ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ラ・カンパネラ(Liszt)

2010年11月21日 10時07分02秒 | 音楽
 この曲を最初に聴いたのは「わが恋は終わりぬ」(1960)と言う映画を見た時で、フランツ・リストに扮した俳優のダーク・ボガードが弾いていました。音は吹き替えだろうと言われていますが、指がよく動いていましたから、かなりの練習を重ねたのでしょう。

 タイトルは「鐘」の意味だそうで、多数の鐘を鳴らして録音し、早回しで再生すれば、このような感じになるのかも知れません。原曲のパガニーニのヴァイオリン協奏曲とはかなり趣が異なっていて、個人的にはリストのピアノ曲の方が聴き応えがあるように思います。リストにはこのような編曲ものも多く、ベートーヴェンの交響曲のピアノ用の編曲もあると聞きます。

 作曲者のリストは手が大きく、ヤツデの葉っぱくらいあったという怪しい記述を読んだことがあり、それはともかくとしてもピアノを弾くには有利だったのでしょう。ピアニストとして超一流だったそうですが、残念ながら、レコード以前に亡くなっています。直弟子のエミール・フォン・ザウアーならレコードがあるそうです。

 リストのピアノ曲の録音は、以前は少なかった記憶が有ります。難しいせいなのか、あまり売れないのか、どちらかなのでしょうね。私はずっと、ジョルジ・シフラのレコードを聴いていました。

 「ラ・カンパネラ」は、最近ではフジ子・ヘミングの演奏でも有名になりました。この人にしては、テンポも遅くなく、しかしながら、思い入れたっぷりの演奏です。どちらかと言うと、古いスタイルの演奏のように思いますが、聴いていて、妙に落ち着きます。

 新しいところでは小山実稚恵のCDを持っていますが、これが恐らく、一番まともな演奏なのではないかと思います。

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