たまおのページ

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しゃしんてん

2010年10月01日 | Weblog
 10月 1日

 写真店に行ってきました。訂正 写真展 です。

 富士フィルムフォトサロンで昨日まで開催されていた
「昭和の風貌(かお)」展です。

 芸術家・作家・政治家・芸能人・スポーツ選手・経営者
などのポートレート(多くの写真は仕事中ではないとき)を
ジャストショットでした。

 作家は飲んでいるか紫煙のどちらか。または両方。って
いう写真が多かったですねぇ。文壇バーとかもあるらしい
ですよね。文学には退廃の味や匂いが似あうのでしょ。

 三島由紀夫って頭脳明晰だったそうです。考えている
ことが一般ピープルとは違うんでしょうねぇ。
 今回見た写真もそうですが、アタイが見た写真は全て
「いつどのように肉体は消えるか、しかし魂は他人の心に
残す。」
 ってことを考えているような彼独特の世界観が伝わって
くるような写真ばかりです。

 アタイ、仕事で市ヶ谷の自衛隊に何度か入ったことが
ありました。三島が立てこもった総監部の建物は誰でも
見学できますよ。(アタイは外観だけ見てきました)



 全てモノクロ(白黒)写真です。でもジッと見ていると
写真に色が付いてきて、カラーだと錯覚してしまうような
作品もありました。(たとえば川上のバットが赤くなりました)

 アタイが一番気にいったのは、山口淑子がロケ中(戦争の
焼け跡? をバック)にポーズをとっている写真でした。
 たしかにポーズをとってはいるんですが、自然体に見え
る(連続動作を切り取ったような)写りだと思いましたよ。

 
 んでね。人物よりバックに写っている小物などが気に
なりましたよ。
 古い家具、懐かしい電話機、吸っているタバコの銘柄、
銀座の景色(ビル・看板)、ファッション・・・

 アタイも知っているような名前(有名人・立志伝・スター)
ばかりでしたが、それでも初めて見たような人もいて、ああ
こんな顔だったんだ。でした。

 同じ人物の写真が何枚も(何年間にわたり年輪を重ねた)、
展示してあると良かったんですが、スペースその他の制約が
あって、それは難しいんだろうねぇ。

 たしかに「昭和の風貌」でしたね。
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