かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

Nコンの季節

2019-08-30 18:31:59 | 日記

左ふくらはぎの肉離れは、どれぐらい快復傾向にあるのだろう。と、第三者的な言い方をせざるを得ないのは、生まれて初めての経験なので、体の内部のことは分からないからだ。たしかに、患部を押しての痛みは消えつつあるが、まだ、かかと歩きは鈍痛と筋の張りのため少しためらわれ、サポーターをつけても早歩きやもちろん走りはかなわない状況。だが、負傷から10日経過し、確実に体は「原状回復」に懸命なのが分かる。

その頑張っている体を信じて勝手ながら、9月半ばの3000Ⅿ活火山連続登山計画を立ててしまった。3つばかりふもとの宿を予約したし、バス時間や山頂付近の山小屋情報もメモをした。テントも寝袋も持たずできるだけ軽装でふくらはぎに負担のないような計画ではあるので、なんとか左ふくらはぎ君は最後までもってほしい。もちろん、サポーターと消炎剤も持参しよう。3つの山をそれぞれ登るので、再発、不調の際は、潔く戻ってこよう。

それにしても、家の中でじっとしていると季節の回転は速い。山に向かう頃は、もう9月半ばで、3000m峰はもう紅葉のきざしを見せるころだろう。

家でじっとしていた今週は、午後のNHKFMのらじるらじる東京版でNコン(NHK合唱コンクール)の東京大会を録音で聴いた。夏休み中の8月に、日本の48都道府県で小・中・高ごとに大会が開かれ、金賞2校から4校選ばれる。金賞校は、9月上旬に開催されるブロック大会に参加、ここで金賞校が1~3校選ばれ、10月の体育の日前後の3日間にNHKホールで行われ全国に生中継される全国大会に挑む。都道府県、ブロックとも金賞校の数に差異があるのは、前年の大会で金賞を取るとその地区の金賞枠が増えるためだ。

わが、東北地方はといえば、小・中・高とも福島県(過去は、宮城もそうだった)が毎年優秀な成績を収めているので、金賞枠が多く、来週末開催の東北ブロック大会には、中学だと他県が2校程度なのに、福島は4校も出場してくる。

このブロック大会は、近隣で行われ、それも「ただ」なので、中、高とネットで申し込んだが、日程の都合で、今年は、当選しても、中学の大会しか行けそうもない。けっして、制服の女学生好きの変なおじさんではないが、中高生の、それも女性の声、それもハーモニーの合唱となると、どのような楽器演奏にも勝る美しいもんだとと感じているのだし、課題曲ばかりでなく、自由曲で様々な音楽家や詩人の作品に触れることもできる。さらに、聴きながら、一番楽しかった中高時代の思い出にもふけることができるし、「白秋」から「玄冬」に差し掛かった世代として、「青春」に対する嫉妬と憧憬という複雑な気持ちも経験することができる。

できる限り、年老いるまで、このNコンの追っかけになり、紅葉の山の時季で、なかなか難しいが、抽選に当たればNHKホールにも出かけたいと思っている。NHK開催大会に対する純情ともいえるオジサンの愛情、分かんねえだろうな、「N国党」のオジサンたちには・・・・・

https://www.nhk.or.jp/ncon/music_program/kadaikyoku_j2019.html

コメント

私が誤って石を落としたのかもしれない

2019-08-27 19:57:58 | 日記

昨日の富士山山頂直下での落石死亡事故に関して、「私が誤って落としたのかもしれない」と名乗り出た者がいたとの報道。

 
警察は、因果関係不明として事件とはしない方針とのことだが、報道による事実関係はここまでで、詳細は不明である。
 
それなのに、この報道に様々な匿名コメントが寄せられており、「世の中には、正直者がいるもんだ。」と称賛の声、「石を落としたらラクセキ!ラーク!と声をあげるのが常識、そんなことも知らんで山登りしてるのか。」と批判の声など、瞬く間に200件をこえており、よくも報道だけの内容で、ああでもない、こうでもないとコメントできるなと感心してしまうが、
 
①コース外にいたのか?
②落石を追尾したのか?
③激突した石を特定できたのか?
 
