ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

小沢さんはずるい

2010年11月03日 23時04分47秒 | その他
 報道されるところでは、党を束ねる幹事長の会談要請に応じないそうで、この人らしい、傲岸不遜なところがよく現れていますね。一平卒と言うのは冗談だったようです。もっとも、次の総選挙に出ないことをやめたという前首相も居る政党ですから、嘘もまかり通るのでしょう。

 そんな小沢さんがネット番組で国会招致問題に関連して発言しています。内容は聞かなくても予想できそうなことばかりですが、仮に幹事長が問題視しても、これは一般論を述べたに過ぎない、党からの正式な質問があれば真剣に回答するくらいのことを言って逃げるでしょう。

 こうなると、行き着くところ、小沢さんの除名も選択肢に入って来そうですが、それだと党分裂は必至で、支持率が急落した菅内閣は持ちませんから、菅、岡田体制では決断できないでしょう。

 しかし、小沢問題のこう着状態が続けば、国会審議の前提条件が崩れ、野党が小沢さんの招致を強く求めて審議に影響を及ぼし、ひいては国民生活に・・・ということにもなりかねません。

 オバマ大統領が率いる民主党の大幅後退がよその国の出来事ではなく、菅さんや岡田さんの睡眠の妨げとなる悪い夢、いや正夢となるかも知れませんね。

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死刑制度と裁判員裁判

2010年11月03日 05時30分00秒 | その他
 裁判員が死刑の結論を下すかどうか注目された「耳かき店員殺害」の事件の裁判で、無期懲役の地裁判決がなされました。

 冒頭から脱線しますが、押尾学の事件もこの事件も、事件に至った状況が、どうも普通の社会の出来事とは違うような気がします。

 本題についてですが、理系出身の私は、法学概論の講義しか受けて居りませんので、法律について深く語る資格はありませんが、死刑制度が存在する以上、裁判員が死刑の結論に関与することがおかしいとは思いません。審理は慎重に行なわれるでしょうし、上級審もあるからです。

 死刑制度に反対する人が多いし、世界的な潮流は死刑制度の廃止に向かっていることは承知しています。それ自体に反対するものではありません。反対運動も大いに行うべきでしょう。

 死刑制度に反対の理由は、察するに、法律の名を借りた殺人は行なうべきではない、あるいは誤審により死刑が執行されたら取り返しがつかない等でしょう。肯定論としては、遺族感情の考慮や重大犯罪の抑制につながるということでしょうか。

 ここで私の知人A氏の例ですが、実兄Bさんが殺害され、別の殺人の犯人XがどうやらBさんの殺害犯らしいというケースがあります。XはBさん殺害を自供すると、2人を殺害したことになり、死刑の求刑が確実なために自供しません。しかし、Xには一応の動機があり、状況証拠からもBさん殺害の可能性は高いようです。

 この場合、Xが一人の殺害で裁かれれば有期刑で済むので、A氏の遺族としての感情は何ら癒されません。仮に死刑になれば、Bさん殺害についての真相が明らかにならない不満は残っても、A氏は多少の溜飲を下げることができるでしょう。

 万一、A氏が釈放後のXに危害を加えれば犯罪行為になりますから、こう言う点を踏まえれば、刑罰には、国家に遺族に代わって制裁を課して貰うと言う側面もあると思います。応報刑的な考えが強まるのは好ましくないとしても、家族係累を殺された人の立場からすれば、死刑制度が無くなる、1人を殺しただけでは死刑にならないというのは納得が行かないでしょう。

 死刑制度は存続、しかし、運用は慎重にという、一種、必要悪の状態は当面続くでしょう。

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コメント (6)
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