自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン「Jack Of All Trades」を聴きながら母を想う
今の短時間の仕事では生活出来ないのではないか?家賃を払わなくて済むように実家に戻った方が良いのでは?
でも実家では近所の人の話し声が聞こえてくるので嫌だ。
昨日は母の生命保険の受け取り手続きで保険会社の人が来た。
渡された書類を見たら、母は僕に年金型の貯蓄をしていてくれていた。
僕が60才になったら毎月10万円もらえることになっていた。
すると後は国民年金がたとえ2,3万円でも加えれば細々とは生活出来ると分かった。
そんなことを僕は考えながらブルース・スプリングスティーンのアルバム「レッキング・ボール」を聴いた。
そして「Jack Of All Trades」を聴いていたらじわっと来て、僕は誠実に生きていこう。
何とかなるから捨てずに頑張ろうと思った。
僕が60才からもらえるようにしたのも母がそれまでは働くようにと思ってそうしてくれたのだろう。
僕がお母さんありがとうと言って、お母さんが満足そうに微笑んでいるのが見える気がする。
お母さんありがとう。僕は涙が出てきた。
写真の椅子は母がいつも座っていた椅子。
ヘルストロンとかいう電流が流れて健康になるという怪しい椅子だが、お母さんはいつもそこに座っていた。
もう業者に買い取ってもらい持って行かれてしまい、もう家に無い。
前日に写真を撮ったら、何かお母さんが天国に導かれて行ったような気持ちになる写真になった。
お母さんは10年ぐらい前にお父さんの看護をしている時にお父さんにつらく当たってしまったのを後悔していた。
それもありお母さんはもう一度教会に通うようになったようだけど、
お母さんはお父さんにゆるしてもらえたと思う。
僕はその手助けが出来た。
少なくとも僕はお母さんの看護、看取りを最後まで温かく出来た。
お母さんの失敗を繰り返さなかった。
それを受けてお母さんは安心して笑って旅立てたと僕は思う。
僕はこれからの生活が心配ではあるけれど、
大丈夫。お父さんお母さんが天国で見守ってくれている。
聴いていたアルバムは「Land Of Hope And Dreams」へ。
僕は僕が死ぬ時、この曲を聴きたいと思う。満足して聴ければいいなと思う。
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