かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

答えのない重い言葉

2022-02-28 15:34:14 | 日記

今朝の羽鳥慎一モーニングショーで、

総動員令により男性のみに国外移動を禁止すること、市民に火炎瓶の作り方を教えること、ウクライナに米国、ドイツ、EUなどが武器を供与して後方支援することは、戦争を長引かせ、兵士や市民にさらなる犠牲を強いるので、「かつての一億総玉砕と似ていて、ぼくはあまり賛同できない」といった趣旨のコメントを発したモーニングショーコメンテーター玉川徹さんに対し、ゲスト解説員である東大先端科学研の小泉悠さんは、「早く戦争をやめて犠牲を少なくするのか、あくまで徹底抗戦をして国を守ろうとするのか、答えは出せないが、いま国のトップであるゼレンスキー大統領が現地に残り命を賭して徹底して戦うと言い、国民にも戦いに加わることを要請している以上は、その答えに対する支援を行うべきであると考えるので、あまり軽々にそのような(玉川さんのような)コメントを出すべきではない」という趣旨のやり取りがあった。(記憶だけなので、誤っていたらごめんなさい)

オイラも、当初は玉川さんのような意見であったが、小泉さんのコメントを聞いて、なんだか目がしらが熱くなった。

たしかに、総玉砕かもしれんが、あの時は日本が他国に「力による現状変更」を試みた結果の玉砕論であり、今のウクライナの場合は、侵略された側の徹底抗戦論であり、背景が違うのではないか。現在13万人の非戦闘員(女性も老人もいるという)が兵士志願をしているといい、他国からも義勇兵が集まろうとしているとのこと。

いつもは、玉川さんの意見に与することが多いが、今日は、小泉さんのコメントが正論だと思った。なぜなら、聞いて目が熱くなったから。

       

        天の川をはさんだ夏の大三角(デネブ・ベガ・アルタイル)(夏油温泉)

        今、朝の東空にも輝いているはずだが、雲が多く撮影できず。

        

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白旗を投げ捨てるウクライナ国民の勇気を讃える

2022-02-27 13:00:07 | 日記

これ以上の犠牲者を出してほしくないのだから、ウクライナ国民はそうそうに白旗を掲げて、とりあえず負けたポーズをとったほうが良いのではという声は、識者のどなたも発していないし、今そのような声をあげることは外野席からの誤ったヒューマニズムであり、負け犬根性なんだろう。

国土を一方的に踏みにじられ、同胞が殺され、傷つけられていく現実を見せつけられて、奮い立ちながらロシアの蛮行に立ち向かおうとしている兵士や一般市民の姿を見て、ウクライナ国民の精神の強さに脱帽するとともに、改めてその勇気を讃えたい。ロシア軍の侵攻を食い止めんがために、自爆して橋を破壊させた兵士のことも報道されていた。(涙)今や国土のあちこちで家族や国土のために命を捧げる若者がいるのだろう。痛ましいことだ。つくづく、戦争というものはあってはならないと思うとともに、平和を愛するロシア市民には、その戦争を引き起こした鬼畜プーチンを表舞台から引きずり出してほしい。

今朝4時30分の頃合い、の東空、残念ながら薄い雲があって、金星・火星・お月様の集合写真はかなわなかったし、夏の大三角も輝いていてはくれなかった。

が、見方によってはいくさの神であるマルス(火星)はヴィーナス(金星)とかぐや姫(お月様)という二人の女神に挟撃されて消えかかっていると占うこともできる。(ちょっと強引か)

戦いは、早々と消えうせてほしい。

 

         

            

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戦争を知らない子供たちへ下される総動員令

2022-02-25 18:59:03 | 日記

ロシアとウクライナの戦力格差は歴然で、さらに用意周到な侵略計画により行われている現状を見れば、ウクライナは、悔しいけれど早々に白旗をあげて武器放棄宣言を公にした方が、ウクライナ兵士も含めてウクライナ国民ひとりでも多くの流血を避けられるのだとも思う。一人の命は地球よりも重い。ゼレンスキー大統領は、早々に国外退去をしてロシアの拘束から逃れ、自らの命を守り、結果として多くの国民の命を守るほうがいい。

とも考えられる。

が、ウクライナ民族の愛国心とはそういうものではないらしい。国を守るためというより、家族を守るためという理念により、兵士のみならず、ウクライナの男たちは命を懸けて戦うという気概にあふれているということだ。ただこれは、報道の一部だけかもしれない。東部ハリコフの地下鉄ホームに避難した若い男たちの中には、恐怖に震えていたものもいたようだ。

