かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

知らずに登っていた関西圏の日本二百名山・三百名山

2025-01-14 12:59:40 | 日記

公開というより備忘録的にこのブログに書きとどめておくこととする。

「日本百名山」完登を意識し始めたのは、一度目の沖縄勤務のころからだから2001年以降で、2008年に100座完登して「深田百名山を登ろう」という目標は果たされた。

まだまだ若く、個人的に山登りに専念する意識が強かったら、すかさず、「日本二百名山」そして「日本三百名山」、これらに重なる山も多いだろうが「花の百名山」・「日本百高山(日本の山岳標高ベスト100)」へとチャレンジしていただろうが、なぜかその道を選ばず、2008年から20018年ころまでの約10年間は、マラソンやトレランで日本中を駆け巡る道を選択して、名山行脚には挑まなかった。今から思うとそういう方向性もあったかと少し残念である。

とはいえ、10代後半から60代半ばまでボチボチ歩いた山で、今から振り返ると二百名山や三百名山も知らずに登っていた、という山も少ないことが分かった。

「かぜねこ三百名山未踏峰空想(共有)登山」を進めて、関西の山にまで北上してきたが、このエリアでも結構なんだかんだで登っていたことが分かった。

具体的には、下記の11座だが、登った年については正確な記録がないのでおおむねの時期で記載する。

① 氷ノ山(№187)2回目の沖縄勤務時代(2013~19)にトレラン大会参加

② 六甲山(№284) 同上

③ 護摩壇山(№283) 和歌山勤務時代、和歌山最高峰という理由でほぼ車での登山(1987年ころ)

④ 伯母子岳(№186) 熊野古道小辺路縦走(2022)

⑤ 大和葛城山(№279) 金剛山とのダイヤモンドトレール縦走(2015年ころ)

⑥ 金剛山(№184)   同上

⑦ 釈迦が岳(№185)  和歌山勤務時代百名山八経ヶ岳とともに縦走(1987年ころ)

⑧ 山上ヶ岳(№301)  和歌山勤務時代登山&奥駆道通過点として(その先で断念)(1987&2020)

⑨ 倶留尊山(№280)  2回目沖縄勤務(石垣島)に曽爾高原のススキ~赤目四八滝トレイルの途中(2016年ころ)

⑩ 愛宕山(№277)   京都1周トレイル中に(2010年代前半)

⑪ 比叡山(№276)   京都1周トレイル中に(2010年代前半)

 

すべての山頂が懐かしく思い出されるが、倶留尊山は私有地なのか、頂上を踏むため関所のようなところで料金を取られた記憶がある。お金を取られたのは、今の富士山、日光男体山とこの山だけ。(せこい性格だからいつまでも忘れない)

 

「日本三百名山」決定は1978年、「日本二百名山」決定は1984年とのことで、20代のころにこの情報をしかと受け止めておれば、全山とまでいかずとも百名山やマラソン・トレランで全国を駆け巡る途中に追加で近隣の名山も大方登れたのではないかと、いまになって悔やまれる。

もう少し体力をつけて、未踏峰を含め、まだまだ登れそうな山はリストを作って登ってみよう。名付けて「老いらく百名山」か。

Youtuberの皆さんよろしくご案内を。

 

 

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

高見山(たかみやま・1248m・日本三百名山№282)

関西のどの山の山頂からだっただろう。大峰山脈や大台ヶ原の向こうにとんがった独立峰が見えた。きっとあれが関西のマッターホルンとも呼ばれている高見山だったのだろう。バス停がある「たかすみ温泉」からピストンで登るのがいいのかな。関西の皆さんは、冬に山頂付近の霧氷を眺めに行くのが楽しみらしい。「東吉野村」か吉野からもっと東なんだ。遠いなあ。

 

高見山Wikipedia

 

「HAJIME/登山」さん提供 (たかすみ温泉⇔山頂)

 

青年と一緒に登った気分になりました。同行ありがとう。現代の若者は、「メッチャ~」「ヤバ~」「チョウ~」という言葉の多用でで感嘆しているのですね。今度おじさんも使ってみます。

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クレメンス・クラウスのニューイヤーコンサート

2025-01-13 12:08:51 | 日記

未明、枕元のスマホから、エネルギッシュにクラシック音楽の解説をしてくれる「徳岡直樹チャンネル」が流れていた。

昨夜酔って寝入るときに別のYoutubeチャンネルを聴いていたが、何のアルゴリズムの因果の流れなのか、数時間後目覚めたとき、徳岡さんが「クレメンス・クラウス」という指揮者の「ウイーンフィル・ニューイヤーコンサート」の事を解説してくれていたのだ。

