普通な生活 普通な人々

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震災に思う

2011-04-13 00:07:24 | 普通な人々<的>な
 日本を襲った未曾有の災厄。
 どうしても思い出してしまうのが、眠れる預言者といわれたアメリカのエドガー・ケイシー(1877~1945)が残した、日本に関するケイシーにとってはとても希な予言の内容だ。それは予言したとされる年月の内には起こらなかった。したがって眉唾とされた過去がある。
 そもそもケイシーは予言によって名を残したのではない。リーディングと呼ばれる催眠状態での病気診療が彼を有名にした。アカシック・レコードと呼ばれる智慧の宝庫と催眠中にリンクし、そこにすでにある解決の方法を伝えるという能力こそが、ケイシーの能力であり、予言は副次的な産物といっても良い。
 その予言の詳細は省くが、1958年から1998年の間に、日本の大半が水没するという知る人ぞ知る予言だった。時期的にはまったく外れている。
 だがケーシーの予見した日本水没の原因は火山噴火、地震などの天災によって引起される地殻変動によるわけで、今度の東日本大災害が引起している各地で頻発する地震は、まさにケイシーの日本沈没予言をシナリオとして理解することも出来るほどに差し迫ったリアリティーを感じる。
 エドガー・ケイシーという稀有な能力者が本物か眉唾かなどと議論するつもりはない。ただ今回の地震、津波の被害を見るとき、ケイシーの予言と被る部分があるというに過ぎない。ただそれでも、こうした未来を見ていた人間がいたということには、なにか示唆的なものを感じるのだ。そして、その予言的言葉になにか未来への叡智が宿ってはいないか、検証してみる価値は充分にあるような気がしてならないのだ。