Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

最後の戦い(ンゴロンゴロ)

2013-05-10 20:10:20 | タンザニア
良いお天気になったのはいいけど・・なりすぎで暑い。

まったく、人間と言うものは年をとると丸くなるにはなるのだが・・とりすぎると角がたつばっかり。
学習能力もなくなるし、都合の悪い記憶だけは残して、自分の都合のよい良いうにつくりかえる。
書面に残っていても・・『納得しない』の一言でおしまし。まったく・・

っていうのが本日の愚痴でした。

気を付けないとkおばちゃんもあっち側の人になってしまいます。

○2月6日(水)

ンゴロンゴロンのクレーターのなかをゲームドライブするkおばちゃん。でも、ルートはドライバーのM氏にまかせっきりです。

草食系の動物を見ながらしばらく走っていたのですが、樹木がぽつんぽつんと現れるようになりました。


樹木の向こうに見えるのは山ではありません。クレーターのふちです。あそこから降りてきたということですね。

見慣れない動物もでてきました。シマウマとヌー以外・・ということですけどね。



イランドCommon eland・・だと思いました。


こんにちは!おじゃましてます。


だんだん樹木が多くなってきたように見えます。


向こうに見えるのは・・相変らずのヌーですけど。

そんなときに、ドライバーM氏は車を止めました。そして向こうの3本の木のところについて話を始めました。


およそ150年前、ここで最後の戦いがあったそうです。それは、マサイとDatoga族との間の戦い。
そして、ここでDatogaの勇者が殺害されて、マサイによってDatoga族はここから追い出された・・と言うことでした。

だから現在はマサイ族しかこのンゴロンゴロに居ないということらしいです。

へーーそんな歴史があったんだ・・と初めて知った無知なkおばちゃんです。

で、帰国してから少し調べて見ました。

もともとこの地区に人類が入植したというか移動して来たのはおよそ2000年前のIraqwの人々。彼らはここで牧畜を営んだわけではないようです。キビを栽培していたようです。彼らは現在ンゴロンゴロの高地とマニャラ湖の方面で栽培を続けているようです。
その後300年前にはマサイ族とDatoga族がやってき、牧畜をはじめた言われています。

そして、この部族間に争いは絶えずあり、その最後は150年前ということのようです。

この戦いに敗れたDatoga族はンゴロンゴロを追い出され・・マサイのものになったということのようです。
それ以来、半定住化したマサイ族の牧畜を営んでいる。

ということがどうもここの歴史のようです。

150年も昔にそんな戦いが、あの3本の木のある場所であったのか・・と今更ながらに思うのでありました。
コメント
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