名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の干潮時間 4時33分 潮位108cm
今日の満潮時間10時34分 潮位194cm
明日から8月。まだまだ暑い日が続きますが、藤前干潟では早くもシギ・チドリの秋の渡りが始まっています。
満ち始めた干潟ではキアシシギの姿が観察できました。
春の渡りが終わった6・7月にも越夏している若いキアシシギは確認できていましたが、今日のキアシシギは繁殖を終えた夏羽の残る成鳥個体でした。
繁殖の終えたコチドリも干潟に戻ってきました。
成鳥の姿や、今年生まれの幼鳥の姿も多く観察できました。
幼鳥はアイリングや黒帯は無く、顔や胸は褐色で成鳥に比べぼやっとした感じです。
干潟で休むコアジサシは31羽を観察できました。
コアジサシの群れの中には今年生まれ幼鳥の姿も見ることが出来ました。
昨年はカラスに襲われ全滅し、今年度は当初はコロニーが全滅したようですが、再度コロニーを形成し繁殖に成功したようです。
数は以前に比べてかなり少ないですが、わずかでも藤前干潟周辺で繁殖し、今年は無事巣立ってくれたことが嬉しいです。
【藤前干潟ふれあい事業の夏休みイベント】
野鳥観察館スタッフが企画から関わっているのは以下の2つのイベントです(ともに小学生対象)。
★8月5日(木)「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」@名古屋市野鳥観察館、稲永ビジターセンター【申込締切7月23日・受付終了】
★8月13日(金)「干潟を音であそぼ!」@稲永ビジターセンター【申込締切8月6日・受付中】
8月5日の「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」は申込締切が過ぎ受付を終了しましたが、
8月13日の「干潟を音であそぼ”」はまだ参加者を募集しています。
申込方法や締切などの詳細については、藤前干潟ふれあい事業のサイト(名古屋市HP)もしくはチラシ(PDF)をご覧ください。
★8月26日(木)「藤前干潟 教員向けプログラム(稲永)」@稲永ビジターセンター→詳細は藤前干潟ふれあい事業のHP(名古屋市HP)
日時:8月26日(木)13:00~16:00
場所:稲永ビジターセンター
対象:小中学校教職員の方など
定員:各回15名(先着)
内容:藤前干潟と名古屋のごみ処理行政
藤前干潟の学習利用の事例紹介
ラムサール条約についてのお話
バードウォッチングや干潟体験で生きもの観察
申込・問合せ先:
藤前干潟ふれあい事業実行委員会事務局(名古屋市環境学習センター内)
(TEL) 052-223-1067
(FAX) 052-223-4199
(Eメール)a2662@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
【名古屋市野鳥観察館の夏休みイベント】
★8月21日(土)10:00~12:00「藤前干潟の渡り鳥調査隊」
★8月21日(土)13:30~15:00「カモのペーパーキャップを作ろう」
【環境省施設の企画展(主催:中部地方環境事務所)】
環境省の藤前干潟の施設である稲永ビジターセンターと藤前活動センターでは、7月24日(土)から企画展が始まりました。
夏休みの宿題の参考にもなると思いますので、ぜひぜひ足をお運びください。
★7月24日(土)~11月30日(火)「もし君が干潟の生きものだったら~カニからみると~」@稲永ビジターセンター
私たち人間が干潟の生きもの(例えば、手のひらほどの大きさのカニ)になったら世界はどのように見えるのでしょうか?
そんなことを感じ、考える展示になっています。展示物はセンタースタッフの方々の力作が勢ぞろいです。お楽しみに!
★7月24日(土)~12月19日(日)「藤前干潟のハンター展」@藤前活動センター
藤前干潟に飛来するハンター(主にタカやハヤブサの仲間)を紹介する展示です。
飛来数が増えたミサゴや、人気のあるハヤブサなどの藤前干潟のハンターの魅力的な姿を知ることができると思います。
写真やイラストでは野鳥観察館のスタッフも協力させていただきました。
【秋の野鳥写真展&藤前干潟写真展の作品を募集中】
現在、野鳥観察館では8月21日(土)から開催する「秋の野鳥写真展」と「藤前干潟写真展」の展示作品の募集をしています。
多くの方からの応募をお待ちしています。
今日観察できた主な野鳥 カワウ677、ダイサギ4、アオサギ9、マガモ3、カルガモ92、オナガガモ1、スズガモ1、ミサゴ7、ハヤブサ1、コチドリ17、キアシシギ2、イソシギ2、ソリハシシギ5、チュウシャクシギ36、ウミネコ63、コアジサシ31
明日の干潮時間 5時38分 潮位109cm
明日の満潮時間11時47分 潮位184cm