名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。
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藤前干潟
今日の満潮時間 6時07分 潮位268cm
今日の干潮時間12時02分 潮位 68cm
今日も晴天で気持ちの良いお天気でした。
そんな中、午前中には藤前干潟協議会の一部メンバーが集まって、稲永公園の庄内川護岸沿いの釣りごみの清掃活動を行いました。
(※実施内容の詳細はこちら→中部地方環境事務所のウェブサイト【お知らせ】渡り鳥飛来前に藤前干潟の釣りごみ清掃活動を行います)
今までもこのブログで何回か取り上げてきましたが、コロナ禍で釣りをする人が増え、それに伴い、釣りごみが増えて様々な問題が生じています。
また、以前から、釣り糸による鳥への被害は起こっていましたが、鳥への被害が起こる可能性が増えたことから、冬鳥の本格的な飛来シーズンを前に、今回の釣りごみ拾いがされることとなりました。
集まったみなさんの実施前の打合せ↓。今回は17名もの参加者がありました。
打合せ後は4班に分かれて護岸沿いの通路と、下の干潟で釣りごみを中心にごみを拾いました。
護岸沿いの通路には捨てられた釣り具の包装、餌の入っていたプラスチック容器、釣り糸、釣り針がたくさんありました。
下の干潟(↓)では、根がかりした釣り糸、釣り針、おもり、てんびん、浮きなどを拾いました。
干潟は、泥でぬかるんでいる上、捨て石があり、足場がとても悪いです。しかも、常に下を見ながら、細くて透明な色の釣り糸を探しながらの中腰での作業なので、みなさんとても大変そうでした。
しかし、こんな状況でも、みなさん必死に活動されていました。
さらに、今回の釣りごみ拾いはメーテレさんに取材いただき、今日の夕方のテレビニュースで流れました。→放送内容はこちら(メーテレのYouTube)
清掃は約1時間程度行い終了。
清掃後の記念撮影↓。作業は大変でしたが、多くのごみを拾っていただけて、とても嬉しく思っています。
今回の活動で集まったごみ↓。
釣りごみがバケツ3杯、可燃ごみが2袋(30Lのごみ袋)、不燃ごみがバケツ1杯+1/2袋(30Lのごみ袋)+金属の格子などが回収されました。
釣りごみに関しては、稲永ビジターセンターなどで展示する予定です。
全ての釣りごみを回収できたわけではありませんが、これで少しは安心してカモなどの冬鳥が飛来してもらえそうです。
この藤前干潟協議会による釣りごみ拾いの活動は、来春などにも継続して行う予定ですが、拾うごみがないのが一番良いことです。
釣りをされる際は、釣りごみなどのごみは必ず持ち帰っていただきたいと思います。
今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ37、カワウ1,161、ダイサギ8、コサギ24、アオサギ39、マガモ6、カルガモ25、コガモ400、オナガガモ469、ヒドリガモ2、スズガモ83、ミサゴ15、トビ1、ハヤブサ1、シロチドリ13、ダイゼン32、ハマシギ1,389、アオアシシギ6、イソシギ2、セグロカモメ9、ウミネコ80
ヒヨドリ、スズメ、ハシボソガラス、アオジ、モズ、ジョウビタキ、ウグイス
明日の満潮時間 6時52分 潮位269cm
明日の干潮時間12時41分 潮位 81cm