など明らかにされない状況では、あまり毀誉褒貶的言辞を無責任に書き込みすべきではないとおもう。ただ、経験上、落石当事者なら必ず石の行方を目で追っているので、「ラーク」とさけぶ叫ばないは別として、その方向、事故の時間は符合していたのだろうか。警察は、事件性がないというのなら、へんな憶測されないように、名乗り出たものの名誉のためにも説明すべきである。
あれだけの人混み、警察と名乗り出た者のやり取りを動画撮影していた者がいて、変にまた拡散されないとも限らないのだから。
 
 
 
 
NHKオンデマンドでグレートヒマラヤトレイル「遥かなる天空の道」で山に行けないさみしさを紛わす。サポーターのおかげで少しは足を引かないで歩けるようになった。
 
 
 
 
 
 
コメント

標高3000Ⅿの活火山から再起を図る

2019-08-25 14:11:02 | 日記

左ふくらはぎの肉離れは、軽度だったと思われるが、歩行時の痛みは引けども、患部を指押ししたらまだ鈍痛を感じ、患部の組織癒合が始まったと見えて、不自然な張りがあり、それをかばうため、つま先歩きの跛行状態は続いている。早足・ランニングはできない。医師の診断はあいまいだが、ネットの情報では、運動復帰、オイラの場合は山歩き開始は2週間後が最短であろうと、楽観的に決め込んで、少しずつ効果的治療とリハビリを行おう。通販でサポーターを注文したので、明日到着したら患部を固定して歩こう。強い負荷をかけなければ、歩くことが最大のリハビリ、しばらく部屋に折り畳み状態だったダホン=アカンマ君にも再登場いただきサイクリング、それとスパッシュランドでのスイミングと温熱療法で回復を早めよう。

復帰戦は、さすがテント泊の重荷は、ためらわれるので、軽装での日帰りと小屋泊りでの計画をたてざるをえないが、さてどこにしようか。

9月半ばに決めていたのは、御嶽山の慰霊お月見登山。2014年9月27日の土曜日の昼にレベル1の噴火情報だったものの突然噴火し、58名の犠牲者、5名の不明者を出した日本登山史上最大の噴火災害。昨年から、一部頂上までの達する登山道の通行が許されたので、それを機に満月のころ2005年に登頂以来の再登頂を行い、山上の小屋に泊まり、お月見をしながら逝った犠牲者と酒を酌み交わそうという案。

開田高原方向からの御嶽山(ライセンスフリーから)

せっかく御嶽山に出かけるなら、お隣の乗鞍岳にも登ってみないか。ともう一人のオイラが誘いをかける。この秀峰には、御嶽と同じく2004年に登ったが、乗鞍高原から9合目の大雪渓付近までスカイラインを自転車で登り最高峰の剣が峰だけピストンし、雨の中平湯温泉に自転車で降りたので、今度はゆっくり麓から登り、ゆっくり山上のピークを踏んで、スカイラインにズタズタにされた山ではあるが、本当の山の大きさと魅力を味わいたいなと気にかけていた。ので、その誘いに乗りたくなった。

乗鞍高原からの乗鞍岳(ライセンスフリーから)

さらに、もう一人のオイラが「御嶽山も乗鞍岳も3000Ⅿを超える活火山。であれば、日本の活火山で3000Ⅿを超えている山はもう一つあるぞ。ついでに登るか。」とさらに誘いをかける。あ、そうか富士山があったか、山開きに悪天候のため登れず、少し消化不良となっていたので、9月10日の山小屋閉山頃は、ありんこのような登山者も激減するだろうから、ちょっと登ってこようか、とその誘いにも乗りたくなった。

http://agora.ex.nii.ac.jp/eruption/volcano/

白馬岳から富士山

9月10日まで有効な18きっぷとジパング倶楽部の割引等を駆使して現地までの足代は節約できるだろう。あとは、宿代をどう節約するかだな。御嶽と乗鞍は山上の小屋に泊まってみたいが、あとはカプセルでも深夜営業の温泉施設でも何とかなるのだろう。

でも、そんなお金のことは、さして問題でもないのだろう。要は、ケガの回復がどうなってるかということ。

でも、行きたいな、3000Ⅿの活火山詣で。ヘルメット持参で・・・

コメント

無念の下山男に、泣きっ面にハチ(ブヨ)あるいは、弱り目に祟り目(腫れ目)

2019-08-22 13:58:49 | 日記

テント泊か小屋の素泊4泊5日を基本とする年金山岳愛好家にとって、今回の飯豊山縦走計画は、ザック軽量化の努力が、まずは足りなかったと反省する。食料をはじめ「不要な荷の持ちすぎ」であり、わが人生と重なるものがある。

