■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】10 口コミから判断する
経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。
何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。
経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。
■10 口コミから判断する
口コミの影響力が、非常に大きいことは、いまさらいうまでもありません。とりわけ、昨今のようにSNSの利用率が高まってきますと、良きにつけ、悪しきにつけ、無視できません。
一方で、それが正確な情報かどうかは別問題です。
このシリーズで、信頼できる経営コンサルタントの選び方について記述しました。経営コンサルタントを選ぶときには「口コミ」は最適な方法の一つであるといえます。
しかし、口コミの特質を知っていないと、誤った判断をしかねません。
実は、口コミの源を辿って行きますと、意図的に口コミに載せられたマーケティング手法であったり、おおもとが、マスコミで取り上げられたことを、我知り顔で、無責任な発言をしていることが多いのです。
類似の他の商品・サービスを調べもしないで、思い込みという無責任な発言は後を絶たないのです。
同様に、経営コンサルタントの評価というのは、聞きかじり情報だけでは、正しい評価ができると言えません。確たる証拠があるように見えましても、見方を変えますと、逆の評価に繋がったりします。
「好事門を行でず、悪事千里を走る」という言葉もあります。
評判の悪い経営コンサルタントや商品・サービスをよくよく調べてみると、悪意を持って流された、根拠のない噂に過ぎないことが多々あるのです。
若手経営コンサルタントには、しばしばアドバイスをするのですが、「ウラを取る」「刑事現場百遍を見習え」ということを繰り返します。
クライアントさんに対しても、これを実行していただくようにしています。
また、「伝聞」と「個人の意見」をキチンと区別して、数値と固有名詞を多用して報連相を行うようにアドバイスをします。
「ホンモノを見分ける力」が経営者・管理職だけではなく、ビジネスパーソン全般に広く求められます。
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