かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

過ぎたるは

2006年06月06日 | ガーデン

過ぎたるは及ばざるが如しという格言がある。言い古された言葉だが、自身なにか凝り性のところがある。

何かといったらわき目もふらず一目散というたぐいである。なにか飄々として生きているような人を見るとどうして?と思うことが多々あるような気がする。

もちろん、人は見た目とは違い内面はとても飄々としているとはいえないだろう。
最近、何かに凝ろうとする自身を第3者的に見てしまう自分がいることに気がつき始めた。加齢により気力、情熱等というものが低下し、やや冷ややかに見てしまうのだろう。

山ひとすじという感じの情熱あふれる仲間を見ているととてもうらやましいが、自分はそこまで出来ないかなと思うようにもなった。

夢や大きな目標に挑むのもいい。しかし挑み続けるのもいささか疲れる。身の丈にあったささやかな楽しみも味わえるようになれたらいい。そういう部分が自身足りないようにも思える。

雑草だらけの荒れた庭を見て、一挙にやろうとするとあせりも生まれ、ストレスも大きくなる。一隅を照らすという言葉もある。少しづつでもきれいになればそれでいいではないか。たとえ限定的ではあってもいい方向に向かっていれば良しとしよう。

時代はあまりに急ぎすぎ、刺激的、刹那的過ぎる気がしてならない。これでは安らぎなど永久に感じることはないだろう。足るを知ることも足りないような気がする。

まだまだ精神的にも稚拙だが、そのことに気付くだけでもましなんだろう。