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北東気流の街に生まれて
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西加奈子「舞台」の感想

太宰治「人間失格」に通じる作品と言われて僕もそうだなと思った。
もっとも僕は太宰治的な生き方を否定しようとしてきた。
「人間失格」を読んだ時に僕の見たくない自分の嫌な部分を見せつけられた感じがして嫌だったのを覚えている。
その自分の嫌な部分を見るのがこわかったのだと思う。
この西加奈子「舞台」も主人公、葉太が自分を演じている自分を意識している描写が続く。
僕もニューヨークに「地球の歩き方 ニューヨーク」を持って旅行に行った。
でも僕はブルース・スプリングスティーンのライブを観る為にニューヨークに行き、
観光はおみやげを買っただけで、ライブを観ることだけに集中したのだけど。
僕はその時のことを思い出した。
旅行に行くと特別な感情が呼び起こされると思う。
僕にとって幸せな旅行だった。
「舞台」では葉太がニューヨークではしゃぐ自分が恥ずかしいとたえず自省している。
でも僕は葉太が思わず有頂天になり観光を楽しんでいる時の描写が読んでいて楽しかった。
葉太はその後ではしゃいだことをひどく嫌うのだけど。
僕は葉太ほど自分を見つめていない。
嫌な自分を見るのがこわいからだろうけれど。
でも僕にも自分を演じている自分がいると感じる。
もう一度「人間失格」を読み返そうとも思うけれど、こわいからやめておこうかなとも思う。
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