ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

「ウィリアム・テル」序曲

2010年11月09日 05時47分04秒 | 音楽
 序曲と言うからには歌劇があるのですが、本体の歌劇はほとんど上演されないらしく、序曲だけが独立してしばしば演奏され、とても有名です。

 「夜明け」、「嵐」、「牧歌」、「スイス軍の行進」の4部構成で、「夜明け」と「嵐」は楽譜上も切れ目が無く、「嵐」、「牧歌」、「スイス軍の行進」のそれぞれの間は、楽譜上は切れているものの、実際には休みなく演奏されます。まるで交響詩みたいですね。

 「夜明け」はチェロの5重奏で始まり、その後、5重奏以外のチェロとコントラバス、部分的にティンパニが加わる珍しい演奏形式のものです。「嵐」は田園交響曲の第4楽章と並ぶ、優れた嵐の描写の音楽として知られています。トロンボーン、チェロ、コントラバスの奏者は苦労しそうです。「牧歌」はイングリッシュホルンとフルートが交互に演奏したのち、イングリッシュホルンの旋律に重ねられるフルートのオブリガートが特徴で、フルート好きにはたまらない部分です。最後の「スイス軍の行進」はいかにも明るく勇ましい曲で、いろいろな場面で良く使われています。

 全体として、各楽器には負担の多そうな曲で、私のフルート、ピッコロ、ヴァイオリンの腕では弾けそうもありません。コントラバスもかなり大変そうです。

 これだけ凝った序曲を作るロッシーニは大したものです。ただ、序曲を聞いただけで、疲れてしまいそうですね。しかもこのオペラ、上演するととても長いらしいです。

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