今年に入って、どうも去年までと違うなと感じるところが一つだけ。
いやに時間の経つのが、遅い。
去年までの時間感覚で言えば、すでに建国記念日(あ、2月11日ね)は、過ぎているところだ。
あれ? まだ1月だっけ? てな感じ。
皆さんはどうですか?
そんなことはありませんか?
思うに、明らかに時間の進みが遅くなっているのだろうと、ボクは思う。
量子論的には、時間はないものなのだそうだ。
現在も過去も、実は現在に集約されるものであって、概念としては存在するとしても実際にはないのだそうだ。
そのことを、実は仏教でははっきりと言葉にしている。
因果倶時。
すごいよね、3000年近く前に説かれた概念ですよ。
時間というものは、確かに自分にとっての物差しではあるし、他とのある種の共通認識のための単位ではあるけれど、実は自分だけのものであって、それは自由気ままに伸び縮みさせることもできるものというわけだ。まるで輪っかの様に無限ループさせることもできる理屈だ。
因果倶時だから、時間を止めてしまうこともできる。一瞬の点にすることも可能ということになるな。
それだから、ふと気づくと自分の都合が良いように、時間は歩みを変えているということなのだろうな。
いま、時間の経つのが遅いと感じているわけで、ボクにとってどんな都合があるのだろう?
そこのところは、自覚のない無意識領域の話なわけで、この不可解さが、堪らないわけですよ。
今年も、こんな感じなんだろうかな?