かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

10日間天気よし!山の天気よし!  

2020-07-31 18:49:28 | 日記

「あと10日間が瀬戸際だろう。」

「え!天気がですか?」

「天気じゃないよ、コロナ感染状況に対する県外移動の自粛のことなんだよ。」

「緊急事態宣言が、また出るんですか? 政府は出す気がないし、出しても意味がないから出すはずないよね。」

「こんな状況じゃ、地方からどんどん反旗ののろしが上がってきて、あと10日もすれば、赤羽大臣の【ウイズコロナ時代の安全安心の新しい旅のスタイルを定着させる大きなチャレンジ!】発言は炎上し、西村大臣や菅長官の〇〇のひとつ覚え的お題目【感染防止と経済再生を両立】は、兵どもの夢と潰えるだろう。まもなく、緊急事態宣言を渋る政府をしり目に、地方のクビチョウからどんどん地方版緊急事態宣言がだされるだろう。沖縄は今夜にも出そうとしているし・・」

「ああ、それなのに、それなのにアンタはでかけるの?」

「でかけるとすれば、あと2,3日がこの夏の最後のチャンスだろうな、堂々と大手を振ってと県外移動できるのは。」

「GOTOに乗っかるんですか?」

「あんなドロ舟、乗るわけないだろう、テントだし、日帰り温泉だし・・・・でも、何か引っかかるなあ、20208月の入り。」

 

     

 

      2019.7 白馬山頂から、左から鹿島槍・槍穂・乗鞍の山影

 

 

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岩手県、宮古島おまえもか!

2020-07-30 10:28:31 | 日記

7月28日雨あがる。東北・北陸・甲信越の梅雨明けは、いましばらく持ち越されたが、10日間予報は、8月から晴れマークが目立ちはじめた。もう、2.3日待ってみるか。

ミンミンゼミの初鳴きを聴くが、気温は25℃とミンミンの盛夏は今少しか。どこかで、ニイニイに交じってアブラゼミも聴いたような気がするが、気のせいか。

全国的な感染の広がりにあわせて、とうとう岩手県での感染者の発表に加え、沖縄県の宮古島でも一人の感染者が出た。なつかしい宮古島市長のお顔。同じニュースで石垣市長も出ていた。本土の感染者が石垣島や西表島を観光したみたいだ。だが、ここにおいても、離島のクビチョウさんたちは、来島の自粛をアナウンスしていない。第一派の経済ダメージは相当なものだったようだが、今や、感染者数は3月末のあの時の数字を超えている。さらなる経済ダメージを想像できないのか。

現状この国は、Go Toトラベルの旗振りをはじめ、日本国内の移動を制限していない以上、今の状態は予想されていたとはいえ、この広がりの速さに、もう2,3日待ったはいいが、「時すでに遅し」→Stay Home!  Go To Home!となるのか8月第一週。

 

    

          北ア朝日岳頂上から白馬方面(2019.7.25)

   

このピークから2日間かけて日本海に下ったが、その栂海新道、大雨のせいで登山道が崩壊し、通行禁止とか。夢幻のようでもある。

ヤマケイ記事

 

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雨のアルプス

2020-07-27 16:23:05 | 日記

雨・雨・雨、末期の梅雨前線が、東北から北陸、九州北部まで寝そべっていて、雷をともなった局地的な大雨警戒との気象情報。山岳地帯もしかり、北アルプス北部の天気予報をみても、これから3日間は、気温10度前後、風速20m前後と冷たい暴風雨となりそうである。例年なら、夏山にわんさかヒトが歩きだしている頃合いである。

連休中も、アルプス北部は雨だったみたいで、Facebookを覗いたりりすると、白馬から祖母谷方面へ下ったグループなど、濁流と化した歩道を下るのに苦労した様子である。夏山の悪天といえば、いつも2009年7月の大雪山系トムラウシの低体温症による8名の遭難事故を思い出す。暴風雨のような悪天ながら行動したのは、あれはツアー会社の企画だが、計画通り実行しようとしたことが原因の一つに挙げられていた。しっかりしたリーダーの下での活動であれば心配もなさそうだが、グループでの歩きだとどうしても、「誰かさんの都合」に合わせてやりたくもなり、暴風雨のような悪天でも小屋をスタートする傾向にあるようだ。どんなに高性能な雨具だって風雨に2、3時間さらされれば、体の内側から濡れてくるものであり、それでも行動していれば、少しは汗ばむのだが、平地や下りになると体が冷えてこよう。

