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「おかえりモネ」を観終わっての感想

「おかえりモネ」の実質最終回を観終わっての感想です。
このドラマは最初モネの生き生きとした姿が中心だった。いろいろな登場人物の影があったけれど。
というか3.11の影が色濃く出ていた。
それでもモネが新しい場所に逃げて、そこで周りの人たちに癒されて自分のやりたいことを見つけて気象予報士になった。

そこまでで終わっても良かったのだけど、このドラマはここからが本質だった。
でも僕はモネが東京に出てテレビに出演している姿を観てもモネが楽しくなさそうに見えた。それで僕は2週間ぐらい観なかった。
すると僕の仲間から「おかえりモネ」観てる?と聞かれることが2人の人から言われた。
それから後で2週間分を観てそしてリアルタイムで観始めた。

そこからが凄かった。
ここから弱者の敗者の復活というかやり直しのストーリーとなった。
やりなおせない人も出て来たけれどその人の生き方も肯定する。
そして過去のやり直せない出来事も否定しない。人の弱さを認める、弱くていいのですと伝えていた。
そして努力してもどうにもならないことにそれを赦す。慈愛の眼差しを僕はこのドラマに感じた。

このドラマは後半は明るくない。ずっと鬱々と描かれていた。
でもそれでいいのだよとそれぞれの人の生き方を肯定する。励ます温かみを僕は感じました。
決してスカッと晴れ渡る明るさは無い。決して終わりにはならない過去もある。でもそれでもいいのだよと肯定してくれているのだ。
僕はその視線に僕は励まされました。
僕もいろいろ失敗したけれど、それも含めて今がある。
おおらかには笑えないけど少しうれしいと微笑みが出る。
そんな僕の背中を押してくれるドラマでした。
僕も「おかえり」と言ってもらいたいな。
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