名前は聞いたことがある指揮者ではあったが、今も受け継がれるニューイヤーコンサートの創設時の指揮者で、彼が亡くなる4か月前だという1954年1月1日に演奏した記録がCDで残されていることを、寝ながら理解した。(オイラが生まれた頃の古い古い演奏か)

そのあと、その演奏の一部が流れるや・・・彼とウイーンフィルの演奏があまりにも素晴らしいので、跳ね起きてBluetooth用イヤホンを装着して、聞き入ってしまった。彼の演奏は、ただテンポが速いだけではなく、リズム感に富み、統率の取れたアンサンブルが美しく、総じてエキサイティングな演奏だ。シュトラウス一家の音楽をこうも優雅に、かつ熱くエネギッシュに演奏してくれていたんだ、と驚いた。

ニューイヤーコンサートと言えば、オイラには、1989年と1992年に振った「カルロス・クライバー」基準という固定観念があり、クライバーのライブを超える熱のこもった演奏というものは、もう現れないだろうという偏狭さで毎年の同コンサートを聞き流していたのだが・・・・「うーんクレメンス・クラウスという熱男がいたのか」と考えを改めた。

徳岡さんのチャンネルを聴いた後、Youtubeにアップされているその1954年元旦のライブ演奏をすべてあっという間に聞き終えた。得体のしれないエネルギーが漲ってきた。若かりし頃、新年に感じていた清新な心地が戻ってきたのかもしれない。

 

「徳岡直樹」チャンネル

ウィーンフィルのニューイヤーの始まりは?『クレメンス・クラウスで聞くウィンナワルツの魅力』【ヒストリカル解説 Vol.155】

 

musizierenさん提供 1954年1月1日 ウィーンニューイヤーコンサート

から ヨーゼフ・シュトラウス「おしゃれな可愛い口」

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

那岐山(なぎさん・1255m・日本三百名山№286)

恥ずかしながら、これまで見たことも聞いたこともない、いったいどの辺にある山かも想像できない山名であったが、2019年に岡山の津山からJR「因美線」に乗って鳥取駅に向かったが、途中、智頭(ちず)駅のあたりだと思えば、地理的想像がつく。鳥取・岡山県境の山で中国山地が長年の風化により花崗岩だけが残ったためにできた山(残丘・モナド)であることをWikipediaによって教えられた。隣の滝山から那岐山にかけては丈の短い笹原とまばらな細い木が立つだけなので展望が楽しめる山だ。冬は、さぞや風雪が強く樹木は育ちにくいのだろう、

 

那岐山Wikipedia

 

「アトリエak」さん提供

那岐山 Cコース~滝山~那岐山~Bコース 岡山県・鳥取県

いい展望に恵まれて快適な山歩きでしたね。

 

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電車に乗って昭和の湯の町へタイムスリップを

2025-01-11 13:47:26 | 日記

「温泉街」や「湯の町」などと呼び習わされている場所は東北だけでもいくつあるのか。そんな場所でも、オイラは時代の流れに乗り遅れたように、建物や街路があまりアップデートされない、昭和の香りが漂う「街」や「街」を歩くのが好きだ。

この七日間フリーパスで訪ねた温泉地のうち、「鳴子温泉」、「飯坂温泉」、「いわき湯本温泉」は、そんないまだ昭和感が湯の香ともに漂うところであるが、「いわき湯本温泉」の方は、「みゆきの湯」が土地区画整理のため解体されるなど、まもなく町の塗り替えが進みそうでレトロ感は薄れていくのだろう。

「鳴子温泉」は、廃れ行くものが多く、町はずれに進むにしたがってもはや街の一員と言えないような空き店舗が目立ので、この先は心配である。豊富な湯量や様々な泉質の湯が沸き、温泉としたら別府や草津と並びうる存在なだけに時の流れにストップをかけ、「昭和」を保存してもらいたい。

その点、「激熱のお湯」とお湯に癖のない「単純温泉」とで、湯に関しては上記の温泉に見劣りする(個人的な意見です)が、福島市という大きな町の一角を占め、団体客が減ってもそれなりの湯客が我が家の外風呂のように訪れる「飯坂温泉」は、昭和の街並みが色濃く残っていて、飯坂電鉄の飯坂温泉駅に降り立った瞬間からまるで令和から昭和へ50年もタイムスリップしたかのような感覚に囚われ、街を歩いても妙に落ち着くことを、先週2度訪れて再認識させられた。

そのような心地よい感覚に囚われる「湯の町」・「温泉街」は、あと日本にどれだけ残されているのだろうか。東北ならば、会津の東山温泉はまだ歩いていないが、大きなホテルばかりかな、どうだろう。山形の肘折は風情漂うが規模が小さいし、銀山温泉は昭和というより大正ロマンの宿が立ち並び、今やインバウンドで押すな押すなとかで当面遠慮したい。青森の浅虫温泉はじっくり歩いたことがないので今度再訪してみようか。

