コンサルタントバンク コンサルタント(プロ・希望者)+ 士業の異業種交流会

コンサルタントバンクは、コンサルタントや士業の先生方の異業種交流会で、無料で登録できる組織です。関連情報をお届けします。

【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  変化に見舞われる金型業界 3524-3b05

2024-11-05 12:21:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  変化に見舞われる金型業界 3524-3b05

 経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■   変化に見舞われる金型業界 3524-3b05
 「金型業界には、お化けにおびえる企業経営者が多い」と指摘するのは、日 本金型工業会学術顧問のYさん。怪談話には季節が異なるが、どう いうことだろう。中小企業を悩ませる原材料価格やエネルギー価格の高騰問題、 人手不足に対処するために、価格転嫁の実現が大きな問題となっている。それ にも関わらず、取引先に価格交渉をすることを躊躇する企業が少なからず存在 する。Yさんは、そんな企業の姿勢を「見えてもいないお化けにおびえてい る」と言うのだ。

 金型業界を取り巻く状況はここ数年で激変している。事業所数はピーク時の 1万3000事業所から4300事業所と約7割減少し、従業者数も4割減に なっている。取引先企業の海外展開や主要ユーザーである自動車産業の電動化 の影響を受けているとはいえ、EV時代になっても金型が必要であることは変 わらない。実際EVモーター用金型が作れる企業は国内に2社しかおらず、仕 事が殺到しているという。自動車メーカーやティア1と呼ばれる大手部品メー カーは、日本の金型産業がこれ以上衰退すれば、国内でのものづくりが難しく なると危機感を持っている。

 Yさんは、「原価低減活動という名のもとに、毎年のように納入価格を引 き下げてきた自動車業界の姿勢にも問題があるが、市場が変化しているにもか かわらず、取引先との交渉に踏み出せない金型産業に携わる企業側にも課題は 多い」と指摘する。すでに金型の納入価格は韓国よりも安く、世界的にも下位 に陥っている。値上げを要求すれば取引停止を申し渡されるとおびえ、安さだ けを追求する時代ではなくなっている。

 ではどうしていけばいいのか。Yさんは「マーケティングが大事」と指摘 する。どの業界が伸びそうで、そこに対してどういう提案をするのかを考える 部署が多くの金型企業には存在しない。一人でもいいので、営業や情報収集を 担当する人員を配置し、新しい販路を開拓する準備をするべきだという。「他 業種の取引先を持つことが、市場の変化に柔軟に対応できる強さを持つことに つながる。金型だけでなく、加工事業に乗り出したり、自社製品づくりに発展 すれば、企業力はさらに強くなる」とも。

 日本金型工業会は今後、金型関連事業者の大がかりな実態調査を予定してい る。「小規模で取引先の多くは自動車関連」というこれまでの常識が、今後10 年で大きく変わるかもしれないという予想を立てている。調査結果をもとに、 今後金型業界にとって必要な施策にも反映させていくという。“型にはまらな い”成長の道筋を見出すことを期待したい。

【 コメント 】
 ほんの一昔前までは、日本の金型産業は、その品質から高く評価されていました。

 ところが、中国をはじめ、これまで日本の金型メーカーが安い価格で日本メーカーを駆逐し始めただけではなく、これまで水をあけられていた国々の技術力向上で、日本の金型メーカーにキャッチアップしてきています。
 Y氏がおっしゃる通り、日本勢は、その勢いに精神的に負けてしまって、「見えないお化け」に翻弄されてしまっているようです。
 これまでは、自社で営業活動をしなくても、仕事の方からやってきてくれましたが、今や、時代が変わってきているのです。攻めの経営が求められていますので、それに対応できない企業は淘汰されかねません。
 コンサルタント・士業の力をちょっと借りるだけで、まだまだ日本の金型メーカーの品質は、外国メーカーと比較しても勝っていると考えます。
 同業者同士の連携と後継者育成をして行くことが吃緊の課題です。
 同業者同士の連携で、コンサルタント・士業の支援を受ければ、充分に対応できると考えています。
 コンサルタント・士業も、その点を強調して、金型メーカーに接触すれば、仕事を獲得することができるはずです。
 両者とも、危機感不足と、まだまだ工夫と努力が不足していると考えます。
 遅くなりすぎないうちに、対処しないと金型メーカーに明日はないでしょう。

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

■ バックナンバー ←クリック 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月4日 ◇映像で視る「清水谷御殿」 ◇友達にすべきでない人とは ◇ウォーキングの方法2-3 大股歩行・大股速歩

