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【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 34 経営理念の構築・再構築における最終決定の留意点

2024-12-23 12:21:00 | 【経営・専門業】 あたりまえ経営のすすめ<経営支援編>

■【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 4 経営理念の構築・再構築における最終決定の留意点   

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■【経営支援編】第5部 経営戦略編 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る 3章 経営理念の構築・再構築に取り組む

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

5-3 経営理念の構築・再構築に取り組む
 経営理念とは何かについて、共通認識ができましたら、実際に経営理念構築・再構築の実務編に入りたいと思います。
 経営理念をどの様に構築・再構築するか、その方法となりますと一般的には確立されていないといえます。他社の事例を参考にして経営者が、エイヤーッと作成したり、経営コンサルタントに依頼して作成したりとするケースが多いようです。
 ここでは、経営理念だけではなく、経営基本戦略や中長期経営計画など、経営管理を行う上で、関連する次項を念頭において、経営コンサルタント歴40年余の実績から、経営理念構築・再構築の方法をご紹介します。

5-34 経営理念の構築・再構築における最終決定の留意点
 多くの企業で、せっかく経営理念を構築・再構築したにもかかわらず、活用されていないことはすでにお話しました。
 その原因のひとつが、構築・再構築の過程で、ポイントがずれてしまっていることに起因します。取締役会・役員会等で最終決定を下すときのチェックポイントを要約してみました。

 何ごとも、俯瞰的に、全体を見ながら行うことが原則です。たとえば、時代の流れ、変化をマクロ的にみて、今後の動向のトレンドは、どの様な方向にあるのかを見極める必要があります。
 そのトレンドの中で、顧客ニーズの把握と共に、自社が目的を果たすための壁は何か、その一つとしてのライバル企業としては、どの様な企業があり、今後、どの様な企業が新規参入してくるのかを読まなくてはなりません。
 ニーズの背景に何があるのでしょうか、競合する要因として、どの様なことが考えられるでしょうか、それに対応するために自社の問題は何でしょうか、等を勘案し、自社がますます発展するビジネス・チャンスへの挑戦条件を整えます。

 その際に、念頭に含めなければならないのが、「長期的視点」です。過去からの単なる延長線上の視点ではなく、上述のようなトレンドを、マーケティングの「5F(ファイブ・フォーセズ:経営5つの外圧)」や技術動向やニーズの変化、法的規制等も勘案すべきことは上述の通りです。
 多くの企業で、過去の延長線上での発想に陥りがちです。近年、多くの企業が取り入れています「ビジョン・ミッション・ストラテジー」という切り口での検討も不可欠です。しかも、グローバルな視点を加味した上で、検討すべきです。
 また、現有商品・サービスだけではなく、ABCD市場戦略検討表やアンゾフの市場戦略検討表などを利用して関連や新規もあわせて検討して決定するようにしてはどうでしょうか。

 多くの企業におけます経営理念に、自社伝統の「ビジネス成功要因」「固有の価値観」があれば、それも是非含めたいですね。「こうすれば、この様な要素を加味すれば、成功確率が高まる」というようなことが代々伝わっている企業では、それをベースに、そうでない企業は、自社のあるべきドメインでの成功の秘訣は何かを捻出します。
 そして、構築・再構築された経営理念が、自社の企業経営や管理におけます判断の「ものさし」となりうるのか、その「ものさし」も長期にわたって使えるものかどうか、なようの普遍性と共に考慮に入れて、取締役会・役員会等で決定すべきでしょう。


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月22日 ◇あたりまえ経営のすすめ ◇「13日の金曜日は縁起が悪い」というのはホント? ◇労働組合法

2024-12-23 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月22日 ◇あたりまえ経営のすすめ ◇「13日の金曜日は縁起が悪い」というのはホント? ◇労働組合法 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

12月22日

 所要に追われ延ばし延ばしにしていた年賀状ですが、ようやく発送を終えました。
 帝国データバンクによりますと、年賀状じまいをしている企業は49.4%と、およそ半数の企業が年賀状を廃止しているそうです。
 逆に、「年賀状じまいはしない」という企業は、全体の26.4%ですから、年賀状を発送しているのは、4社に一社という計算になります。もはや、年賀状を出す企業は少数派になっているのですね。

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。

 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。


■「13日の金曜日は縁起が悪い」というのはホント?

「4」という数字は「死」を連想させるので縁起が悪い。

「9」という数字は「窮する」を連想させる。

 その様なことが昔から言い伝えられています。

 その結果、連番で番号を振るような場合、例えば駐車場の番号とか、マンションやビルの階層など、1から順に番号を振って行くのに、4や9をスキップしているところを多々見ます。

 しかし、昔ほどではなくなってきたように思えます。

 欧米人は、「13」という数字を忌み嫌うという都市伝説があります。

 とりわけ「13日の金曜日」を忌み嫌う人は多いと言われてています。

 キリストの受難の日が「13日の金曜日」とされている俗説からといわれています。

 しかし、キリスト教をキチンと理解している人の話によりますと、受難日は金曜日とされていますが、曜日の既述はなく、日付は定められていないとのことです。

 その観点からしますと13日の金曜日は縁起が悪いというのも、日本人の間では定説のようですが、誤りなのかもしれませんね。

■【今日のおすすめ】

 あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 33 経営者としての知恵を絞る

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。


■ 労働組合法制定記念日におもう C22

 アベノミクスの一貫で「同一労働同一賃金」というアメリカ流の考え方で、新しく法改正がなされました。

 近年は、ブラック企業などと呼ばれる、労働者を弱者とみなした扱いが、いまだに見られるようです。

 私達は、最低限の法的知識を持っていないと、頭の良い人の悪だ組に騙されてしまいかねません。

 「労働組合法」と「労働基準法」および「労働関係調整法」の3つの法律を「労働3法」と呼んでいます。

 機会があれば、といいますより機会を作って、労働3法のエッセンスを学びたいモノです。

【独り言】

 昔は、働く人の人権も守られていなかったといわれています。
 昨今では、海外からの技術実習生が、酷使されているということを聞いたりします。

 ある女性経営者は、ご自身は専業主婦でしたが、一念発起して起業しました。
 「社員尊重」姿勢で35年余もの長きにわたって企業経営をしています。
 基本理念がしっかりとしていますと、リーマンショックも、コロナショックもモノともせずに企業経営をしていくことができるのですね。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 

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