今般、荷の重さ(といっても、たかが15K前後)を一因とする負傷のため、早々と下山するはめに陥ったことに鑑みると、大いに反省しなければならない。
標高700mの祓川小屋を出てから、1500mの稜線に出るまでの間、雨がやむことはなく、沢音をかき消すほどの雨も時折降っている。1300mを過ぎ稜線近くまで登ると雷鳴も聞こえだした。
ここまで、3時間のコースだが、1.5倍の時間が経過している。が、昼前なので、稜線に出て1時間、三国小屋でカップラーメン作って休憩しても、15時には余裕で今宵の切合小屋にたどり着けるのだろう。
やっと稜線に出そうだ、雲が切れれば懐かしい飯豊の山並みが眼前に現れるのだろう!と勇んで急斜面に左足を踏み出した、その時だ。「痛てて!」、左ふくらはぎに落石があたった。と思い、目を斜面下に向けても、痕跡なし。
確かに、局部に打撃を感じたのに、犯人が見つからない。
荷を下ろして!しばらくは、痛みをさすって、足の状態を確かめようと、空身で登ってみたら「あ痛てて!」、下ってみるとそれほどでもなく、そんな上下行動を数分繰り返しての結論。「歩けることから、アキレス腱断裂ではなく、肉離れなのだろう、このまま上に登っても、登りは痛みで、あと3泊の稜線歩きと、長い下りは無理であろう、登ってきた道を引き返せば、ほぼ下りであり、ストックのお世話で、何とか今日中にあまり痛みを感じず、自力下山できるだろう。今回は、撤退!

少しの登りがあったが、爪先で歩くようにすると、何とか痛みも緩和されたので、15時過ぎには、朝に出てきた小屋にたどり着いた。
それはそれでホツとしたのだが......
盆も過ぎたというのに、途中のルートは、ブヨの大群、耳の中、マブタ、オデコ、首スジ、と露出した肌を否応なく攻めさいなみ、早足で逃げようにも、左足のこともありかなわず、虫除けスプレーも忘れたので、振り払っても振り払っても防戦一方、約3時間の間ボコボコにされ、その晩は痒みと患部の熱で辛い時を過ごすことに。(翌日、駅のトイレで鏡を見たら、マブタのみならず、顔が膨れ上がり、別顔のオイラがいた。)
加えて、オイラ一人きりのその晩の避難小屋は、小ネズミの跳梁跋扈甚だしく、対抗手段としてラジオの音量をあげ、時折ライトを点滅させ防戦することでほとんど眠りにならなかった。(うとうとした顔を何やら駆けずったので、ネズミかと思い悲鳴をあげたら、大きな二匹のカマドウマだった。箒で土間に打っちゃった。)
次の朝、未明の小屋を出て、朝6時40分に迎えに来てくれた西会津町オンデマンドバスに揺られて家路に。
会津若松で缶ビール、郡山でワンカップをいただいてから心地よい眠りで福島駅着。日帰り温泉で身を清めていこうかと...
右後ポケットが開いたままで、財布がない。(やってしもった、電車の座席に転げてしまったと直感。前科があるので。)
足の痛みと荷の重さに堪えた急ぎ足で、駅の忘れ物センターに駆けつけると、「いまのところ届けはないが、乗ってきた列車は郡山行きとなって、まだホームにいるから、探してみたら」とアドバイス。
痛みを堪え、当該車両、当該座席に行き着くもみあたらなかったが、周りの乗客に「すみません、この辺に財布が落ちてませんでした?」とやけくそに尋ねたら....
何と、向かいの席に座っていた丸顔の可愛い女性が「係りのヒトに渡しました」と答えてくれた。(涙)何度お礼をしたか。(観音様のうつしみ、この世を恨んではいけない!)

忘れ物センターに戻って、問い合わせてもらうと、当該係りのヒトは郡山に折り返した当該車両の車掌で、郡山の忘れ物センターに預けるとのこと。
別バックに入れといた「青春18きっぷ」が文無しのオイラを再度郡山駅に向かわせてくれ、無事当該財布と対面させてくれた。


予期せず、二度泊まって、ネズミのお世話になった祓川小屋。ちなみに、地図の水ありと異なり、水がでない。近くの沢から汲んでいこう。
追伸
診断結果
ふくらはぎの筋肉一部断裂。4週間の安静を要す。無理すると、再発の可能性大。

コメント

発信機付きオジサン

2019-08-18 20:22:16 | 日記

明日行こうとしていた朝日連峰ふもとの山小屋。ちょうど夏季運行バスが明日で終了するので、山小屋もすいているだろうと予約の電話を入れたら、「バスは朝の下山一便でだけで、午後山小屋に到達する入山便は、今日までで、明日は走らない。」とつれない返事。お盆を過ぎると客ががらりと減るようだ。残念ながら。このコースでの今季の入山はあきらめた。土日のみ運行のバスなら逆コースであるので、来週以降また考えよう。

「代わりに、先に飯豊に行くか、」と適当なる計画変更。年金登山愛好家のそれもソロトレッカーのお気軽。

 

ココヘリから、「発信機」が届いた。満タンに充電すると3か月半径16kの範囲に発信してくれるという優れもの。今は、山岳遭難用だが、しまいには認知症不明者捜索用にも使われることだろう。首輪をされたワンちゃん(オイラはネコなのだが)よろしく、すこし窮屈だが、自今、ピコピコ孤独な信号を発信する野良猫が全国の野山を駆け回っていることだろう。(ちなみに、沖縄と島嶼はダメ見たい。)

 

 

コメント