オイラは、低体温症ではないが、一昨年の黒部源流地帯をソロで歩行中、1日中の大雨で激流と化した源流まで山を下り、張ってあるというロープの所在も確かめずに渡ろうとして「死神が微笑んだ」経験がある。渡ればあと30分で三俣山荘だという地点、沢を目の前にして渡ろうか渡るまいか20分ほど迷ったあげく、「やっぱやーめた」と3時間ほど雲ノ平小屋に引き返した。あの時無謀にも渡っていたら流されて、翌朝黒部ダムに浮かんでいたのではないかと思うと、いまでも背中に寒いものが走る。低体温症であれ、流され遭難であれ、「魔がさす」のが一番怖い。ヒトはなにかしら「不合理性」をもった生き物なのだから。遭難記事を読んでいると、説明のできない行動がいっぱいある。

だから怖いので、週末からのアルプス行き、このいつもと違う天候、必ずや雨や雷にも遭うことだろう。「石橋をたたいても渡るのをやめる」、「君子危うきに近寄らず」、「引き返す勇気も必要です」、などの家訓をつぶやきながら、歩いてみよう。おおっと、「列車にバスにケーブルカー、しっかり消毒、三密も守ろうね。」

 

ヤマケイ山の天気

 

     

             

        晴れてくれるかな、アルプス北部の山々

 

 

 

 

 

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10日間予想

2020-07-26 11:19:15 | 日記

日本気象協会の10日間予想を見ると、東海以西は30日(木)あたりからお天気マークと曇りマークが、雨傘マークを凌駕するようになっており、どうやら梅雨明け模様である。

関東甲信・北陸・東北地方はというと、30日(木)にいったん晴れるが、そのあとがいけない。雨傘と雲マークのコラボレーション。梅雨明けは、お預けということか。

どれぐらい予想が当たるのか分からないが、月末に梅雨前線は、やっと北上気味になることが分かったので、イチかバチかアルプスに出かけるのは、このあたりだろう。例年の「梅雨明け10日」は、もう期待できないので、月曜日から準備しよう。

日本気象協会10日間予想

そこまではいいとして、問題は、コロナ感染状況の10日間予想の方だ。

日本国内の感染者数を、例えば20日前の7月5日は208人、10日前の7月15日で450人、昨日7月25日だと803人、波はあるが、傾向として10日ごとに倍々と増えている。この国の為政者は「三密と大声の防止」しか唱えていないから、感染拡大は今後も今の傾向のまま推移し、10日後の8月5日あたりは、1日で2000人近くに達しているものと「子供にだって」予想される。

山に行って、ラジオやネットで報道をテントの中や尾根の上で刻々と確かめることにしているが、緊急事態宣言が再度打ち出され、「県間の移動自粛」がアナウンスされれば、スゴスゴ山を下りてこよう。

NHKによるコロナ情報

GO TO トラベルの利用でもなく、東京都民でもなく、大宮経由の運行経路でもあり、さらにはテント泊でもあることから、「現状」山に行くことについては後ろめたさはと不安はあまりないのだが、今年は、お天気同様、何かしっくりこない夏だ。

 

 

      

       2019.7 白馬杓子岳天狗菱

 

 

 

 

 

 

 

 

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名前が分からない花たちへ

2020-07-25 09:23:50 | 日記

7月24日、18:40、仙台でのヒグラシ初鳴き、を聴いた。いよいよ、夏もクライマックスと言いたいところだが、梅雨明けは当分ありそうもなく、今日は、27度もあったが、日差しがない分、真夏の感はいまだなく、絶頂をまたずして7月を終えようとしているのか。

