今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

我が国の医療制度の有難さが身に沁みる私 

2015-12-06 07:31:17 | 日記

夫は肝臓がんを患い、それ以来、長い闘病生活に入りました。

既に6年以上が経過しようとています。

心が張り詰めるような心配な状況にも、幾度か見舞われてきた私。

その都度、無我夢中で、私なりに最善と思う対応を心がけ、頑張ってきたつもりですが・・・・・・。

今となっては、一つ一つ思い出す事がままならないほど、色々なことがありました。

今も、心を休めることができない厳しい状況です。

 

経済的な負担も、年金暮らしにもかかわらず医療費が三割の我が家は、数字上は相当なものになります。

過去の職業、収入のいかんにかかわらず、国民・厚生年金支給額には上限がありますよね。

ですから、退職後の年金暮らしの収入の差は、お給料の時のように大きくはないはずです。

企業年金があるかたでも、副収入がない限り一割が当たり前ではないか、と。

日本一の生命保険会社の部長さんでいらした前のお宅のご主人様ですら、今は一割とのことでした。

 

高齢者の医療費は大半の方が1割とはいえ、収入の差については、私の認識不足があるようです。

企業年金のない方、国民年金のみで暮らす方など、いろいろでしょう。

お給料の時のような差はないにしても、収入の差は紛れもない事実。

このことを心に留め、老後破産を心配される方々にも、思いを馳せなければなりません。

 

 

ではなぜ、我が家は三割なのでしょう。

その訳は、退職金の一部を会社に預け、年金に充てたためです。

そのため、老後の生活費にしては、とても恵まれた収入です。

その対応が良かったのかどうか、今は多少の疑問を感じていますが・・・・・。

 

恐らく、そうしなければ、未熟な私の判断で投資などに回し、増えるどころか激減していたに違いありません。

我が家の財産管理は、すべて私の役割ですから。

ですから、夫の賢い選択に、今は感謝一杯でいます

 

しかし一方、そのために、医療費は三割、介護費用も今年度の八月から二割となり、その負担が我が家の家計に、数字上はずっしりと重くのしかかる事に。。

但し、幸いなことに、その負担の大部分を医療保険で賄えている我が家。

それが、想像以上に身を助け、ストレスの解消にもなってくれています

 

割と最近の記事で、私の目標の貯金額をほぼ達成した、と書いたことがありました。

年金暮らしの身で、よくそんな余裕があるわね、と怪訝に思われた方々もいらっしゃるのでは。

それは、上記に挙げたような我が家の事情からです。

 

私は、節約の五年間ほぼ国民・厚生年金のみで暮らし、企業年金の八割がたを貯金に回してきました。

年金運用に回した退職金のかなりの部分を、五年間の節約で取り戻せたように、感じています。

 

 

旦那さまの賢明な退職金の配分同様に有難く感じているのは、我が国の皆保険の医療制度です。

アメリカでは、オバマ大統領の努力で、やっとこの制度が、最近敷かれたようですね。

世界を代表する豊かな民主国家のアメリカで、貧しい人たちが医療の恩恵がなく、まともに治療が受けられない国だった何て、信じられないことですが。

 

その点、日本は皆保険のために、医療費の自己負担の割合がとても低い上に、さらにいろいろな助成や支援も受けられます。

私は恵まれた環境で暮らさせてもらっていますが、そんな身にも、十分な恩恵があります。

その中でも、高額療養費制度は、いくら感謝してもしきれないほどのもの。

このことについては、既に以前にも書いたことがありますから、詳細は割愛します。

 

今、74歳の夫は、上限が44400円。

入院が継続したとき、四か月目から、上限がほぼ半額になります。

決して安い金額ではありませんが。

最近介護保険の利用金額の支払いにも、上限があることを知りました。

やはり44400円。

 

私の計算では、すべてが在宅医療になると、医療費、介護保険の利用費を限度額いっぱいに我が家は使用することになるでしょう。

そうなると、我が家の場合、十万円は軽く超えてしまいそうです。

おむつ代、医療用のガーゼ、テープその他の医療用品の支出も、思のほか大きいです。

その時は、入院保険は利用できませんから、すべて自費となり、家計の負担は相当のものになりそう。

今は止むを得ない事情で個室にいますので、差額ベッド代には保険が適用されず、とても大変です。

 

退職金の一部を年金に回したことは、我が家の場合は、特殊な経緯から、よい選択だったと思いますが

医療費の割合が高くなったりすることを考えると、考えものですね~

まだお若い方は、医療負担が老後軽くなるように、この点は色々工夫されるのが、賢明かと思います。

 

 

 

一割の方は、上に挙げた額が三分の一になりますから、うらやましい限りですが。

一割が、二割に昨年からなったのでしたね~

間違った記述を今までしてしまいました。

一気に二倍では、その負担感も相当なものでいらっしゃるのでは。

 

けれど、人の命はお金には代えられません。

こんな事を話題にすることさえ、不謹慎に思えますが、皆様の参考になれば、と思い書かせていただきました。

 

但し、このような制度も、自ら調べ、知りつくさない限り、この恩恵を最大限に利用するのは、なかなか大変なこと。

かなり複雑な内容です。

区の職員さんが、積極的に教えて下さるわけではありません。

それどころか、間違った計算をされ、戻る金額数万円ををもらい損ねてしまいそうな経験もしました。

皆さまは、この知識に精通し、賢く利用なさってくださいね

この忙しい中、私も最近届いた葉書を持って、高額療養費制度による還付金の手続きをするため、近日中に区役所へ、また行く予定でいます。

 

追記

読み直し、内容が金銭に関したことばかりで、少々恥かしくなりました。

昨夜から、投稿することにためらいが起き、悩んでばかりでしたが。

折角綴ったので、思い切って公開にします。

医療費の支払に数年追われ続けてきたわが身の経験が、皆様の参考に多少でもなれば、幸いです。

明日はこの続編を載せる予定です。

 

 

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