息子が提げてきた日本酒を二人で呑んだ。もちろん、ぬる燗で。
口にふくむ。旨い。なめらかな甘さが口に残る。久しぶりに旨し酒と出会った気がする。
この酒は岡山県浅口市にある丸本酒造の『瀞』(とろ)という純米無濾過生原酒。槽(ふね)で搾った中汲みを、秋まで-5℃で生熟成、飲めば飲むほどに、ふくよかな味わい深い旨味を感じさせます、とラベルに書かれてある。自社栽培山田錦100%、精米歩合60%。
こりゃー、旨いなあ、の連発。酒の味をおしゃれに語る言葉を二人とも持ち合わせていないのでうまく表現できないが、とにかく笑顔がこぼれる。
これだから週末はこたえられない。旨い酒と出会えるのは週末の大きな楽しみの一つだ。