観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

朝の干潟は空っぽ

2023-09-13 18:18:35 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 4時51分 潮位232cm

今日の干潮時間11時15分 潮位 61cm

 

第2回朝察は月曜日で終えましたが、昨日、サルハマシギやキリアイが干潮時間にハマシギと一緒に観察できたので今日も見られるのかな?と思って早朝に出かけました。

まだ干潟が干出する前、いつものヌーが目の前を泳いでいきます。

気の早いトウネンの群れが目の前を飛び回りますが、まだ降りる所がないために導流堤に戻っていきました。

二日前と昨日、久しぶりにスマスコで撮影したら、光軸がだいぶズレていたので、シギ・チドリが飛来する前に光軸調整。

少しスコープの接眼ズームを望遠側にして極力ケラレが無いように調整してみます。

目いっぱいの60倍にすると少しケラレが出ますが、広角側で使えば問題ないようです。

まだ薄暗いのでシャッタースピードが上がらず手振れが目立ちますが、twitter(現X)に投稿する分には問題ないようです。

導流堤の上には藤前干潟では珍しいホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)2羽を確認できました(↑スマスコ撮影)。

コガモは次々と飛来してきているようで今日は152羽をカウントできました。

コガモの中にはシマアジの姿も確認できます(↑写真中央と最後尾、スマスコ撮影)。

シマアジは白い眉斑と黒い過眼線が目立ち、コガモと比べると長くハシビロガモのように潰れた嘴です。

今日のシマアジは6羽を確認できました(↑スマスコ撮影)。

 

トウネンの群れが干潟に飛来し始めたら、上空からハヤブサが襲い掛かりました。

何度もトウネンを追いかけますが、いつも振り切られ逃げられてしまいます。

今日は何度も飛び回っては背後の煙突に止まってシギ達を監視し続けるので、引き初めに飛来するはずのシギ・チドリが全く飛来しなくなってしまいました。

この今年生まれの若いハヤブサは秋のシギ・チドリの渡りが始まった7月下旬から姿を見せ始め、最近は見ない日がないくらい確認されています(↑スマスコ撮影)。

ただ、あまり餌が獲れていないようで横から見ると、とても痩せていました(↑スマスコ撮影)。

これから冬を越すこの若いハヤブサにも一杯餌を食べてほしいのですが、シギ・チドリを観察しに行って長時間ハヤブサに見張られると、鳥達が怖がって閑散とした干潟になってしまい少し迷惑に感じます。

 

 

 

【今後の藤前干潟に関連するイベント】

★9月16日(土)環境デーなごや2023「3Rでつなげよう!減らして分けて持続可能な未来へ」

日時:2023年9月16日(土)10:00~16:00
会場:久屋大通公園(エディオン久屋広場、エンゼル広場、サカエヒロバス)

藤前干潟に関連する団体の出展があります。

詳細はこちらをご覧ください。

★9月23日(土)、9月30日(土)、10月1日(日)「秋の野鳥イベント2023~藤前干潟でシギ・チドリを見よう~」@名古屋市野鳥観察館

 

★9月2日(土)~10月9日(月・祝)「秋の野鳥写真展」および「藤前干潟写真展」@名古屋市野鳥観察館

 

★10月28日(土)「藤前干潟クリーン大作戦」

第39回目となる藤前干潟クリーン大作戦。今回も参加・協力をよろしくお願いします。

詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会のHP)をご覧ください。

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ3,018、ゴイサギ2、ダイサギ67、コサギ6、アオサギ38、マガモ31、カルガモ282、コガモ152、シマアジ6、オナガガモ6、ホシハジロ2、スズガモ5、ミサゴ8、トビ2、ハヤブサ1、メダイチドリ8、ダイゼン34、トウネン33、ハマシギ29、オバシギ4、アオアシシギ5、イソシギ2、ソリハシシギ2、ウミネコ268、オオセグロカモメ2

ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、キジバト、ハクセキレイ

ヌートリア1

 

明日の満潮時間 5時23分 潮位244cm

明日の干潮時間11時46分 潮位 56cm

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キリアイとサルハマシギが再... | トップ | 藤前干潟の展示のご案内 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

秋の藤前干潟」カテゴリの最新記事