かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

人生〇代目のスマホ君にわずか4か月でお別れを・・

2024-08-19 18:57:36 | 日記

この4月、宮城蔵王の山域でズボンのポケットに入れていたスマホを、山菜の女王といわれるタラの芽採取に夢中になっている間に、どこかの草むらに紛失した。紛失に気付いた直後からヒメギフチョウの観察もそこそこに懸命に捜索したが現れてくれなかった。

幸い家の者が同機種を購入していて使用していないのがあったので、SIMといわれる通信チップをそいつに挿入するだけの被害で、おおむね現状を回復し、しばらくは平穏の日々を送らんと過ごしていたのだが、先週の朝目覚めて、いつものように枕元に置いていたそのスマホ君を開いたら、なんと画面中央に鮮やかなピンクの縦の線条が数本輝いていたではないか!何も悪いことをした覚えはないというのにだ・・・・(〇〇教の信者だったら、お盆に先祖をお参りしていないせいだと咎められたかもしれない)

 

再起動しても、昭和のテレビのごとく少したたいても回復することがなかったので、たまらずショップに駆け込んだが、(月数百円の代金を惜しんで)故障保証サービスに加入していないことを理由に、修理に1か月、最低でも1万数千円は要するといわれてすごすご退却した。

それで、そのまま使い続けることもなんだから、ネットで調べたら、なんと某社のアンドロイド版エントリー機種が新発売でで20000円ボッチで発売されていたので、それに変更することを決めたら、わずか二日で家に到着した。

もうこの年でゲームも動画もたしなまないのであって、そんなエントリー機種で充分である。

このあらたなスマホで何代目だろうか、記憶をたどるだけで6代目ぐらいにあたるか。初めてスマホといわれる機種に手を出したのはわずか10年前くらいではなかったか。紛失はただの1度で、あとは機能の陳腐化ではなかったか・・何だったのだろう、機種変更の理由。忘れた。それにしても、あまりにも頻繁な機種変更であり、それだけ、スマホの寿命ははかないということだろう。

さあ、この20000円のスマホくん、この先、オイラにどんな貢献をしてくれるのだろう。もう山で落とさないようにしっかりとしたストラップを肩にかけたサコシュに固定して、大事にしていこう。せめて5年も傍らにいてくれたら、「仲間」と呼んで、記憶にもとどめるだろう。

 

今日でお別れのピンクの線に入ったスマホ君と、汗ばみながら青葉の森を2時間ばかり歩いた。肝心のキノコちゃんには巡り合えなかったけど、坂道を越えたらさわやかな風に吹かれて、わずかばかりの秋を感じた。さよなら、わずか4か月のわが友よ・・・

コメント

キノコを学びながら夏を乗り切る

2024-08-14 19:23:52 | 日記

1年前の山歩きスタイルと比べたらすごいぜ。

ザックにクマ鈴を二つ、ホイッスルと防犯ブザー(ただしヒャッキンの小学低学年生用)を括り付け、肩にかけたサコッシュにクマよけスプレーと虫よけ用ハッカ油スプレーと液体ムヒ、プラス、ザックのヒモに携帯蚊取り線香とノーマット(ヒャッキン)と夏の低山歩きの完全装備のいでたちなのだ。

そこまでして、どうして出かけるかというと「キノコ」にハマっているからである。1年前までは「夏キノコ」という言葉さえ、そして食べられるキノコの名前さえ知らなかったのである。

去年の秋から今年の夏まで採取していただいたキノコの名前。

秋、「ムキタケ」「ヒラタケ」「ウスヒラタケ」「マスタケ」「アイカワタケ」

夏、「タマゴタケ」「チチタケ」「ヤマドリダケモドキ」「アカヤマドリ」

と全く1年前まで名前さえ聞いたことのなかったキノコを近くの山で少しだけいただいて、食の一部に加えることができた。飛躍的な進歩である。

 

図鑑やyoutuberたちに教えられながら、この1年でキノコのことを学んで、また山歩きに、また楽しさを加えることができた。キノコのおいしさだけでなく、森の成り立ちにキノコたちの果たす役割も知ってきのこたちへの愛しさもました。

今の関心は、名前の特定できないキノコは「毒」か「食」かだ。「夏キノコ」の代表格であるイグチ科

(傘の裏がヒダではなく管孔というアミ)にだって「毒」や「不食」(まずい)のものも多数あって

「イグチ科は食べられる」というオイラの既成概念は覆された。食毒不明のものは、家に持ち帰って図鑑とにらめっこ。自信が持てない者は口にしないこととする。

 

