河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

7月メインオープンキャンパス

2023-07-16 | 大学
今日は7、8月に3回行われるメインオープンキャンパスの初日であった。

天候には恵まれ、参加者も久しぶりに盛り返し、賑やかなオープンキャンパスとなった。

私は午前中の全体会議で学長挨拶を行い、その後、いつものように動作解析のデモを行った。

8月の残りのオープンキャンパスでも、たくさんの高校生に来て欲しい。


学長挨拶で本学の歴史の話を少ししたのだが、あまり知られていないようなので該当部分をここに書いておくことにする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本学が高梁市との公私協力方式により設置されたことは冒頭で触れましたが、高梁市は歴史的にも教育に熱心な土地柄です。

歴史的には江戸時代末、松山藩の藩政改革に取り組み多大な成果をあげた陽明学者の山田方谷(やまだほうこく)が有名です。
山田方谷は現在の貨幣価値に直すと100億円あった松山藩の借金をたった8年で全て精算し、その上100億円の貯金までしてしまいます。
8年間で200億円作ったわけです。
この松山藩の財政破綻を救った業績が今注目を集めており、山田方谷をNHKの大河ドラマに取り上げてもらおうという運動が起こっています。
その運動の一環として、現在、山陽新聞に山田方谷を主人公にした「孤城 春たり」が連載されています。
この山陽新聞連載小説にも度々登場する方谷の子弟の中に福西志計子(ふくにししげこ)という女性がいます。
この福西志計子が岡山県初の女学校である順正女学校を設立し、その跡地に本学を運営する学校法人順正学園は誕生しました。
高梁キャンパス内には、順正女学校の寮として使われていた順正寮の修復保存工事を行った順正記念館があります。

その他にも大学の裏手にある臥牛山山頂には国指定重要文化財の備中松山城があります。
雲海に浮かぶ天空の山城として有名です。
また大学のすぐ傍には国指定名勝の美しい庭園を有する頼久寺があります。
最近では日本遺産「ジャパンレッド」発祥の地 弁柄と銅の町・備中吹屋がクローズアップされています。

今日のオープンキャンパスをきっかけとして、本学とともに高梁市にも親しんでいただきたいと思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする