9月からの登山を安心に行おうと午前中PCR検査を済ませてきた。結果は、明日の夜までにメールで届くことになっている。「陰性」という報告メールを黄門様の「印籠」のように使って、まずは、閉山となる10日まで須走浅間神社を起点に富士山を登拝し、「麓から登る富士山」最終章にしようと心に決めていた。
移動ルートの宮城・福島・栃木・茨城(古河駅通過)・埼玉・東京・神奈川・静岡と福島の「まん延防止措置」をのぞいてすべての県が「緊急事態宣言」が発令されているので、心の片隅で戸惑いながらも、その山域から「来ないでね」といわれない限り強行しようとしていたが・・・
悪い予感がして、午後になって富士山オフィシャルサイトという環境省・山梨県・静岡県でつくるお役所共同サイトをのぞいてみたら、8月23日リリースの「新着情報」に
富士山への来訪を御検討されている皆様へ(お願い)
というのがあって、
静岡・山梨両県のコロナ対策を確認の上、
「富士山への来訪を自粛いただきますようお願い致します。」
と慇懃なメッセージが発せられていた。
ついでに、須走コースを管轄する静岡県の「新型コロナ対策警戒レベル」というサイトをのぞいたら、「県民の皆様は、緊急事態が出されている地域から本県に訪問するヒトに自粛しろと呼びかけてください」という趣旨のメッセージまで詳細に書き込まれていた。(ああ)
要は「来ないでね」ということ・・・そこまで言われたら、さすが行政のいうことなんか聞く耳もたずと化していたオイラの気持ちも、なにやら気まずい気持に変化してきた・・。
富士山最終章は、しかたがない来季に延期するしかないか。残念だが、角さんが「印籠」をかざしても、だれも「ハ、ハア~!」と土下座をしてくれない事態にまで至っているのかと暗澹。
県外移動による2021年の秋山登山、さてどうするか、県内の片隅で、そおっと「印籠」かざすしかできないのだろうか(悩み)。
来年まで噴火しないでまっててね~ 2019閉山前日の富士(富士宮口)