    

     名前の特定に自信の持てなかったイグチ科の仲間たち

 

 

これまでの人生において、まったく「毒キノコ」としか思っていなかったテングダケ科の「タマゴダケ」を週末、シチューとチーズトーストにしてたべたら、なかなかの食感であった。

泉ヶ岳で採取してきた「チチダケ」「アカヤマドリ」「ヤマドリダケモドキ」(和製ポルチーニの呼び声高い)もおいしくいただいた。

また台風が近づいている。山がちょっとでも晴れそうなら、防虫、防クマ完全装備のいでたちで出かけようこの夏の近隣の山。(おっとギンギンに冷えたコーラも忘れずに)

 

 

 

ベニタケ科チチダケ、しっかりチチが出ています

 

アカヤマドリの幼菌

 

 

和製ポルチーニといわれるイグチ科ヤマドリダケモドキ

 

誰が見たって「毒キノコ」のテングダケ科タマゴダケ

 

タマゴタケとアカヤマドリのクリームシチュー

 

タマゴタケとアカヤマドリのチーズトースト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

ペルセウス流星群とTJARのお茶の間ウォッチ

2024-08-12 15:19:26 | 日記

今年のペルセウス流星群の極大となる日と時間帯が本日12日の23時ごろから13日未明にかけてだと天文観測手帳の情報を得ていたので、昨日と今日の二泊尾瀬のキャンプ場に予約を入れておいたのだが、間が悪いことに台風5号が東北地方を横断するとの2,3日前からの予報を受けて、この予約はキャンセルとした。

ほんとに運の悪い男である。その台風ときたら北東北方向を横切り、仙台は12日昼現在、まったくのそよ風と小雨程度であり、沖縄で台風を何度も経験した者にとって、何らあの怪物的な気配をもった台風の雰囲気がみじんも感じられず、肩透かしを食ってしまった。「登山天気アプリ」をのぞいたら、尾瀬の燧ケ岳は晴れマークも見せており、キャンセルせずに行っていれば、あるいは「1時間に60個も期待できる」とされていた流星に目を見張っていたかもしれない。

まあ、「タラ・レバ」は仮想の世界であって、天気予報をまじめに受け止め、事前に行動を慎むのはリスク管理の第一歩であり、現実的な行動なので後悔はしていないんだが・・・・

それで、今夜は早く横になり、深夜から未明にかけてハワイのマウナケア山頂付近4,200mに設けられた国立天文台ハワイ観測所(すばる望遠鏡)が提供するYoutubeの映像を眺めて流星を観測することにしたい。この時間帯ハワイでも月明かりの影響は受けないと思われるので、ばっちり観測できそうだ。

(国の関係機関で最も好きな)国立天文台さん「いつも晴れた夜空を提供してくれてありがとう」

 

国立天文台スバル望遠鏡(ハワイ)ライブ

 

それとこの時期だが、2年に一回開催されるTJAR(トランスジャパンアルプスレース)が8月11日(日)0:00スタートで開催されている。レジェンド望月将悟さんは残念ながらDNSしたそうだが、連覇をねらう土井選手ら30名中29名は元気に山を駆け抜けてくれているみたいだ。各選手が携帯しているGPS装置によって、選手の現在位置がおおむねリアルに確認できる。

本日午後2時現在、一番早い土井選手はもう中央アルプスの登りに差し掛かっていて、一番遅い選手はいまだ北アルプス黒部五郎岳付近にいる。日本のトップクラスの山岳ランナーであってもこの差は恐ろしいが、誰一人リタイアせず8月18日(日)24:00までに静岡市の大浜海岸のゴールゲートを潜り抜けてほしい。オリンピックの次はこれだ!

