ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ヴァイオリン協奏曲(Mendelssohn)

2010年11月01日 05時30分00秒 | 音楽
 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調についてです。

 レコードやCDでよく知られているヴァイオリン協奏曲として、ベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーの作品が挙げられますが、最も華やかで親しみやすいのが、メンデルスゾーンのこの曲だと思います。旋律の美しさのためでしょうか。

 第1楽章では、前奏に続いて登場する第1主題が、短調でありながらも決して詠嘆調ではなく、甘美で華やかなものです。

 第2楽章は、前の楽章から切れ目なく続きますが、一転して穏やかな旋律になっています。子の冒頭部分は、初心者でも真似くらい出来そうです。

 第3楽章も第2楽章から続いて演奏され、ソロヴァイオリンが活躍して盛り上がる部分ですが、私がこの楽章の一部でも弾けるようになるのは何年先のことやら。

 このヴァイオリン協奏曲では、カデンツァがヴァイオリニストに任されてなく、作曲者が用意しています。器楽奏者は、音楽教育を受ける段階で作曲も学んでいるので、カデンツァを作曲することは出来る筈ですが、聴いていてピンと来ないカデンツァもあります。曲によっては、後世の作曲家が作ったり、史上有名な演奏家が作ったものを使うことがあるそうです。

 レコード時代には、オイストラッフ(ソロ)とオーマンディ(指揮)のものを25cmLPで持っていましたが、同じ音源のCDに買い替えました。いずれも、メンデルスゾーン単独の収録です。美音で知られたエルマンのものも買いましたが、あまり感心できませんでした。比較的新しいものとしては、チョン・キョンファ、ナージャ・ソレルノ=ソネンバーグの両人のCDを持っています。後者は期待に反して常識的な演奏です。

 よく聴くのは、オイストラッフのもので、華美に流れず、このヴァイオリニストの福々しい表情からも感じられるように暖かみのあるもので、曲想をよく活かしていると思います。

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コメント (3)
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