かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

NAHAマラソン・ラストラン~最後尾から完走を目指そう!

2018-11-30 06:13:00 | 日記

屋久島の冷気に晒されたせいか、風邪気味で熱や頭痛というものはないのだが、やや悪寒が走り、室内ではフリース、長ジャージ、靴下というスタイルをとる。

今日は晴れているので、近所の宮良川でバードウォチしながらパックラフティングでものんびりと楽しもうかと思っていたが、安静にしているほうがいいのか。昼まで様子を見よう。

日曜日のNAHAマラソンに明日出かけるのだが、体調を戻しておかねばと思うが、今宵は、屋久島の仲間らと反省会が控えている。あの、神隠しにあった御仁を加えてであるので、さぞ盛り上がることだろうが、飲みすぎには注意せねば。

その、NAHAマラソンだが、他人のゼッケンで走った1大会を加えて、2001年から連続18回出場・完走しているもっとも出場回数の多い思い出深い大会なのだが、春に沖縄を離れるのを潮に、これをもってラストランと決めている。

40台後半から出場して、当初は3時間30分をきるところまでいったり、1000番以内に入って翌日の速報に掲載されるのがステータスだなどと豪語していた時期が10年ぐらいは続いたが、さすがに体力・気力・重力の劣化は否めず、昨年などはズタズタの5時間オーバーでのゴールと相成って、「年に一度は飛行機に乗って忘年会のつもりで走りに来よう」という意欲は費えている。

よって、2018年度第34回をもってラストランと位置づけ、18回目にして初めて3万人の最後尾からスタートし、ゲート閉鎖の午後3時15分までゴールしようという「冒険」を、この際「思い出づくり」ために行うことにした。

幸い、沖縄タイムス11月27日の特集記事に最後尾から完走を目指す「ペース配分表」なるものが記載されていたので、これを参考に手に汗握るならぬ「全身汗だくのスリルに満ちた6時間ちょっと」の世界を満喫しよう。予想最高気温なんと25度・・・スリルじゃなくても汗まみれが予想される。さぞや、完走後のビールはうまいのだろう

なんとスタートラインを切るまで28分25秒もかかるぞ。大変なハンディだ。トイレにでも行っとこうぜ。

昨日の朝焼け、暑い日が続く。明日から12月だというのに。

 

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アニミズムという希望を再読しよう

2018-11-29 04:51:48 | 日記

詩人・哲学者・社会運動家・宗教家・農家・・なんとも一つの職に称せられない山尾三省(やまおさんせい)さんが、2001年に63歳で屋久島の地で生涯を終えてから、もう17年の歳月を経た。

オイラが、山尾さんの「アニミズムという希望」という琉球大学の五日間の講演録を手にしたのは、彼の死の直前だったと記憶している。1999年ころに屋久島をはじめて訪れてから、心に取り付いて離れない屋久島。この島にイミグラントし、静かに畑を耕しながらやさしくも深い詩を書き続けている山尾さんのことを知り、迷わず手にした一冊の本。

表紙の写真は、西表島の浦内川、その裏書の言葉を書き写そう。

「アニミズムというのは、世界の森羅万象の中に霊魂あるいは精霊が宿っているという考え方なんですけども、海、山、川というこの三つが森羅万象という時の核心をなす項目だと思いますー」

書棚に埋もれていて、少し黴くさいこの一冊。屋久島、西表島、のことを思いつつ再読していこうと思う。

 

 

 

屋久島の海(平内海中温泉)

 

屋久島の川(千尋の滝)

 

屋久島の山(永田岳)

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屋久島再訪 ここに住んでもいいなあ

2018-11-28 06:13:26 | 日記

1999年の、丁度今頃の季節だったが、単独で屋久島を縦走した。楠川歩道の白谷雲水峡を起点にして、白谷小屋泊~トロッコ道~ウィルソン株~縄文杉~新高塚小屋泊~宮之浦岳~花之江河~淀川小屋~紀元杉というコースを選択した。縄文杉の写真を撮りたくて、三脚を担いでいたから、荷は重かった。

20年ぶりとなる、今年、その季節を八重山つながりの仲間たち10名で、まったく同じコースを計画した。

が、鹿児島空港に顔をそろえたのは9名。一人欠けていた。神隠しにあったみたいに。というのは、欠けたYさんは、石垣から那覇空港まで一緒だったからである。

なんと、彼は乗り継ぎ手続きを行っていないからか、那覇空港の鹿児島行き搭乗口で「関所止め」を食らったようだ。ありえない椿事。あんなに楽しみにしていたYさんを残して、残念無念ではあるが、翌日からの3日間計画したコースを歩いてきた。

Yさんには申し訳ないが、絶好の好天気で、雨にやられることもなく、11月の冷気の中、日の光をまともに受けながら山上からの展望もわがものとすることができた。皆が、屋久島の「みたこともない森」に驚き、九州最高峰を歩けたことに歓んでいたようで、無事に安房の港に帰ってこられたことに、企画立案者としては、ほっと胸をなでおろした。

トロッコ道から縄文杉まで、世界遺産に指定されたせいで、ツアーの若者が大勢歩いていたが、その道をはずせば20年前の静かな山歩きが、連休にもかかわらず、まだできていた。ヤクザルとヤクシカにも出会えた。相変わらず、ヒトをおそれるようではなく、彼らの世界で生きていた。

山と高原地図「屋久島」の50,000分の1を広げてみよう、屋久島には数多くの高峰が点在し、それらを辿って難路の指定のない一般登山道が海抜ゼロ地点からも幾本も縦横に伸びている。