ウクライナでは、総動員令なるものが下され、「18歳から60歳までの男性の国外への移動の禁止」なのだという。これに反対する男はいないようだ。報道では、家族をポーランド国境まで送った後、父親はキエフに戻って戦うのだという。キリスト教徒の自己犠牲や愛という精神はこういうことかとも思うが、80年前の日本人の精神も同じだったことを思うと宗教のせいだけでもないような気がする。

だが、ウクライナも日本も18歳から60歳までの男性というのは、「戦争を知らない子供たち」だ。何にも訓練をされておらず、ムシ一匹殺したこともない男たちが、「さあ、君たち銃をとって戦え!」と言われて、すぐに立ち上がれるものだろうか。今の日本の男たちをウクライナ人に置き換えてみると、キエフに戻る男は半分もいないだろう。戻っても、役に立ちそうもない男も多かろう。

相手はロシアの訓練された職業軍人で、武器のレベルも数段上なのだろう・・・・あまりにも犠牲者が多すぎる。

 

ここはやっぱり、白旗作戦のほうがいいような気がしてならない。負けるが勝ちというではないか。ここはいったん引いて、ひとりロシアを悪人に仕立てて、国際世論を味方につけて、出直した方がいいような気がする。こんなことを言う識者がいたら、メディアや視聴者から袋だだきにあうのだろうか。まだ、誰もいない。

キエフの中心街 LIVE

 

 

 

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デジャヴ・エイリアンの侵攻

2022-02-24 14:52:13 | 日記

今日の日の出の時刻は午前6時19分、ずいぶんと早くなった。朝の6時、久々に晴れ渡った東の空は、もうすっかり明るくなっていて、金星だけが耀いていた。南の空には下弦のお月さまが煌々としていた。週末には、またお月さまと金星や火星が夜明け前に集合する。国立天文台の「今日のほしぞら」で確認すると、これらの惑星の上に夏の大三角、すなわち白鳥座の一等星デネブ・こと座の一等星ベガ・わし座の一等星アルタイルが輝いているはずだ。この大三角も取り込めた写真撮影を、週末の目標としよう晴れたらいいな。

    

         

下弦のお月様は、ウクライナやウクライナ国境を接したロシアやベラルーシの平原に輝いているだろうか。

報道番組では、連日ウクライナや周辺国を拡大した地図を見せられている。これまでほとんど関心がなかった地域だが、東ヨーロッパの地図やキエフ大公国の時代からソ連崩壊後の今日に至るまでの歴史を学んだ。また、いわゆる東側に与していた国々が、ソ連崩壊後、NATO(北大西洋条約機構)に多く加盟していることも知った。時間軸で眺めると、西側(西軍)が戦勝国のように東側(東軍)に領土拡大を進めているようにも見えた。そして、東軍と西軍の主戦場がいまやウクライナというエリアであるような気もした。

が、このような感覚は一国、一国が主権国家でもあるし、その国内に生きた人間が存在していることを思うと間違った感覚であろう。決して、戦の結果領土を拡げているのではなく、一国、一国の国民が選択した平和的推移というのが正しいのだろう。

なので、ウクライナのヒトビトがウクライナの未来を選択することは、彼らの自由であり権利である。そして、現在ウクライナのヒトビトは西側につく未来を選択し、それを推し進める大統領を選んでいる。そんな国の選択をいまロシアが暴力によって覆そうとしている。このことは、誰の目から見てもロシアに非があるが、どうやらその暴力を止められない悲観論が、昨日今日と報じられ始めた。

ある報道機関が教えてくれるウクライナ付近の地図を見ると、ウクライナ国境、ロシア側には黄色い〇が多数表示され、ロシアの友国ベラルーシ川には赤い▲が多数表示されている。▲は、合同軍事訓練を終えても居座るロシア兵、〇はロシア側から派遣されたロシア兵、あわせて19万人のロシア軍兵士なのだという。

