観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

夕方に・・・

2018-04-11 19:40:44 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時27分 潮位112cm
今日の満潮時間14時59分 潮位172cm

 

今日は予想していたよりも雨は降らず、一時パラパラと雨粒が落ちてきただけでしたが、終始曇りのお天気でした。

こんなお天気の日だったので、もう少し鳥たちが飛来することを期待していたのですが、昼間はホウロクシギやダイシャクシギもおらず、シロチドリ3羽、メダイチドリ2羽以外はほとんどシギ・チドリを観察できませんでした。

 

しかし、閉館後の夕方18時過ぎ、目を凝らして見ると、再び広がり始めた干潟にシギ・チドリの群れがありました。

薄暗がりの中、落ち着きなく飛び回るハマシギ、オオソリハシシギなどの群れ↓。

干潟で餌を採るシギ・チドリたち↓。

今日観察できたシギ・チドリは、コチドリ2、シロチドリ3、メダイチドリ2、ダイゼン20、ハマシギ283、オバシギ2、イソシギ1、オオソリハシシギ11、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ1 でした。 

明日も干潮時間の関係上、朝早くか夕方であれば、もしかしたらシギ・チドリの群れが見られるかもしれません・・・。

 

今日の最後は野鳥観察館前の水たまりにやってきたヤマガラ↓。

 

最近は、巣作り真っ最中と思われるカワラヒワとスズメが非常に頻繁に水たまりにやってきて、水浴びをしたり、落ちている羽を拾い集めたりする姿が観察できています。

しかし、このヤマガラはとても恥ずかしがり屋のようで、何度も水たまり近くの松の木まで来るものの、そこでUターンして戻るのを繰り返しており、心の中で「あとちょっと!」っと応援していました。その後、しばらくして、無事水たまりの水を飲んでいました。

この他、稲永公園では、オオルリ、ヤブサメ、クロジなども観察できました。

 

【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】 

☆愛鳥週間写真展2018「わたしの好きな鳥」の展示作品募集中!【4月15日(日)締切】詳細はこちら(PDF)

☆4月28日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊~4月~@名古屋市野鳥観察館
 
渡り鳥調査隊は、毎月1回行っている野鳥観察と鳥類調査をあわせたイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆4月29日(日)藤前干潟生きものまつり@藤前活動センター(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)→詳細はこちら(4月6日の日記 または NPO法人藤前干潟を守る会HP

☆5月12日(土)・13日(日)愛鳥週間イベント2018@名古屋市野鳥観察館→詳細はこちら(4月5日の日記  または チラシ(PDF))

☆5月26日(土)藤前干潟クリーン大作戦2018春(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)

☆コアジサシ営巣誘致募金実施中!(日本野鳥の会愛知県支部)→詳細はこちら(2月14日の日記)
 野鳥観察館でも募金の受付をしています。

 

明日の干潮時間10時07分 潮位 93cm
明日の満潮時間15時51分 潮位190cm

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カラシラサギが飛来しました。(恐らく)

2018-04-10 19:48:14 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時30分 潮位129cm

今日の満潮時間13時32分 潮位158cm

 

葉桜も終わり、稲永公園内ではハナミズキの花が見頃になってきています。

昨日の夕方見つけたオオルリは見つけることが出来ませんでした。天候が回復して移動していったようです。

しかし、冬鳥であるツグミはまだ複数羽を観察することができます。

護岸沿いを歩いていると、浅くなった川の水面をうごめく多数の生きものが。ボラの稚魚の群れを今年も見られるようになりました。

また、護岸沿いでは、コチドリを今日も観察できました。

 

そして・・・、満潮時間のお昼過ぎに、野鳥観察館の中からダイサギの群れの中でちょっと動きの速いコサギが2羽いるな?っと思って干潟を見ていました。コサギじゃない・・・?でも、あの鳥なら、まだ2~3週間早いよな・・・?

昼間見たこのサギが気になって夕暮れの干潟で探すと、夕日の逆光の中で干潟の先端を素早く動き回る2羽のサギを再び見つけました。600m以上距離があるので、はっきりとは見えませんが、急に走ったり、ターンしたり、動きが他のサギの仲間とは違います。

しばらくすると1羽は導流堤の裏側に移動しましたが、もう1羽は観察館前まで移動してきました。

(新川へ移動した1羽は冠羽が見えましたが、この↑の個体はまだ冬羽もしくは若い個体のようで冠羽は目立ちません。コサギやダイサギとは餌の探し方も違い、他のシラサギの仲間と違い頭が小さく見えます。

(写真、右ダイサギ、左カラシラサギ?)

