自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
僕と母の3.31
ふと前を見たら5月のカレンダー。昨日カレンダーをめくったのを思い出しました。
3月31日にお母さんは自宅からホスピスに向かいました。それから1か月が経ちました。
その時の状況を「他人事メソッド」で再現しました。
大矢君、お母さんの様子をまた見に来ました。やはりお母さん起きれません。
「せっかくお母さんが家を出る時、思い出を懐かしんで出かけていくと思ったのに。お母さんだめだ。体がきついんだな」
大矢君のお母さん、ホスピスへ行く介護タクシーが来る時間まであと15分。
やはりお母さん寝たままです。
「仕方ないなお母さん体がきついんだ。でもお母さんを車に乗せられるかな心配だな」
大矢君、懐かしむよりも心配になってきました。
あっお母さん、すくっとベッドを立ち上がった。
「待たせてしまうから」さらにお母さん歩き出した。
大矢君「まだ行くことないよ。運転手さんが来てからでいいから」
お母さん「トイレに行っておく」
大矢君とお母さん、ゆっくりゆっくり一緒にトイレに行きます。
大矢君,お母さんを後ろからわきの下を抱えて二人でゆっくりゆっくりでも確実に歩いて行きます。
ロボットのように一歩一歩歩きます。大矢君感動しています。さすが大矢君のお母さんです。
トイレを出て台所に行きます。大矢君、お母さんの進む方向に支えながら着いて行きます。
お母さんごみを捨てた。さらにお母さん玄関に行きます。玄関で立って待ちます。
そして運転手さんが来ました。運転手さんに車椅子に乗せてもらい車椅子ごと車に乗り込みました。
車が出発します。さすがお母さん、いざという時にやってくれます。「ありがとう。お母さん」お母さん満足そうです。
「お母さん、助かったよ」大矢君の言葉にお母さん満足そうに笑っています。
ホスピスに無事に到着しました。大矢君、お母さん、お疲れさまでした。
「雰囲気も職員さんも穏やかでいいな」よかったですね。待ったかいがありました。よかった。よかった。
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