実習から帰ってきた4年生がしばらく夏休みを取った後、やっと卒論完成に向けて取り組みを始めた。
今日は新しくなったサイベックスの使い方を指導した後、卒論執筆のヒントになるような内容について指導した。
実は、卒論だけでなく、私の頭の中にここ1年くらい取り付いて離れない考えを教えただけである。
CKCは主動筋と拮抗筋の共同収縮により関節が安定するという側面がこれまで強調されてきた。
それ故、ACL再建後のリハビリに有効とされてきたのである。
私が最近注目しているのはそういった側面ではなくて、CKCの時に起こる二関節筋の抑制現象である。
すなわちレッグプレスを行うと内側広筋や外側広筋は強力に収縮するものの、大腿直筋やハムストリングにはあまり強い収縮は見られなくなる。
これらの現象を別の角度から見ると、関節中心に近い単関節筋(遅筋)が強く収縮して、関節中心から遠い位置にある二関節筋(速筋)が抑制されていると解釈される。
これは、高齢者などの虚弱者のトレーニングとしては最適である。
なぜなら、変形した関節の負担となる外側の筋肉があまり収縮せずに、関節を保護する深部の筋肉が収縮するからである。
最近はやりのコアマッスルを鍛えるというピラティスとか、腰痛のactive lumbar stabilizationにも通じるところがある。
最近は高齢者のトレーニングとしてスロートレーニングなどと言うことも言われ始めているがそれにも当てはまる。
つまり、CKCは高齢者や女性のトレーニングとして非常に安全で有効ではないかと思うのである。
これは、もちろん私がこれまで提唱してきた変形性膝関節症の入浴エクササイズにも当てはまる。
今日は新しくなったサイベックスの使い方を指導した後、卒論執筆のヒントになるような内容について指導した。
実は、卒論だけでなく、私の頭の中にここ1年くらい取り付いて離れない考えを教えただけである。
CKCは主動筋と拮抗筋の共同収縮により関節が安定するという側面がこれまで強調されてきた。
それ故、ACL再建後のリハビリに有効とされてきたのである。
私が最近注目しているのはそういった側面ではなくて、CKCの時に起こる二関節筋の抑制現象である。
すなわちレッグプレスを行うと内側広筋や外側広筋は強力に収縮するものの、大腿直筋やハムストリングにはあまり強い収縮は見られなくなる。
これらの現象を別の角度から見ると、関節中心に近い単関節筋(遅筋)が強く収縮して、関節中心から遠い位置にある二関節筋(速筋)が抑制されていると解釈される。
これは、高齢者などの虚弱者のトレーニングとしては最適である。
なぜなら、変形した関節の負担となる外側の筋肉があまり収縮せずに、関節を保護する深部の筋肉が収縮するからである。
最近はやりのコアマッスルを鍛えるというピラティスとか、腰痛のactive lumbar stabilizationにも通じるところがある。
最近は高齢者のトレーニングとしてスロートレーニングなどと言うことも言われ始めているがそれにも当てはまる。
つまり、CKCは高齢者や女性のトレーニングとして非常に安全で有効ではないかと思うのである。
これは、もちろん私がこれまで提唱してきた変形性膝関節症の入浴エクササイズにも当てはまる。