はっきりと姿を確認できませんが、どうやらコサギではなく、カラシラサギのようです。カラシラサギは昨年は5月6日から16日まで観察されて、今年は約1か月早い飛来となったようです。

春のシギ・チドリの渡りは、昨日今日と天候が回復してダイゼンやハマシギの大きな群れは抜けたようで、今日はシロチドリ3、コチドリ2、オバシギ3、オオソリハシシギ1、ダイシャクシギ1、ホウロクシギシギ1と、再び少しさみしい干潟に戻りました。

ただ週末にかけて天気が下り坂になるようなので、再びシギ・チドリで賑やかな干潟に戻ってくると思います。

それまでの間、カラシラサギ(恐らく)には藤前干潟で過ごしてほしいものです。

 

明日の干潮時間 9時27分 潮位112cm

明日の満潮時間14時59分 潮位172cm

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【あと6日】写真展の作品募集

2018-04-09 18:56:36 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 6時27分 潮位112cm、19時00分 潮位 90cm
今日の満潮時間11時06分 潮位159cm
※今日は休館日です。

 

すでにご案内しているとおり、現在、名古屋市野鳥観察館では、「愛鳥週間写真展2018」の展示作品の募集を行っています。

テーマは昨年同様「わたしの好きな鳥」。

昨年のこのテーマが好評だったので、今年も同じテーマで募集しています。

どなたでも応募していただけます。あなたの好きな鳥のすてきな瞬間を収めた作品をぜひご応募ください。

作品募集締切日は今週末の【4月15日(日)】です。

詳しくはこちらをご覧ください。→「愛鳥週間写真展2018」展示作品募集チラシ(PDF) 

 

サクラ(ソメイヨシノ)は早くも散ってしまいましたが、稲永公園ではハナミズキの花がきれいに咲いており、またツツジのピンクのつぼみが次々と出始めています。

一昨日から急に寒くなりましたが、季節は止まることなく、進んでいるんですね。

さらに、公園内を歩いていたら、サクラの木に青い鳥↓をみつけました。サクラの花がもう少しもってくれていたらさらに良かったんですけれど・・・。

素早い動きでサクラの木にいた虫を捕まえているのを観察できました。

こちらは、↑で捕えた虫を飲み込んだ直後のオオルリ↓。

 

オオルリは土曜日(7日)から稲永公園で観察できています。

また、園内ではノビタキ、ヤブサメ、センダイムシクイも今日までに確認されています。

干潟の鳥たちの春の渡りも本格的に始まりましたが、山の鳥たちの春の渡りもいよいよです。

どちらも見逃せないですね。

 

明日の干潮時間 8時30分 潮位129cm
明日の満潮時間13時32分 潮位158cm

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少しだけ近くで観察できました(ただし超ド逆光)

2018-04-08 17:47:30 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時47分 潮位174cm

今日の干潮時間17時11分 潮位 85cm

今日も小潮で干潮時間が遅く、観察には一番悪い日でした。

ただ干満の差が少なく、満潮時間になっても庄内川河口部では干潟がわずかに残り、シロチドリやコチドリ、イソシギ、ダイゼンオバシギ2羽、ダイシャクシギ1羽、ホウロクシギ2羽が観察できました。

護岸の真下にいたコチドリ↑。

水際を小走りしながら餌を探していたイソシギ↑。

最大干潮時間の3時間前の14時頃からハマシギやオバシギの群れが集まりだしました。

最初は300羽程でしたが、15時過ぎに新川側の干潟が姿を見せ始める頃には、大きなハマシギの群れやダイゼン、オオソリハシシギが集まり、16時頃にはハマシギは1,300羽以上のカウントが出来ました。

群れが大きくなると、一部が再び庄内川河口部にも戻ってくるようになり、短い時間でしたが永徳スリップ西側の干潟にもオバシギが混ざったハマシギの群れが舞い降りました。

太陽が西に傾きかけた、眩しい逆光の中でしたが、今春一番近いハマシギとオバシギでした。

来週後半からは午前中の干潮時間を迎え、これから少しずつ数を増やしてくると、こんな機会がもっと増えてくるはずです。

なお、今日観察できたシギ・チドリは、シロチドリ3、コチドリ2、ダイゼン36、ハマシギ1,353、オバシギ17、イソシギ1、オオソリハシシギ6、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2 でした。

