かずの里山ハイク

山や花、日常の出来事などの気まぐれブログ

マッキンリー

2006年06月28日 | 山歩き
暗いニースが続きうっとおしい気持ちにもなる。ネット仲間からの情報は得ていたが、
山口県山岳連盟(県岳連)登山隊が北米最高峰マッキンリー(標高6194m)の
登頂に成功した記事が山口新聞に掲載されていた。県岳連は1974年(昭和49年)
隊員1名の病死により登頂を断念した経緯もあり、32年ぶりにの挑戦で念願を果た
されたことになる。うれしいニュースだ。

当時の私は25歳で、県岳連の色んな行事にも仲間と参加し、夢多き時期でもあった。
また講習会の場で74年のマッキンリー登山記録もスライドで見た記憶もあり、
安全な登山について自身考え直す良い機会にもなった。聞くところによると去年の
山岳遭難は件数、人数共に統計を取り始めた1961年以降最悪の数字らしい。
中でも中高年の遭難が8割以上を占めるらしい。これは単独行も多い自身への戒めも
含めて無理のない山行及び日頃の健康管理により留意すべきだろう。

もっとも当時の山行は夏山天幕縦走で25kg、厳冬期登山においては45kg担いで
歩いていたので、同じような登山は望むべきもない。体力・運動能力の低下も考慮し、
また、経験による過信も禁物だ。常に自然の怖さも意識しながら行動すべきだろう。
情けないが現在担げる重さはせいぜい15kgと思われる。だとすると長期の天幕山行
は出来ないことになる。アルプスなどは小屋泊まりが精一杯だ。