山中には、6箇所の無人小屋、麓には、4箇所のキャンプ場や数多くの民宿、そして湯泊や平内と言った海中温泉のほかいくつもの湯もある。。

今だ眼にせぬ太古の森と春には屋久島シャクナゲの群生。花崗岩の谷を縫う清流とあちこちの豪快な瀑布。ウミガメ産卵の砂浜とリーフのない珊瑚の海。

屋久島か・・・、4月からの年金生活オンリー・エコ愛ヒッピージジィとしては、こんなに魅力あふれた場所は、そうあるまい。何度も何度も訪れて、数多くの「歩道」を歩いてみたい。イミグラントというものではなく、ロングステイでいいだろう。飽いたら島を出て、恋しくなったらまたやってくる。

 

永田岳に映る宮之浦岳の影に17日の月がかかる。一番お気に入りの一枚。

 

宮之浦に続く稜線の朝焼け 金星が輝く

 

ウィルソン株からのハートの森

 

縄文杉

 

われわれのあとを歩くヤクザル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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20年ぶりの屋久島へ、いざ!

2018-11-21 21:23:52 | 日記

20年前の1998年ごろだったか、記録癖がないので追憶の中でだが、鹿児島~鹿児島空港~宮之浦~白谷雲水峡~白谷小屋(泊)~縄文杉~新高塚小屋(泊)~宮之浦岳~黒味岳~花之江河~淀川小屋のルートを単独で歩いたのだが、

20年目、時も今頃、すなわち勤労感謝の日(新嘗祭ともいう)前後に、同じルートをまた歩こうとしている。

あのときは、まだ世界遺産になる前の話だから、最終日などは誰にも会わなかったと記憶している。晴天に恵まれ、最高点付近の背の低い針葉樹に付いたシュカブラの冷たい記憶を除いて、満面笑みの山旅だった。

八重山最終年のこの年、八重山に縁のある知己に同じ時期の同じコースのお誘いをしたら、何と10人の集団になってしまった。(汗) 明夜、全国から鹿児島空港に集まり、翌日、屋久島に飛ぶ。

生涯単独行主義のオイラには、相当に心理的に負担となりそうなのだが、実は内心「うれしい」。ストレスのないおなじみの仲間なのだから。

こんな人数で山を歩くことはもう、あとにも先にもないと予感しているが、今の心境として不安はない。逆に、はじめての屋久島を体験するオイラ以外の全員に「どうだ、屋久島ってすごいとこだろ」と高慢になりたい気持ちでいっぱいなのだ。20年ぶりだが、屋久島はずうっと心に抱いていた森。皆にバトンタッチしたい。屋久島の語り部として。

どうか、20年前と同じく、晴れて、屋久島を皆歓んで、帰路につけますように、マリア様と観音様に祈りながら、夕方スムースに出発(「でっぱつ」という)できるようこれから?いや、明日早朝からパッキングしよう。

 

今宵、十三夜でございます。

一人分の二日分の朝晩共同食。ソーセージ1本明日付け足そうか、少し貧弱。

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山の歌

2018-11-19 20:16:06 | 日記

 ちょっといきなり突然に山の歌が空から降ってくるように思い出された。

どうしてなんだろう、ちょっとその拍子に遡れないが、何かの拍子に「岳人の歌」が聞こえたきた。

「なつかしの岳人 やさしかの君♪」

YOU TUBEを開いてみた。

岳人の歌を懐かしく聞いた。

早稲田のサークルの映像は、オイラと同年代、写真を見ると当時のスタイルが懐かしく思い出されるのだが、まるで別

の歌を歌っているような歌い出し。

そうなんだ、それでいいんだ、当時はカラオケやCDなるものがなく、歌は先輩から後輩に引き継がれて、山の夜の

キャンプファイアーで声高らかに歌い上げたもんだ。違っていていい。それが、心の歌であれば。

「安曇節」という歌は、「いつかある日」とともに大学1年の夏までの間に何度か聞いて覚えた。「いつかある日」は、当時

覚えた歌とあま違ってはいないが、

正調安曇節なんか、まるで別歌だ。記憶に近しいこのYUOTUBEのだって、終わりの「出たわらび 出たわらび」のフレーズはすっかり捨象されて覚えていた。

でも、この民謡の源流を流れる郷愁は記憶のままだ。詩も現代に通じてシンプルでよし。

いい歌だ。これからYOUTUBEを視聴し、覚えよう。

今夜は、酒がすすみ涙ぐむ時間となりそうだ。

山での若き日は、もう戻らないのかと 。

 

岳人の歌https://youtu.be/eqMY9hpSDsk

早稲田大学「野歩の会」の合唱は、https://youtu.be/U6P3Jqui57E

 

いつかある日https://youtu.be/cF500i1Myn0

 

安曇節https://youtu.be/J1jcqXQq07g

何か思案の有明山に

小首かしげて

小首かしげて

出たわらび 

出たわらび

出たわらび

  チョコサイコラコイ

 

白馬八月 残りの雪を

割りて咲き出す 

割りて咲き出す

花の数

花の数

花の数

  チョコサイコラコイ

 

安曇踊りと 三日月様は

次第次第に

次第次第に

丸くなる

丸くなる

丸くなる

  チョコサイコラコイ

 

45年前に、この槍が正面に見える小屋のキャンプ場で歌を歌ったよな。安曇節。カラオケもCDもない時代。手拍子だけで。

 

 

 

 

 

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