きのう青葉の森のお気に入りにいりルートでヒメギフチョウさんの食草であるトウゴクサイシンの生えてる斜面を探しながら、目につけば葉っぱを裏返して、卵が産み付けられていないか、幼虫たちがもりもり葉っぱを食べていなか、確かめつつ歩いていたところ、ベンチにオジサンが座っていた。
大きな望遠レンズをつけた一眼に三脚。見るからに、野鳥撮影のオジサンだ。野鳥のきれいな写真を撮るためには500m以上の重くて大型のレンズと重い三脚が必要であろうが、車もないし、近郊だって、これらの機材を手にしたり、背負ってブラブラするほどの体力もないので、うらやましくもあるが、オイラのライフスタイルではかなわない。
「鳥の撮影ですか?」
と聞いてみたら、そうだと返事してくれたので、
「オオルリは、やっぱGW明ごろですか?」
と、重ねて聞いてみたら、
「いや、もう来て鳴いていたよ。3羽ぐらいいたよ。」
と教えてくれた。
3月から、週に1、2度もこの青葉の森をぶらぶらしているのだが、あのオオルリさんの美声にはとんと巡り会えていないので、もう少しあったかくなったらオオルリさんもキビタキさんも、サンコウチョウさんも渡ってくるのかなと思っていたが、オオルリさんがもう来ていると教えられると、ヒメギフチョウさんめぐり逢いの課題に加えて、なんかそわそわした気持ちになってきた。
動画を調べたら、昨年、下記の動画を撮影したのは5月26日とあったので、そのあたりにまたオオルリさんに再会したいなと思っていたが、それなら、これからもっと耳をそばだてて歩こうと思って、動画の鳴き声を復習することにした。
昨年のオオルリさん
耳をそばだてても、野鳥初心者たるオイラには、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、メジロ、ヒヨドリさんたちぐらいの声しか耳に入らない。
いつもの小道をとぼとぼ歩きながら、花たちの新しい仲間にも再会してきた。
スイカズラ科のガマズミ、ミヤマガマズミとの違いをもっと精査しよう。
真っ白に輝く木。バラ科ウワミズザクラかな。イヌザクラとの違いをもっと精査しよう。
ユリ科マイヅルソウも咲きだした。この森のユリ科は、カタクリ、チゴユリ、とすでに咲いている。この森だけでユリ科は何種類くらい咲いているのだろう。日を追って、調べていこう。
青葉の森のいつもの帰り道の舗装道路に出て、トボトボ歩いていたら目の前の柵のワイヤーに黒い背中の見慣れぬ小鳥。目を凝らしたら・・・ああ、オレンジお首のキビタキ♂くんではないかは。昨年もこの場所で出会っていたので、昨年の個体か子孫か。
あわててG3Ⅹのレンズを向けて動画撮影を撮影したが・・・・失敗。ボケていた。ファインダーをのぞいて撮ったのだが、視力も落ちたのか、ファインダーの視度調整が不調だったのか・・・
この手のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)は、高性能でも機能が単純なので、ピント合わせは一眼にはかなわないと思った。つくづく、あの一眼オジサンたちのようなレンズが欲しいと思った。手持ちでもかのうな軽量高性能レンズを探そうかと思った。(単に、コンデジの扱いに精通していないだけなのに、すぐ他に手を伸ばせようとしている、治らぬ病癖)
ボケてしまった2020.4.27のキビタキ♂くん
GWも青葉の森に足繫く通おうと思った。不要不急どころではない。