、まだ警戒心がかなり強いようだったので、堤防の陰に隠れてこっそり観察。

泥の中からカニ(ヤマトオサガニ)を次々と捕まえて、食べていました。

上記のシギの他、今日はオグロシギ、アオアシシギ、ダイゼンなどのシギ・チドリが確認されています。

 

そして、今日も護岸からかなり近い場所で観察できたコオリガモ(♀)。午前中はこのコオリガモ目的のカメラマンやバードウォッチャーが多く訪れていました。

野鳥観察館の望遠鏡からもよく観察できました。

スズガモなどと一緒に水浴び、羽繕いをしていましたが、コオリガモの今日の水浴びはかなり激しく、翼を何回もバタバタさせていました。

 

 

今日の最後は野鳥観察館前の巣箱に出入りしていたスズメ。現在、ムクドリもこの巣箱を気にしていますが、今年はこの巣箱で子育てが行われるのでしょうか?

 

愛鳥週間イベントのお知らせ】

名古屋市野鳥観察館では、愛鳥週間(5月10日~5月16日)にちなんで、野鳥写真展、探鳥会などの「愛鳥週間イベント」を毎年実施しています。

今年のメインイベントは5月13日(土)・14日(日)に行います。

この時期は、シギ・チドリの春の渡りの時期で、干潟のベストシーズンです。ぜひ奮ってご参加ください。

詳細はこちらをご覧ください。→愛鳥週間イベントチラシ(PDF)

 

4月23日(日)に名古屋鳥類調査会・尾張野鳥の会が行った藤前干潟全域の鳥類調査の主な結果 カンムリカイツブリ12、カワウ653、ゴイサギ1、ダイサギ32、コサギ17、アオサギ28、マガモ21、カルガモ39、コガモ432、オカヨシガモ40、ヒドリガモ61、オナガガモ22、シマアジ4、ハシビロガモ40、ホシハジロ64、キンクロハジロ182、スズガモ840、コオリガモ1、ミサゴ6、トビ1、オオバン2、コチドリ8、メダイチドリ2、ダイゼン98、ケリ3、トウネン15、ハマシギ782、オバシギ5、コアオアシシギ1、アオアシシギ18、イソシギ8、オオソリハシシギ1、ホウロクシギ2、チュウシャクシギ66、タシギ5、ユリカモメ83、セグロカモメ41、オオセグロカモメ4、カモメ16


明日の満潮時間 5時40分 潮位249cm
                    18時10分 潮位257cm
明日の干潮時間11時56分 潮位 16cm

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