築地に存在する多種多様な片手袋。テレビなどで「日本の食を支えているのは片手袋だ!」なんて言うと馬鹿にされてしまいますが、結構本気でそう思ってます。
「日本の食を支える築地で働く人達が、毎朝忙しくしている裏側で大量の片手袋が生まれている」と言った方がより正確だと思いますが。
でも先日、より具体的に築地を支えている片手袋と出会いました。
こちらは築地のとある飲食店の裏側で干されていた片手袋二枚。なんらかの目的があって敢えて片方になっているんだと思います。そしてこの片手袋達、汚れてるんじゃないんですよ。何らかのタレが染み込んでいるんですよ!
つまり、鰻屋さんとかで「うちのタレは創業以来百年間、注ぎ足して使ってるんです!」っていうのよく聞くじゃないですか?あれと同じような事がこの片手袋達に起きてる訳です。
まあ“実用系片手袋”なので一般的な片手袋とは違いますが、嘘偽りなく築地の食を支えている片手袋でした。