これらの〇と▲をじっと見ていたら、これがもしも点滅をしていたらと考えると・・・デジャブ・・どこかでみた光景。

そうだ、エイリアンシリーズのどこかのシーンだ。

ウクライナという地球人が避難している宇宙船の部屋の周りに、なにやら集団で近づいてくるエイリアンをレーダーがとらえ緊張がMAXとなるシーン。

午後2時現在、どうやら部屋の配管や空調設備などの間隙からエイリアンが侵入始めたようだ。ロシアがウクライナの複数の軍事拠点にを攻撃仕掛け始めたという。

映画なら、地球人はエイリアンに打ち勝って終わるのだが・・・・・先が読めず、不穏で不条理な時代が始まろうとしているのか。

午後3時現在、もう何人かの軍関係者の血が流されているのかもしれない。無辜の市民の無事を祈ろうではないか。

      

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旅立ちが近い者たち

2022-02-23 14:34:27 | 日記

日曜日に広瀬橋周辺を歩いたら、観察を続けてきたオオハクチョウの家族たちの数が三分の一程度に減っていた。予報では、また寒波がやってくるというのに、どのような体内時計の知らせなのか、一家族、一家族と北へ、北へ、彼らの生まれ故郷を目指して北帰行の旅を始めたようだ。まあ、一度に何千キロというのではなく、いまごろ青森や北海道の凍らない湖沼あたりで、一休みしているかもしれないが、少しづつ故郷との間合いを狭めているのだろう。

     

きのうは、もう少し上流で、カワアイサのカップルやキンクロハジロ君の♂が冷たい川面で羽を広げて水浴びをしたり、アイサたちは水中を覗いて獲物を見つけたら潜るようであり、かたやキンクロのほうは潜ってから獲物を探すようであり、狩りの手法はお互いに異なるものの、別種と言えども縄張りや食べ物を巡って諍いをおこさず、なかよく水に浮いている。

かれらも、ハクチョウたちより遅いが、川ヤナギがすっかり緑色になるころには北の繁殖地への旅立ちを始めるだろう。冬鳥のカモの仲間は、越冬地でパートナーを見つけてから旅立つのだというが、今の時期、カップルで泳ぐもの、今日出会ったキンクロ君のようにひとりぼっちで泳ぐものが観察できる。

   

       頭のふさふさが愛らしいカワアイサ♀さん

   

      可愛すぎるキンクロハジロの♂さんの後ろ髪(冠羽)

疑問なのは、皆どのようにして旅をするのだろう、もう婚姻成立同士ならばできるだけ隊列を組んで飛んだ方がリスクが少ないのだろうが、春になってもひとりぼっちのものは、その隊列に参加できるのだろうか。興味は尽きないが、皆無事に生まれ故郷に帰ってくれることを願ってやまない。

地上では、これも冬鳥のツグミさんがぴょんぴょん跳ねながら枯草をひっくり返しながら落ちた実や虫を探しているよであった。雌雄同色であるというツグミさんは、いつもひとりぼっち。パートナーは、帰ってから見つけるのか。そういえば、「ツグミ」という名前の由来は、冬の間鳴き声を発しない「口をつぐむ」にあるのだとも教えられている。さえずらないのであれば、相手もやってこないだろう。冬の間は、みな単独行動というライフスタイルの鳥たちなのか。でも、みなひとりぼっちで空を飛ぶとは思えない。単独行のそれぞれのひとりぼっちが、いつどのように集合して旅立つのか謎である。

   

広瀬川の河原上の低い空を、数十羽になるかと思われる小鳥がちいさな声を発しながら風に舞っていた。立ち枯れた草や、家の樹に舞い降りたのをカメラで確認したら「カワラヒワ」の一団だと確認できた。よく河原などで数羽のグループを見かけるが、越冬期は、このような群れになるのだという。彼らは、留鳥とされるが、あるいは漂鳥として雪国からやって来たグループなのかもしれない。

   

   

   

           頭の灰色なのが♀なのだという

カワラヒワ、マヒワ、アトリなど、オイラはアトリ科の小鳥たちを愛してやまない。ずんぐりした体に短いくちばしの愛くるしさがたまらない。彼らの中の多くが木や草の実だけを食するベジタリアンなのだというが、カワラヒワたちにとって、セイタカアワダチソウなどの枯草に残された実が冬でもたくさん残っている河原は絶好の餌場なのだろうか。それにしても、丸々と太って人間界ならば「メタボ」と診断されそうだが、冷たい冬を乗り切るための厚着なのだろう。

漂鳥であるならば奥山や雪国へと彼らの小さな旅だちも近いのだろう。雪が消えれば、森は彼らの好物となる花や種子を次々と提供してくれることだろう。

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