今回のオリンピックの祭典は、主催国のブラジルが深刻な政治的問題を抱え、厳しい財政事情であるにもかかわらず、成功裏に終わり、私も心から嬉しく思いました。
最後のブラジル対ドイツのサッカー決勝戦。
ブラジルが優勝したときの、スタンドに沸き起こった歓喜の渦。
その光景の凄さが、今も私の脳裏に焼き付いています。
ここまですべてが順調にいくとは、ブラジルの国民も政府も、想像だにしなかったことでしょう。
多様性を認めるお国柄のブラジルに敬意を表し、心からおめでとう!、と言いたい気持ちで一杯です。
木の幹のモチーフや一輪の花をシンボルにして環境保全を謳いあげた開会式。
とても温かな演出で素晴らしかった、と思いました。
実は、私はその開会式の中継を途中から見始めました。
広島の原爆平和記念式典を観終わってから、オリンピック放送にチャンネルを切り替えた私です。
オバマ大統領が参列した式典。
その象徴的な出来事とオリンピックの開催日が同時だったことに、私はとても深い感銘を受けました。
今、世界はかってないほど不安な状況にありますが、今日この日の出来事は、世界平和の象徴のように思えました。
いろんな困難や障害を乗り越えて、いつか核兵器も廃絶され、オリンピックで示されるような世界平和が必ず実現する。
祈りを込めた確信が、私の胸にこみ上げた日です。
被爆者の身である私には、忘れられない八月六日となりました。
難民選手団の参加も、このたびのオリンピックの大きな特徴でしたね。
どこか痛々しくて切ないものがありましたが、私も心からの声援を送りました。
難民問題は、決して他人事ではありませんもの。
市井の普通の人達が国を追われてさまよう姿は、とても悲しく辛いことです。
ドーピング問題の発覚で、ほとんどの選手が参加資格を失ったロシア。
国威高揚のためには手段を選ばない強化策の愚かさが厳しく糾弾されました。
選手たちは政府の方針に従わざるを得なかった或る意味、犠牲者では?
そう思えないでもありません。
これもまた痛ましく悲しい事でした。
いろんなことを考えさせられた、感動的なオリンピックでしたが・・・・・・。
日本選手の活躍は素晴らしかったですね~
私が試合を観ていて一番感動したのは、リレーにおける四人のアスリートたちによる銀メダル獲得のレースだったかもしれません。
日の丸が、あんなに美しく誇らしく感じられた事がかってあったでしょうか。
そう思えるほどの感動でした。
次はいよいよ四年後に、我が国が主催国のオリンピックが催されます。
小池氏が都知事になってから見直しの案件がいろいろ出てきたりして、今一つ盛り上がりを欠いているようですが・・・・・・。
もしかすると、何兆円もの資金が必要になるかもしれないオリンピック。
決めた以上は,その反動で、後々困らないようにしてほしい。
その資金を有効に使い、日本と世界の将来の平和と発展につながるような価値ある素晴らしいオリンピックの実現を目指してほしいものです。
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