出向元の会社で昼休みに眺めていた山のひとつに東方便山があった。若い時から登り残した山でもあったが金光康資さん著「防長山野へのいざない」第1集改訂版にコース記事が掲載されていたので登ってみることにする。
防長山野へのいざないについては以前にも述べたが、自身バタバタとしていたこともあって第3集は未購入だった。このことを金光さんにメールで相談すると恐れ多いが自宅近くまで届けて頂くことになっていた。今日ホムペの東方便山の編集をしていると奇しくも金光氏から連絡を頂き、近くの道の駅で手渡しして頂いた。
ご多忙の様子なので山情報を少し交換しただけでお別れした。自身、里山をしっかり歩こうと思いホムペも「里山ハイク」名を冠している。そういう意味では「防長山野へのいざない」はいわばバイブルのような存在になる。同じ県に先駆者的な方がおられ、充実したガイドブックがあることは幸せなことでもある。私も自分の楽しみが最優先ということには変わりないが、こうして紹介することで荒廃する里山が少しでも親しまれるようになればとささやかながら思っている。
さて、こちらの方は画像中心にアップしよう。
林道方面山線入口、この道を道なりに行けば登山口にたどり着ける。よほどのことが無いかぎり迷うようなことはないだろう。
公社の植林地ということもあり良く手入れされている。
林道終点からアンテナ鉄塔までは幅60cmぐらいのコンクリ舗装の道をトラバース気味に歩くことになる。
ヒサカキの花、プロパンガスのような匂いを発する。雄花と雌花がある。花弁を見るとわかるらしいが、雌花は花が開き気味とのこと。
アンテナ鉄塔から展望岩まで明るい尾根が続き、快適な散歩道だ。
方面山山頂直下、東方便山も同じだが山頂付近は測量のためなのか伐採してあり、結果的に展望が良くなっている。
方面山から東西鳳翩山の山なみが望める。
落ち葉ふかふかの散歩道、気持ちええなぁ!
東方便山から東方面の山、白石山、狗留孫山等が望める。樹間から特異な山容の十種ヶ峰も意外と近くに望めたが、写真はNGだった。
展望岩から山口市街地を望む。南方面は180°の展望が拡がる。
山味は東鳳翩山と凌駕するのでは?と思われるが登山者は本日5名だった。
こういうコースは残って欲しいと願わずにはいられない。
寂しいので白梅も添えましょう。