GPSマップは、拡大すると国土地理院の正確な地図と重なる。空想登山を楽しみながら、応援しようぜ。

 

TJAR2024レースのGPS追跡マップ

 

追記

TJARのレジェンド望月さんが辞退した理由は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が理由だった。静岡市の消防局に勤務する望月さんであるからやむを得ない選択だったのだろう。故障ではなくてよかった。

 

 

 

コメント

夏の山で飲むゼロビール

2024-08-07 19:53:34 | 日記

家の冷蔵庫の冷凍室でペットボトルの水やスポーツドリンクを凍らせておき、朝、山に出発する前にモンベルのクーラーバックに入れておけば、午後まで氷がすっかり解けることなく、ギンギンに冷えた水分で乾いた喉を潤すことがわかったので、昨日はこのバックにノンアルコールのビール350m缶をあき空間に入れて泉ヶ岳に出かけたが、山頂に至る前に体がビショビショになるほど.汗をかいてしまったので、途中の休憩場所で我慢できずいただいてしまった。

山で乾いたとき「ガンガンに冷えたビール」を飲む快楽を知っているだけに期待したが、ギンギンと冷えてはいるが「う~ん、いまいちの味」、やはりビールにアルコールが含まれないと、なにか体が楽しまない。多少罪の意識を抱えながら、山頂で飲むビールじゃないとビールの存在感を受け止めることができない。

ただし、山頂で飲むビール、これから下りがある日帰り登山においては、もうオイラの年齢ではやめておこう。下山途中つまずいて、頭を岩角に打ち付けたらシャレにならない。ギンギンに冷えたビールは、山小屋やテント場に着いた後にたしなもう。

で、ギンギンと冷えた何を日帰りの夏山でいただくか。昨日は、登山を終えた後、自販機で「三ツ矢サイダー」をいただいたら、ギンギンと体に浸みていき感銘を受けた。

やっぱり、炭酸系で甘いものに限るか・・・・

過去に、トライアスロンの後半、エイドでいただくのは「コーラ」が定番だった。カフェインのためかサイダーやスポーツドリンクよりも体が不思議と元気となっていく感じがした。

数年前、南アルプスの北岳トレッキング中、体に悪寒がして高山病か風邪気味の状態だったが、山小屋で購入したコーラを飲んだとたん体が急激に回復した「成功体験」がある。

その後、北アルプスや富士山では何の罪意識も感じず、行動中高価な「コーラ」と「ポテチ」を営業小屋で購入しいただくのが、オイラの定番となっていることを思い出した。家では絶対にいただかないアウトドアのコラボだ。

コーラに薬効成分あるとはとうてい思えないが、こんな過去の体験があるものだから、今度はクーラーボックスにコーラを入れていこうという気になった。「ポテチ」も連れて行こうかな。

汗ビショビショの夏山で、「ノンアルビールは没」、と相成る。

   

コメント

夏空・沢音・セミの歌・・・  故郷の山と空をながめて

2024-08-04 15:26:47 | 日記

     

 

パキスタン・カラコルム山脈のK2峰で仲良く永遠の旅に出かけようとしている二人にとって、故郷の山の風景はどんなだっただろう。平出さんは長野県育ち、八ヶ岳や南アルプス北部の山々が心の残っていただろうか。中島さんは奈良県育ち、吉野や紀伊の山並みが目に焼き付いていただろうか。

雪と氷と岩の世界に魅入られて、そこを人生の舞台に選んだ二人であっても、故郷日本の青い山並の四季の風景、沢の音、小鳥やセミの歌声、高原を渡るさわやかな風の匂いは忘れることはなかったろう。

オイラの故郷の山の一つといってもよく、何度も登っている泉ヶ岳の頂上付近の岩に腰かけて、雲間から現れる夏空とその下方に広がる北蔵王の山並みを眺めながら、そんなことをぼんやり考えていた。

「ギィ・・・・・・・・・・♪」抑揚もなく単調な音ではあるが、エゾゼミの歌声を聞くと夏の山にいるという実感がわいて妙に心が休まる。

市営バスと地下鉄を乗り継いで2時間弱とすこし時間を要するが、市民の山「泉ヶ岳」の登山口の標高は520メートル。山頂が1171.9m。わずか500m~1000mのエリアだけれども、市内と比べると5,6度温度が低いし、冷たい水の湧く沢もコース途中にあって、乾いた喉を潤し、火照った体を覚ましてくれ、熱中症も防げるだろう。この夏は、9月の富士登山のトレーニングを兼ねて、週に二度、三度はこの山を歩こう。

yahooニュースを開くと、このところ毎日のようにアルプスや富士山といった高峰における同世代の「死」や「重傷」の報に接する。いつ何時、オイラもそのような遭難報道の主役になるやもしれん。せめて山での「過労死」や「行動不能」を起こした身の程知らずで厄介な年寄りとコメントされないように、トレーニングしようぜ。

 

コメント