 

【藤前干潟に関わるイベント等のご案内】 

☆愛鳥週間写真展2018「わたしの好きな鳥」の展示作品募集中!【4月15日(日)締切】詳細はこちら(PDF)

☆4月28日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊~4月~@名古屋市野鳥観察館
 
渡り鳥調査隊は、毎月1回行っている野鳥観察と鳥類調査をあわせたイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆4月29日(日)藤前干潟生きものまつり@藤前活動センター(主催:NPO法人藤前干潟を守る会)→詳細はこちら(4月6日の日記 または NPO法人藤前干潟を守る会HP

☆5月12日(土)・13日(日)愛鳥週間イベント2018@名古屋市野鳥観察館→詳細はこちら(4月5日の日記  または チラシ(PDF))

☆5月26日(土)藤前干潟クリーン大作戦2018春(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦のHP)

☆コアジサシ営巣誘致募金実施中!(日本野鳥の会愛知県支部)→詳細はこちら(2月14日の日記)
 野鳥観察館でも募金の受付をしています。

 

※明日の月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の干潮時間 6時27分 潮位112cm
            19時00分 潮位 90cm

月曜日の満潮時間11時06分 潮位159cm

火曜日の干潮時間 8時30分 潮位129cm

火曜日の満潮時間13時32分 潮位158cm

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風が強く寒い日でした。

2018-04-07 17:37:27 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時06分 潮位190cm

今日の干潮時間15時59分 潮位 72cm

今日は雨こそ降りませんでしたが、北西の冷たい風が吹いて再び3月上旬に戻ったようでした。

今日、日中の最大干潮時間は16時頃と遅い時間でしたが、小潮で潮位が高く干満の差が少なく、満潮時間が終わって2時間後には干潟が姿を見せ始めました。

 

昨日の夕方飛来したホウロクシギ2羽は満潮時間でも少し干潟が残っていたので朝から観察でき、今日は新しくダイシャクシギも新たに1羽飛来しました。

他のシギ・チドリはお昼頃から少しずつ飛来しましたが、庄内川河口部の干潟に入らず、新川河口部の干潟に直接入った群れも多く、全体の数は押さえられなかったのでカウント結果は昨日よりも少ない羽数でした。

(今日は曇りの天気でしたが陽炎が目立ち、500m先のオバシギは全然解像してません。)

 

明日も今日と同じく小潮で干潮時間も遅くなりますが、干満の差が少ない日なので、お昼前には干潟が干出してきます。

春の渡りが最盛期になる頃には、羽数も多くなって群れもばらけて庄内川左岸などでも観察できる機会が増えますが、
まだ春の渡り前半でシギ・チドリ達が一つの群れで一斉に行動しているので、左岸など近くで観察できる機会はもうしばらく先になるでしょう。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ24、カワウ339、ダイサギ8、コサギ38、アオサギ3、マガモ1、カルガモ12、コガモ63、ヒドリガモ14、ホシハジロ1、キンクロハジロ46、スズガモ468、ミサゴ1、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ2、コチドリ2、ダイゼン29、ハマシギ937、オバシギ8、イソシギ2、オオソリハシシギ6、ダイシャクシギ1、ホウロクシギ2、ユリカモメ313、セグロカモメ7、オオセグロカモメ1、カモメ15、ズグロカモメ2 
※注)シギ・チドリは導流堤裏側の干潟(新川)に入ったため全数がカウント出来ていない可能性があります。

 

【愛鳥週間写真展2018の展示作品の募集をしています】

名古屋市野鳥観察館では、毎年、「愛鳥週間(5月10日~16日)」にあわせ、野鳥写真展を開催しています。

今年も皆さんから野鳥の写真を募集し、写真展を行います。

テーマは昨年同様「わたしの好きな鳥」。

昨年のこのテーマが好評だったので、今年も同じテーマで募集します。

好きな鳥のすてきな瞬間を収めた作品をぜひご応募ください。

作品募集締切日は来週末4月15日です。

詳しくはこちらをご覧ください。→「愛鳥週間写真展2018」展示作品募集チラシ(PDF) 

 

明日の満潮時間 9時47分 潮位174cm

明日の干潮時間17時11分 潮位 85cm

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