バッハと言うと、どうしても堅苦しいイメージがありますが、個々には旋律が美しい親しみやすい曲もあります。オリジナルのものはオルガン、オーケストラ、チェンバロなど、いろいろな楽器、演奏様式で演奏されますが、バッハを手軽に演奏しようとするなら、ピアノで演奏するのが一番でしょう。オルガニストでもあったシュヴァイツァーも、ランバレネに熱帯仕様のピアノを持参したと聞きますから、バッハを演奏したことと思います。
「主よ人の望みの喜びよ」はあまりにも有名ですが、もともとはカンタータの中のコラールで、オーケストラとコーラスで演奏される曲です。ピアノ単独やピアノ伴奏によりヴァイオリンやフルート等でも演奏されることがあります。私はこの曲を初めて聴いたのがピアノの演奏だったため、ピアノ曲だとばかり思っていました。
「シチリアーノ」も、元はフルートソナタの一部なのですが、この楽章が単独で演奏されたり、果てはピアノ独奏で演奏されることもあって、よく知られています。私はフルートを趣味で吹きますが、この曲も、ピアノの曲と思っていました。
少々古いのですが、日本でもファンの多かったドイツのピアニストのウィルヘルム・ケンプの「ケンプ/バッハを弾く」というタイトルのCDがあり、バッハの曲をメインに13曲ほどが収録されています。ケンプはオルガニストでもあったので、バッハには造詣が深い人です。
偶然、このケンプの「バッハ ピアノのための十の作品」(全音楽譜出版社)という楽譜集を見付けて購入しました。上述のケンプのCDのうちのバッハの10曲と同じものです。
「主よ人の望みの喜びよ」はピアニストのマイラ・ヘスの編曲が有名で、楽譜が市販されていますが、ケンプの編曲のものもしばしば使われます。手許にあるリパッティのCD中のシチリアーノはケンプの編曲によるものです。
私が気に入っているのは、CDでは「」キリストよ、われ汝に呼ばわる」、楽譜集では「イエスよ、私は主の名を呼ぶ」となっているBWV639のコラール前奏曲で、少々暗めですが、まるで古典派のピアノソナタの緩徐楽章が始まるような感じのある、落ち着いた深みのある曲と思います。
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「主よ人の望みの喜びよ」はあまりにも有名ですが、もともとはカンタータの中のコラールで、オーケストラとコーラスで演奏される曲です。ピアノ単独やピアノ伴奏によりヴァイオリンやフルート等でも演奏されることがあります。私はこの曲を初めて聴いたのがピアノの演奏だったため、ピアノ曲だとばかり思っていました。
「シチリアーノ」も、元はフルートソナタの一部なのですが、この楽章が単独で演奏されたり、果てはピアノ独奏で演奏されることもあって、よく知られています。私はフルートを趣味で吹きますが、この曲も、ピアノの曲と思っていました。
少々古いのですが、日本でもファンの多かったドイツのピアニストのウィルヘルム・ケンプの「ケンプ/バッハを弾く」というタイトルのCDがあり、バッハの曲をメインに13曲ほどが収録されています。ケンプはオルガニストでもあったので、バッハには造詣が深い人です。
偶然、このケンプの「バッハ ピアノのための十の作品」(全音楽譜出版社)という楽譜集を見付けて購入しました。上述のケンプのCDのうちのバッハの10曲と同じものです。
「主よ人の望みの喜びよ」はピアニストのマイラ・ヘスの編曲が有名で、楽譜が市販されていますが、ケンプの編曲のものもしばしば使われます。手許にあるリパッティのCD中のシチリアーノはケンプの編曲によるものです。
私が気に入っているのは、CDでは「」キリストよ、われ汝に呼ばわる」、楽譜集では「イエスよ、私は主の名を呼ぶ」となっているBWV639のコラール前奏曲で、少々暗めですが、まるで古典派のピアノソナタの緩徐楽章が始まるような感じのある、落ち着いた深みのある曲と思います。
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