2024-11-05 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 11月4日 ◇映像で視る「清水谷御殿」 ◇友達にすべきでない人とは ◇ウォーキングの方法2-3 大股歩行・大股速歩 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

11月4日

 給与所得者にとっては、管理職への昇格は人生にとって明るく、大きな節目でした。ところが近年では、管理職に昇格することを希望しない人が多くなっているようです。とりわけ女性にとって管理職は魅力が少ないようです。85.7%の女性が、管理職になりたくないと回答しているという調査もあります。
 その理由のトップが、管理職というポストに興味がないと、3人に一人が答えています。
 具体的な理由としては、「責任を増やしたくない」「精神的なプレッシャーを負いたくない」というような、負担感が優先したり、それに見合った給与になっていなくて、割に合わないと感じたりする人が多いようです。「ワークライフバランスを重視したい」というように、個人の生活を重視する傾向も影響しているようです。
 「責任」「プライベート」「給与」の三要素のどこにウエイトを高く置くかで管理職を希望するかどうかが決まるようです。

 今朝の早朝ウォーキングで、自分でどの様にやっているのか反復してみました。

◆2章 ウォーキングの方法
 早朝ウォーキングといいましても、ただ漫然と歩いているのではもったいないです。効果的な歩き方で、結果として”一層”健康に結び付けることができると考えます。
 それをマーケティング・ミックスになぞらえて「ウォーキング・ミックス」という言葉を作りました。
 すなわち、いろいろな歩き方を組み合わせると効果が高まるという考え方です。
 ここでは、ウォーキングの種類といいますか、いろいろな歩き方を紹介します。
 それらを適切に組み合わせることにより、ウォーキングの効果を高めていただきたいです。

【 注 】

 ここで紹介する情報は、自分で思考したり、入手したりした情報をもとに、ご紹介します。

 それが皆様にも良い方法であるとは限りませんので、皆様ご自身のご判断で参考にしてくださるようお願いします。

3)大股歩行
 通常歩行の状態で、歩幅を20~30%ほど拡げて歩きます。歩幅を広く取り過ぎると股関節に負荷がかかりすぎますので、注意が必要です。
 腕は、肘で折らずに、伸ばした状態で、後方に振ることを意識します。通常歩行よりややスピードが上がりますが、スピードを上げるように特段意識をしません。
 大股歩行は、股関節や太ももの裏側の筋肉を鍛えることが主目的です。

4)大股速歩
 大股歩行は、通常歩行程度の速度で歩きますが、大股でやや速めに歩くようにします。すなわち、大股歩行で速歩をすることになります。
 気をつけることは大股歩行に共通します。ただし、心拍数が上がりますので、上がりすぎないように、距離で調整します。息が多少弾むようになりますが、速すぎて呼吸が速くなりすぎないように気をつけ、気になった時点で、スピードを落としたり、歩幅を元に戻したりします。
 なれないうちは、大股速歩は、数歩で止めるようにし、次第に距離を伸ばして行きます。
 大股速歩の目的は、大股歩行と同じで、股関節や脚の後ろ側の筋肉強化と、持久力養成です。呼吸器系の病気を持っている人は、控えた方が良いでしょう。

 また、膝関節の負荷にも配慮が必要ですね。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【今日のおすすめ】

 【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 第117段 友とするにわろき者、七つあり 友人の選択基準

 「類は友を呼ぶ」「朱に交われば赤くなる」

 私が子供の頃、母の教えの一つです。

 吉田兼好は、徒然草の中で「このような人間を友達にするな」とアドバイスをしています。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  王貞治氏の生き方に学ぶ b04

 現役時代の王貞治氏の活躍は、長嶋氏のような派手さはありませんでしたが、活躍は長嶋氏のそれに劣ることはありませんでした。

 2020オリンピック・パラリンピックでも、その運営において王貞治氏はご活躍です。

 王氏が、ハンク・アーロンの記録を破ったときに、ハンクは王氏に祝福の言葉をかけました。

 ハンクの素晴らしさに感動しました。

 それを上回るのが、王氏の引き際です。

 人生、いろいろな道で、いろいろな立場で過ごしてきます。

 生涯現役という考え方もありますが、一方、王氏のようにきっぱりとした引き際で、第二の人生に踏み込み、異なった形での社会貢献も、その人らしさを発揮できると思います。

 そのような王氏の生き方について、私なりに感じたことを書いてみました。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/df4d01f1069f542801234659ff050a97

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする