かつて、フルートを独習していた私にとって、この曲とバッハの管弦楽組曲第2番は教本のようなものでした。と言って、どちらも、なかなか満足に吹けた訳ではありません。
この曲のみを収録したランパルの17cmLPレコードが市販されていたので、それを購入して聞いた記憶があります。オーケストラは読響、指揮はグシュルバウアーと言う人でした。ランパルは一時期、非常にもてはやされた人です。
いかにもフルートの特性を活かした曲と思いますが、実はこれ、オーボエ協奏曲を手直ししたものなのだそうです。そう言えば、フルートソロの最初の部分で、高音のDを4章節連続して吹くのは私にはなかなか難物ですが、オーボエなら楽器に吹き込む息の量が少なくて済むそうですから、よいのかも知れません。
ニ長調と言う調性、ヴァイオリンの場合には弾き易い調性です。フルートの場合でも、シャープが二つですから難しいという程ではありませんけれど、何でニ長調なのか疑問に思ったことがありました。多分、昔のフルートはD管だったことによるのでしょう。
第2楽章はゆったりとしていますが、前後の第1、第3楽章はフルートにとっては、指の運びが忙しい曲です。オーボエの曲だったかどうかは別として、フルートの協奏曲としてはとてもポピュラーで、この作曲家の一面である、澄んだ美しさを備えた名曲と思います。
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この曲のみを収録したランパルの17cmLPレコードが市販されていたので、それを購入して聞いた記憶があります。オーケストラは読響、指揮はグシュルバウアーと言う人でした。ランパルは一時期、非常にもてはやされた人です。
いかにもフルートの特性を活かした曲と思いますが、実はこれ、オーボエ協奏曲を手直ししたものなのだそうです。そう言えば、フルートソロの最初の部分で、高音のDを4章節連続して吹くのは私にはなかなか難物ですが、オーボエなら楽器に吹き込む息の量が少なくて済むそうですから、よいのかも知れません。
ニ長調と言う調性、ヴァイオリンの場合には弾き易い調性です。フルートの場合でも、シャープが二つですから難しいという程ではありませんけれど、何でニ長調なのか疑問に思ったことがありました。多分、昔のフルートはD管だったことによるのでしょう。
第2楽章はゆったりとしていますが、前後の第1、第3楽章はフルートにとっては、指の運びが忙しい曲です。オーボエの曲だったかどうかは別として、フルートの協奏曲としてはとてもポピュラーで、この作曲家の一面である、澄んだ美しさを備えた名曲と思います。
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