サッカーアジア大会のオーストラリアvsUAE戦を観ていて、改めて豪州の国旗は南十字星をあしらったものであることを確認したが、ニュージーランドも南十字星が描かれていることも知っている。よおく両国の旗を観察すると、豪州のはα、β、γ、δ、εの5星が図案化されているのに対し、ニュージーランドはεを欠いた4星となっている。十字なので4星でいいのだろうが、やはり、εがないと何か収まりが悪い。だが、両国ともα星のアクルックスを下方においてβ星のミモザを右隣のδ星よりやや下げているのは、まさに、現実のサザンクロスぽくて、なかなか味がある。南半球からの南十字星は1年じゅう見えて、横に寝そべったりしている写真もよく見るが、石垣島でみられるやうな、この旗のような縦型の姿勢が正統なスタイルなのだろう。
豪州のは、南十字の左斜め横に大きく光る星も描かれているが、ケンタウルスのα星リギル・ケンタではなく、連邦の州の数を表したものとか。
なお、南十字星をあしらった国旗はサモア独立国の国旗にもあることを知ったが、サモアという島は、遠い時代のNHKの子供の歌で知っており、このような島で、浜に寝そべって、ゆっくり一晩中サザンクロスや天の川を眺めていたらもう死んでもいいなあ、とふと思った。どおやっていくんだろうサモア。
ニュージーランド国旗
オーストラリア国旗
サモア独立国
本日の石垣島、またまた朝から北風が吹いており、厚く低く黒い雲に覆われて、時々雨も落ちている。日本列島が、冬型の気圧配置になると、きまってこのような空模様となるのであり、昨日の朝までにすべての一等星をいただくことができたということは、改めて、幸運だったと、思い直したい。
改めて、21の輝き星に出会ったシーンをゆっくりおいしいものを反芻するように、思い出してみたい。
1月6日午前4時ころ、3日間ねばった西表島の南風田海岸で出会えたのは、シリウスとプロキオンだけで、新年早々暗い足取りで、家路についた。 (累計2星)
1月11日朝、やっと雲が切れ始め、金星と木星のとなりに、さそりのアンタレスと出会えた。(累計3星)
夕方、宮良海岸に降りるも、すぐに雲が出て退散。
分かるかな木星の右隣のちょっと赤いアンタレス
これは、1月25日のアンタレス
1月12日未明、宮良海岸に降りて、うしかいのアルクトゥールスとおとめのスピカと出会う。(累計5星)
南十字やケンタなど水平線際の星たちは厚い雲に閉ざされていた。
アルクトゥール
スピカ
1月15日朝、この小正月の15日の宮良海岸での出来事が、夢のようなひと時だったことは、生涯の思い出にもなろう。南の水平線際の雲は、この日奇跡的に切れており、南十字のアクルックス、べクルックス(ミモザ)、ケンタウルスのリギル・ケンタウルス、ハダルの南半球の主役たちが輝いてくれた。、天頂付近にはししのレグルス、西には、ふたごのボルックス、ぎょしゃのカペラ、オリオンのベテルギウスとこの朝だけで、8つの輝き星たちに出会えた。(累計13星)
1月18日朝、朝の夏の大三角形への活路を見出だそうと、白保海岸へ、何とかこと座のベガと遭遇。晴れればこの浜で、デネブとアルタイルに会おうと誓う。(累計14星)
なんと、空が全開したのが1月23日。朝、ベランダからベガと はくちょうのデネブを撮影。(累計15星)
爆発したのがその日の夜。宮良の浜で、エリダヌスのアケルナル、みなみの魚のフォーマルハウト、オリオンのリゲル、おうしのアデルバラン、そして、家に帰って、ベランダからのりゅうこつのカノープスと一挙に5星で(累計20星)のリーチ!
カノープス
ついにその日が来た。 昨日1月25日暁の東空に、わしのアルタイルが薄明光と月明かりの悪条件ながら、しっかりとした輝きを見せてくれました。(累計21星)
さまざまな、困難、苦悩はあったが、日本中で、ここ石垣島でしか体験できなかった2019年の1月を終えようとしている。
満足してます。窓を開けると北風が冷たい。明日は、最後の石垣島マラソン。ですが24k。先週100k走ったことを想定して24kにしたのだが、2時間半で終わるので、石垣島マラソン最後にしてはさみしい。
2019年1月最高の映像は、これでしょう。ISO6400にしておいてよかった。流星が映りこんでいます。
南十字のαからεまで5つの星が輝いて、まさに国旗の正統な十字であります。