名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の満潮時間 6時39分 潮位256cm
今日の干潮時間13時11分 潮位 40cm
今日は雨は降らなかったものの、湿度の高い過ごしにくいお天気でした。
屋外ではちょっと動くだけで汗が噴き出てくるので、熱中症には気をつけないといけないですね。
干潟には、アオアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、オバシギ、コオバシギ、オオソリハシシギ、ダイゼンなどが今日も見られました。
アオアシシギとソリハシシギ↓。
ゴカイのようなものを食べていたアオアシシギ↓。
ソリハシシギ、オバシギ、コオバシギ↓。オバシギとコオバシギはほぼうつむいて餌を食べているので、なかなか顔がしっかり見られません。
(※今日のシギの写真は、来館者の方に提供いただきました。)
午後からは、野鳥観察館の対岸の藤前海岸(南陽海岸)で、名古屋市環境局が行うことを検討している「マイクロプラスチック調査」の調査地・調査方法を確認しました。
藤前干潟には、先日からの大雨で、ここ最近にしてはとても多くのごみが漂着しています。
藤前海岸にも満潮時の潮のラインに、延々とごみがあり、そのごみの多さに私たちもびっくりするほどでした。
目につくペットボトルなどのごみも拾いたいと思いつつも、今日の目的は「マイクロプラスチック」(一般的には5mm以下の小さなプラスチックごみ)。
ヨシくずや大きなごみの下には、徐放性肥料のカプセルなどの小さなプラスチックごみが大量に溜まっているところもあり、調査するのは予想よりも大変そう、という声もありましたが
今後、調査方法などが再検討されて、調査が実施される予定です。
海岸に漂着しているごみの中には漁網(恐らく)もありました。
絡まりに絡まって、さらにいろんなものを絡めて、何が何だかわからなくなっています・・・。
このように海などに漂う漁具(プラスチック)は「ゴーストギア」や「ゴーストフィッシング」と呼ばれ、長い長い期間に渡って海に残り続け、海の生き物の脅威となっていることが大きな問題となっているそうです。
藤前干潟は、漁業をしている方は少ないので大きな漁具がたくさんみつかるということはないのですが、簡単な漁具や釣り糸・釣り針が護岸や干潟に見ることは多くあります。
釣り糸1本でも生きものは傷つくので、こういったものが干潟、さらには海へ流出しないように、漁具・釣り具を使用される方には気をつけていただきたいと思っています。
明日の満潮時間 7時15分 潮位252cm
明日の干潮時間13時39分 潮位 53cm