歩いて40分、長町のMOVIX仙台にみゆきさんの夜会Vol.20「リトル・トーキョー劇場版」を観覧に行ってきたが汗だくになることはなかった。マスクに検温、ソシアルデスタンスに間引きされた椅子に座って映画鑑賞も、「つかの間の幻影」として記憶されるのか、今の感染状況を踏まえると秋に向けて再休業も予想されるところであり、約50人足らずの観客ととともに、「短い休息日」をくつろぎながら、2019年1~2月のみゆきさんを楽しんだ。「リトル・トーキョー」のキーワードは、「放生・ほうじょう」=とらえられた生き物を開放すること、であったが、「転生」といい、「敗者復活戦」といい、みゆきさんの人生観は、「時代」当時からぶれていない、まっすぐだ。「つまずき、落ちこぼれ、倒れた者への深い眼差し」。

 

 

カメラをもって、野原や公園を散歩しながら記録した草花や動物たちの名前が分からないと、手元の図鑑やネットの図鑑で調べてやっと答えに到るのは快感であり、分からないままだと何かしら胸につかえ、消化不良のままだ。

どうしても分からないと、花ならば「はなせんせ」、昆虫や小鳥であれば「図鑑.JP」というサイトの掲示板に投稿すると半日も立たずにいやみの言葉もなく答えをいただく。世の中には親切で、その道の達人がいるなと、常々関心するとともに、おのれの不明を恥じいるが、ネットとはいえ「自分ではどうにも解決できないことをヒト様のお世話になって答えをいただく」こともありかなと、「自己顕示」と「誹謗中傷」が蔓延する病理的なネット社会にあっても、まだまだ頼れる社会のあることを信じていこう。

いきものの名前を覚えていくことによって、大げさだが、すこしずつ宇宙が広がっていく。名前を知ったら、その次は時間を追ったいきものたちの生態をおしえてもらおう。植物は、花だけではない、小鳥の世界は初夏だけではない、花の後は虫さんたちのお世話で生まれた実とタネがふくらむ豊饒の秋だ。いまはその豊饒の季節に向かって木の実や草の実がふくらみと色づきを始めているときで、小鳥たちがはやく秋が来ることをを待ち構えている。植物学者多田多恵子さんの楽しい図鑑やネットのお世話になりながら、さらに宇宙をひろげていこう。まもなく、第二の自粛期が来るかも。近所の野山だって、楽しみと驚きはいっぱいある。

 

 

 

 

 

    

 

野草園の湿原地帯に生えていた黄色い花ふたつ。

   

ネットと図鑑のお世話になりやっとわかった、サクラソウ科クサレダマ

 腐れ玉、ではありません。草連玉と書きます。

 

 

   

 こちらは、おしべとめしべが長いのでオトギリソウの仲間かなと思いますが、上から見て花弁がねじれていれば トモエソウなのですが、横からだけの写真になってしまいました。

 

 

 

向こうの木立に、薄紅色のお花?がいっぱい

   

 

近づいてみるとうっすらやさしいピンクのふくらみ。

図鑑で調べても同じような花の写真はありませんでした。

   

とうとうネットの「はなせんせ」に紹介。

半日も立たずに、「クサギですね」「クサギをお調べください」と複数のご返事。

まだ開花前の、つぼみだったのでしょう。葉っぱの形から花さえ図鑑と一致すればすぐに「クサギ」と分かるのですが、このようなつぼみだと別の種かと思い込んでいました。

シソ科クサギ属クサギ、多田多恵子さんの図鑑によるとクサギの実は、「深紅の星の中心に藍色の宝玉が輝き、息をのむ美しさです。」とあり、秋までが楽しみだ。

このクサギの葉、手で揉むと臭いから「臭木」と名付けられたそうだが、NHK「こころの時代」で山川宗玄禅師が、禅僧の修行を兼ね、煮炊きし、水にさらし、乾燥させることによって臭みを除き、食材にしていると語っていたので、ますます興味がわいてきた。

何の修行だったか・・・相手の「クサイ!」という偏見をぬぐい、隠された価値を見出すということか・・

 

 

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