十六夜(いざよい)の月が、嵐の前の石垣島の東空に昨夜の20時過ぎには昇って姿を見せてくれた。台風24号(チャーミー)は、現在の予報では、やや石垣島の東北方面に反れており、直撃は免れそうだが、金曜から日曜の朝にかけてはそれ相当のダメージをもたらすだろう。
風は強風域に入るが、本日は、朝一の飛行機で「内地」に飛んでいけそうである。(現在午前1時20分)。しかしながら、日曜日から、月曜日にかけてチャーミーは偏西風に煽られ、急激に日本列島を北上しようとしており、帰りの月曜日の便、その前の高速バスの運行等おおいに不安である。無事帰ってこれればいいが、翌日の帰還も頭の片隅に入れておかねばならない。
昨夜のニュースで、御嶽山が噴火して多くの犠牲者が出てから4年目となり、10月8日までの限定ではあるが、木曽町の登山道から頂上である剣が峰までの登山が解禁となったことを知った。朝日の報道では頂上神社の損壊は痛々しく頭部を失った神の姿も見られた。あらためて、犠牲者に黙するとともに、今後の御嶽山の安らかなることを祈りたい。
2005年ころか、開田高原口から三の池を通って日帰り登山した時の、御嶽山上の美しさをオイラは良く覚えている。ゆっくりまた、山上で日の出などを望みたいと思っていた暁に、4年前の噴火である。
しかし、そんな観光ムードは差し置いて、まずは、被災者の慰霊を目途として登らねばなるまい。日本3大霊峰(富士山・白山・御嶽山という向きもあり、御嶽山に代わり立山という向きもあるが)なのであるから、被災者の安らかなることを祈ろう。ルートは、開田高原からとして営業小屋に泊まり山上で月見をしながら祈ろう。来年の中秋の名月は9月13日とある。山上で、煌々とした光を浴びながら亡き者たちと酒を酌み交わそうぜ。台風来ないでくれ。
https://digital.asahi.com/articles/ASL9T4W7CL9TUOOB00F.html
月は亡きヒトビトが、すべてが安らぐ場であるという信仰を信じるものです。