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■【あたりまえ経営のすすめ】2部 管理編3-43 PDCAを深めるための伸縮構造

2023-04-22 10:19:51 | 【経営・専門業】 あたりまえ経営のすすめ<管理編>

■【あたりまえ経営のすすめ】2部 管理編3-43 PDCAを深めるための伸縮構造

 

 

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 

 1970年代から、半世紀近くの経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

 

メモ

 

■ 2部 【管理編】 プロの管理職のあり方

 

 本シリーズは、経営士・コンサルタントなどの経営専門業・士業の先生方を対象として、第1部の【経営編】をお送りしてきました。しかし、その内容は、視点を変えれば経営者・管理職のためのお話でもあります。ビジネス界においては、フレキシブルな視点の持ち方をできる人が高く評価されるのです。

 

 筆者は、経営コンサルタントという仕事柄、しばしば管理職研修も実施してきました。その時に、必ずといって問うことは、「管理とは何でしょうか?」ということです。

 

 管理職の皆さんは、よく勉強していて、私より立派な回答が返ってきます。

 

 「では、それをどの様に実務に活かしていらっしゃいますか」と問いますと、期待するような回答が返ってきません。

 

 難しいことを勉強しすぎているのではないでしょうか。知識と実務が乖離していますと、せっかくの知識が知恵として活かせません。

 

 管理職として、「あたりまえ」なことが、実務で行われているのかどうか、謙虚に自分自身を見ることも大切なのではないでしょうか。

 

 管理職は、「管理とは何か」「温かい管理」を正しく理解しなければ、部下からも、上司からも、社会からも正しく評価されません。

 

  温かい管理とは  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/8b7833c2ebc019660a3813e9dedbf92f

 

 ここでは、管理職なら誰もが知っているようなことを整理してみました。

 

 知識としてはご存知のことでしょうが、それを実務に活かすにはどうしたらよいのかを考えてくださる契機となると幸いです。

 

 

 

■ 第2部3章 【管理編】 プロの管理職のための”新たな”PDCAと活用法 

 

 これまで第2章として、ホンモノのリーダーシップについてお話して参りました。

 

 そのリーダーシップと不可分にあるのがPDCAです。

 

 「いまさら、PDCAについて学ぼうとする人間なんていないよ」
 「もう、PDCAは古い!」

 

 このような声を聞くような時代になりました。それほど、PDCAが言い古されてきているのです。しかし、本当にPDCAが実行されているのでしょうか。そして、PDCAの効果が出ているのでしょうか。

 

 多くの方が、知識として知っていても、実行に移せていない人が多いのが「PDCA」です。

 

 一方で、「PDCAを常に意識しています」、という人もいます。ところが、本当にPDCAにより効果を上げられているのでしょうか?大半の方が、「効果を上げている”つもり”」であって、実際には、PDCAが適正に実行されていないがために、機会損失を起こしているのです。

 

 正しいPDCAとは何か?
 正しいPDCAの使い方とは?

 

 謙虚に、再度、PDCAに取り組んでみては如何でしょうか。あなたのPDCAとは違ったPDCAがあるかもしれません。

 

 

 

■ 3-43 PDCAを深めるための伸縮構造

 

 

 

 日科技連のPDCAサイクルと、経営管理に活用するための発展的PDCAの差異につきまして、ご紹介をしてきました。
 ここでは、伸縮スパイラルPDCAをご紹介してまいります。
 すでに「目的と手段」や「階層思考」などを別項でご紹介していますように、PDCAもまた、目的と手段という考え方に基づいています。
 ここでは、営業部門におけます中長期経営計画の立案や実施という観点でとみなして、「伸縮スパイラルPDCA」を御紹介します。
 中長期経営計画というのは、経営理念や経営基本戦略、ビジョンというような、最上位概念を実現するための手段です。
 換言しますと、経営理念などの最上位手段という目的を達成するための手段が中長期経営計画なのです。
 すなわち、中長期経営計画は、その上位概念であります、経営理念や基本経営戦略などに基づいて、PDCAの考えかたに基づいて立案されます。
 それは、中長期経営計画は、その上位概念であります経営理念や基本経営戦略を遂行して行くためのPDCAにおけます「実行(Do)」に相当します。

 

 言うまでもなく、中長期経営計画の「計画(Plan)」立案にも、複合PDCAの考え方が適用されますので、中長期経営計画の「計画(Plan)」のためのPDCAが、PLの中に含まれています。
 その、中長期経営計画というPDCAのDに相当するのが短期や年度の経営計画です。この考え方が、伸縮スパイラルの基本部分です。
 すなわち中長期経営計画を推進するPDCAを目的としますと、その「実行(Do)」というのは、手段なのです。その手段が、ここでは短期経営計画であったり、年度経営計画であったりするのです。

 

 短期または年度経営計画は、経営理念などと同様に重要な管理指標です。
 目的と手段という観点で見ますときに、ここでは「短期または年度経営計画を実施する」ということが「目的」となります。そして、その実施手段が、月度経営計画です。企業によっては半期とか四半期の経営計画が、それに相当します。

 

 月度計画を実施する、月度計画のPDCAの「実行(Do)」には、旬間や週間の計画や予定が来ます。

 

 週間や旬間の計画を実施するPDCAの「実行(Do)」には、日次計画が来ます。

 

 複合PDCAとして学びましたように、その日次計画のPDCAのそれぞれにも日時のサブPDCAが伴います。

 

 

【 注 】 PDCA詳細情報

 

「ロジカル・シンキングがよくわかる本」(今井信行著 秀和システム刊 1,760円)の第3章5節で詳しく説明しています。

 

ご購入は書店または下記よりamazonでhttps://www.amazon.co.jp/%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E5%85%A5%E9%96%80%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%8C%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E4%BB%8A%E4%BA%95%E4%BF%A1%E8%A1%8C/dp/4798068896/ref=sr_1_4?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E4%BB%8A%E4%BA%95%E4%BF%A1%E8%A1%8C&qid=1679879669&s=books&sr=1-4

 

 

 

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