行ってみたいのは、むしろ中部の「湯の街」・「温泉街」だ。群馬の「伊香保」や「四万」、長野の「渋」や「万座」といった未訪問地も、新幹線などのフリーパスを活用して歩いてみよう。

電車やバスを降りたら、あの「ふてほど」のタイムマシンバスのように、あの時代の街に舞い戻れるのだろうか。

タイムマシン「飯坂電鉄」

タイムマシン「湯けむりライン(陸羽東線)」

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

扇ノ山(おおぎのせん・1310m・日本三百名山№285)

10年ほど前、還暦を過ぎてそろそろトレラン大会もきついなと感じていた頃、氷ノ山トレラン大会があった。スタートまもなく二百名山№187の「氷ノ山・ひょうのせん」を踏み、レース後半に「扇ノ山」を踏んでスタート地点に戻るという約80Kのミドルコースだったが、中間地点で制限時間に引っかかり、「扇ノ山」山頂を踏むことはなかった。氷ノ山山頂はよく覚えており、避難小屋のある見晴らしのいい山頂にしばしとどまり、レースそっちのけで山岳展望にふけり、そのおかげで制限時間にかかったともいえる。「扇ノ山」も、今動画を見ると雪の多い地域のためかブナやミズナラという北国の樹木が生える美しい山であることが分かる。

 

扇ノ山Wikipedia

 

「アトリエak」さん提供

扇ノ山 小ヅッコ小屋登山口~小ヅッコ~大ヅッコ~扇ノ山往復 鳥取県・兵庫県

短く、美しく、静かなノンナレーションの動画です。こんなのが実はお気に入りです。

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七日間、締めの温泉地は・・・・

2025-01-11 07:20:59 | 日記

JR東日本「北海道&東北フリーパス(普通車限定)」7日間連続フリーパスは、日帰り温泉の旅にはうってつけのフリーパスだと認識した。

1日24時間という限られた時間の中で、列車に揺られること往復4時間から8時間、温泉地の滞在時間2時間から4時間、家から最寄り駅までの往復時間1時間、最大でも13時間を日帰り温泉のために費やし、最短でも11時間は家で睡眠や朝と晩の賄に費やすことができるのだから、余裕である、苦痛なんてない。

「鈍行に揺られて8時間はつらかろう」と蔑む富裕層や忙しすぎる勤労者はおられるのだろうが、列車の時間は、家で行うのと同じくネットのニュース閲覧、右派・左派を問わないオモロイ論客Youtuberらのご意見拝聴、x上での兵庫県知事のアンチ派・擁護派のヤジ合戦収集、NHKらじるらじる「聞き逃し配信」による英会話や音楽鑑賞をBluetooth用イヤホンで聴くことに費やしながら、あわせて車窓から流れゆく山岳や冬景色を展望し、横目で電車の向かい席に座るマスク女子や地元女子高校生などの若人らに眼をやりながら過ごすことであっという間に目的地に達する。帰りの電車は「NewDays」で仕入れた「サントリーハイボール(濃いめ)缶」などのアルコールとツマミを友とすることで、さらに目的地へのワープの威力は高まる。

そして温泉地で過ごす2時間から4時間は、公共温泉やリーズナブルな日帰り温泉宿でまったりと湯に入り、マップで探した店でラーメンや蕎麦を楽しみ、あとは昭和が取り残されたような温泉街のブラ歩きであっという間に過ぎ去るのである。

そんなんで、2025年初春の七日間の湯めぐりの最終日、オイラは10時発の電車に乗って福島県の二本松から安達太良山のふもとの温泉街「岳温泉」の酸性のお湯でピリッと締めくくろうと、昨晩の雪が凍った危険極まりない路面をモンベル登山靴のグリップを聴かせながらなんとか駅に着いたのであるが・・・・・なんと雪による信号障害とかで東北線が2時間も遅延していたのである。

乗換駅の白石駅に着いたのは昼近く、そこから二本松までの所要時間、バス時刻などを調べたら家への帰還は夜遅くなりそうだと判断し、泣く泣く、またまた、激熱の飯坂温泉に予定を変更した。

この日の飯坂温泉も大雪で、駅前の芭蕉翁も頭に雪を載せて寒そうにしておられた。

飯坂温泉の所要時間は2時間、まず「万来」という店で一番人気だというあんかけ醤油味五目ラーメンをいただいてから、旅館の日帰り温泉で小1時間過ごした。期待に外れてここの湯は「激熱」にあらず。旅館だけあって地元民以外の趣向に合わせて湯の温度を「万人向き」に調整していたようだ。

