昨年12月下旬に突然、カミさんを失ってから1ヶ月半、すっかり読書から遠ざかっていた。本に向かう意欲がまるで湧かなかった。
日曜日の朝、表町商店街に用事があって出掛けたついでに丸善に寄った。ベストセラーの棚に行くと、トマ・ピケティの『21世紀の資本』があった。数日前に来日して、31日に東大で特別講義をされたばかりで、ネット「東大.TV」でも講義の模様が配信されているようだ。
所得の格差、富の格差の研究で英語版が出るとアメリカでベストセラーとなった話題の本で、日本語版が昨年12月末に発行されたのでずっと気になっていた。しばらく立ち読みをする。面白そうだ。活字の小ささと本文600ページを越えるボリュームと税込み5,940円の本代に気圧されたけど、負けずに買った。
早速、天満屋の前のスタバに寄り、1時間ほど読書タイム。格差というテーマのグローバルな研究成果をどれだけ理解できるか分らないけど、久しぶりの大作に読書意欲が刺激されて、爽やかな気分でスタバを後に、バス停に向かった。