名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の満潮時間 9時26分 潮位227cm
今日の干潮時間14時43分 潮位139cm
午後の中潮、春とは違って日中の干潮時の潮位が高くなりました。
午後からの干潮時間では鳥たちを見にくいので、満潮時間の葦原でシギを探してみました。
河口域では観察することが少ないハシビロガモが葦原の中の水路に群れていました。
また、満潮時間でも潮が満ちてこない場所には小さなハマシギの群れを見つけました。
数を数えていると、カモ達やハマシギの群れが急に飛び立ちます。
オオタカの成鳥が上空を飛んで行ったのです。
直ぐに脅威が去ったので、ハマシギの群れが戻ってきます。
二週間前の小潮の時には200羽程のハマシギの群れの中に、オグロシギやキリアイ、サルハマシギが一緒に休息しているのを確認しましたが、
今日は休息しているハマシギの数も少なく、他のシギはアオアシシギとコアオアシシギなどしか見つけることはできませんでした。
先週までは引き初めにハマシギ200羽の群れが真っ先に干潟に飛来していましたが、
今日は導流堤の干潟がだいぶ広がった頃にダイゼンやオオソリハシシギと共にハマシギが飛来して来ました。
やはり先週頃までいたハマシギ200羽はすでに西に移動して行ったようです。
コアオアシシギがエサを探す後ろの葦の中にタシギ2羽を見つけました。
普段は目立たないタシギですが、満潮時の堤防下の水たまりや冬場の葦原には多く生息しています。
今日は一か所でコアオアシシギを6羽観察できました。ここから見えない他の場所と合わせると10羽以上が藤前干潟に残っているはずです。
全部のコアオアシシギが冬を越すとは考えられませんが、半数程は藤前干潟でアオアシシギと共に春まで観察できます。
水辺では冬を越すカモ達が増えてきましたが、葦原では冬鳥として飛来するオオジュリンが増えてきました。
ほとんどは、こんな感じで全身の姿を見せてくれないオオジュリンですが、
たまには、葦の先端にとまってくれるオオジュリンもいます。
今日も満潮時間にハヤブサが2羽確認できました。1羽は雌で、もう1羽は若い個体です。
昨日(10月29日)観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ6、ハジロカイツブリ1、カワウ331、ダイサギ4、コサギ6、アオサギ12、マガモ26、ヒドリガモ1、オナガガモ701、ハシビロガモ5、ホシハジロ19、キンクロハジロ4、スズガモ636、ミサゴ10、トビ1、シロチドリ1、ダイゼン41、ハマシギ775、オオソリハシシギ5、ミヤコドリ1、セグロカモメ25、オオセグロカモメ6、ウミネコ102
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ28、カワウ222、ダイサギ5、コサギ4、アオサギ21、マガモ8、カルガモ6、コガモ55、ヒドリガモ12、オナガガモ574、ハシビロガモ31、ホシハジロ20、キンクロハジロ15、スズガモ288、ミサゴ12、トビ2、ハヤブサ2、オオバン3、ダイゼン22、ハマシギ873、コアオアシシギ12、アオアシシギ24、イソシギ6、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、セグロカモメ1、ウミネコ61
※今日は潮の引き始めも遅く逆光の為、種類および羽数は少なめです。
※来週前半は干潮時間が夜中から明け方なので、後半6日(日曜)から8日(火)までが観察しやすい日になります。
明日月曜日は野鳥観察館の休館日です。
火曜日の干潮時間 4時30分 潮位 73cm
火曜日の満潮時間12時08分 潮位201cm