飯坂温泉は「激熱」でなければならぬ、という固定観念がもう抜けきらないので、今度この温泉地を再訪するときは公共の湯に限ろうと決断したものだ。

そんなこんなで、楽しい7日間は終わった。自らの非で目的の温泉に行けなかった花巻、どうにもならない自然現象や運輸システムの不具合などでたどり着けなかった二本松、と、旅は計画通りにいかないもんだとあらためて認識したが、それだから、旅は楽しいのかもしれない。

「北海道&東北フリーパス(普通車限定)」は、春にも夏にもまたすぐ利用期間がやってくる。「湯めぐりの7日間小さな旅」をライフワークの一つに加え、生きにくい浮世を生きながらえていこうか。

芭蕉翁もあの激熱の湯に同行の曽良と一緒にはいったのだろうか。

この大雪に一句浮かびましたか?

 

 

 

飯坂の万来ラーメンと花巻マルカンビル食堂のマルカンラーメンを比べたら、マルカンラーメンのほうがインパクトがあったが少し味が濃すぎた。ここのはちょうどいいが少し具材の多様性に欠けた。あちこち旅先の「あんかけ五目ラーメン」の食べ歩きも、冬の旅の課題としようか。

 

 

 

 

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

上蒜山(かみひるぜん・1202m・日本二百名山№188)

岡山・鳥取県境の二百名山。ふもとの登山口までバスも走っているようで気軽の登山口まで達しよう。ふもとの温泉に宿泊するのもいいだろう。上蒜山山頂以外は展望もよく晴れていれば大山や日本海も眺められるだろう。

 

 

蒜山Wikipedia

 

「とよの山遊び」さん提供

【蒜山三山縦走】新緑の稜線を歩いてきました。(上蒜山~中蒜山~下蒜山、日帰り登山)

素朴でとっても丁寧に登山道を紹介していただけました。

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大雪情報のため、列車の運休を気にしながらの鳴子温泉再訪

2025-01-09 21:02:24 | 日記

今日は、大雪による列車の運休リスクが高い山形、岩手方面は避けることにして、またまたわが郷土の名湯鳴子温泉に行ってしまう。

何年ぶりだろう、一応公共の湯とされているが土地のお年寄りはあまり来ない「早稲田桟敷湯」を訪ねる。リニューアルされたとかで湯船のヒノキを新しくしたみたいだが外観・内観は昔のままだ。

オイラがこの湯をあまり気に入らなかったのは、かつては結構な旅の青年たちでにぎわってはいたことと、ユニークな建物デザインと外装の黄色が何か都会じみて、インテリ風で肌に合わなかったかもしれない。

が今日は雪のせいもあっただろうか、湯客も二三人、しまいにはおいら一人で湯船を独り占めにすることができたし、湯けむりこもる高い高い天井付近の窓からさす自然光の織り成す妙を感じて、なかなかしゃれたデザインじゃないかと再評価してしまい、ここの湯の良さをはじめて感じた。

だが何よりも、「含硫黄ーナトリウムー硫酸塩・塩化物泉 低調性中性高温泉」の適度に温度を調整された湯がTHE温泉といった風で、なかなかのものである。いい。鳴子の公共の湯は滝の湯もあるが早稲田桟敷湯もあるぜと宣言したい。

人混みのしない時期を見張らかって、またやってこようぜ。

 

結局日帰りの湯めぐりとは、オイラにとっては、いい湯に入り、ささやかだがその土地のいいものを食べ、車窓からの風景を肴に飲んだくれて家路につく、ということに尽きるのかもしれない。お気に入りの地は、だんだんと集約されていくだろう。

 

気にはなっていた、「登良屋」の鴨南蛮いただきました。出汁もネギも蕎麦も格別にうまいと感じた。暑い時期なら冷たいそばの鴨南蛮、もっと寒いとカレー鴨南蛮、いいかも。

鳴子温泉の蕎麦屋はここかも。

帰りは、店でもっらった小さなカップで雪見酒。

 

 

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

道後山(どうごやま・1268m・日本三百名山№287)

吾妻山と同じ山域に属する島根・広島県境の三百名山。なだらかな登山道と草原のような山頂部でほんとストレスのない楽しい登山と山岳展望ができそうである。惜しむらくは、中国山地には大山を除いてこれといった高峰がないためアルペン的な雰囲気は望めないことかな。

 

道後山Wikipedia

 

「安涼奈の山登り」提供【道後山】広島の低山が次元越えの絶景?!感激の稜線よりお届け

(月見ヶ丘駐車場~岩樋山~道後山~分岐~月見ヶ丘駐車場)

ドローンのような小型カメラ何だっけ、映像が面白いな。

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