観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カワウがまた・・・

2020-07-16 23:54:58 | 釣り針・テグス被害

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 8時51分 潮位 84cm

今日満潮時間15時32分 潮位199cm

 

今日は雲は多目でしたが久しぶりに一日中、青空が見えました。

午前中は湿度が高かったように感じましたが、お昼頃からは風も吹き、少し気分も晴れました。

しかし、梅雨明けにはまだ少し時間がかかるとのこと。

名古屋にはまだ大きな被害はありませんが、他地域では大雨による災害となっているところもあります。

もう、大雨は勘弁してほしいです。

 

お昼過ぎに、お隣の稲永ビジターセンターを訪れた方から、目の前の庄内川でカワウが釣り糸に引っかかり、動けなくなっているとの報告があったそうで、野鳥観察館スタッフも様子を見に行きました。

岩場に根掛かりしたと思われる釣り糸が、引っかかって逃れられなくなっているカワウがいました。

逃れようと、一生懸命羽ばたきました。

尾の付け根当たりの赤い矢印のところで糸が絡まっているか、針が刺さっているようでした。

場所は護岸近くではあったのですが、このときはすでに潮が満ち始めていて、簡単にはカワウの側に行けない状況で、どうやって釣り糸をはずそうか勘案していたところ、カワウが自らの力で釣り糸を切ったようで、潜って逃げていきました。

何度も潜って、遠くへ行ったカワウ↓。

とりあえず元気そうでしたが、釣り糸と針は恐らく体についたまま残っているでしょうから、今後再び石や木の枝に引っかけることのがないよう祈るばかりです。

この場所では、かつてもカワウが釣り糸被害にあっています→2011年6月9日の日記

その他の鳥が釣り糸の犠牲になる姿も何回か見ていますが、毎回本当に悲しい気持ちになります。

この後、この周辺を歩いたところ、釣り糸・釣り針がたくさん落ちていたので、みつけた分だけは拾いました。

夏になり、今後釣りをされる方も増えると思います。

釣り糸・釣り針、その他のごみも必ずお持ち帰りください。

 

 

7月12日(日)に観察された主な野鳥 カワウ610、ササゴイ1、ダイサギ15、アオサギ20、マガモ4、カルガモ38、ホシハジロ1、キンクロハジロ1、スズガモ16、ミサゴ4、トビ1、ハヤブサ1、ウミネコ8、コアジサシ1

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ490、ササゴイ4、ダイサギ34、コサギ1、アオサギ22、マガモ11、カルガモ142、ホシハジロ3、スズガモ36、ミサゴ8、ケリ11、アオアシシギ6、ウミネコ59、コアジサシ6

 

 

 

明日の干潮時間 9時40分 潮位 68cm

明日満潮時間16時25分 潮位215cm


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