9月 30日
美味しかった?
こないだの林業ボランティアは竹刈りでした。杉林に竹が侵入してきている
のは日本全国あちこちで見かけますよね。田舎道を車で走っていたり、都心か
ら離れて高速道を走行していると、山が緑だぁ。なんておもっちゃうんだけ
ど、それは竹が山を侵食していたりしている景色がアチコチにありますよね。
この日は孟宗竹のような太い竹ではなく、笹竹みたいな細い竹でした。
(太くても直径1cmほど)林道(人が歩ける程度に整備してある幅が1mほど
の道)の反対側はすでに竹がビッシリと生えています。道のコッチ側は手入れ
をしている(林業ボランティアとして整備を請け負っている)ので、それほど
でもないけれどやはり竹がにょきにょき。
班を作って作業をします。班メンバーは日によって変わりますが、この日は
イシーさん、イトーさん、シミズさん、それにアタイの4人と指導員。
「どこからでもいいから、自分が決めたところから竹と雑木を伐って、杉の
枝も落としてください」と、指導員。この日の場所は杉の木がそれなりに大き
くなっているので、草はそれほど生えていないし杉の成長の妨げにもなりま
せん。ただし、ツル系の草(蔦)などは杉に絡みつくため、切っていきます。
まず斜面の下に降りてから上に向かって作業を進めます。(そのほうが体が
楽というか、作業しやすい)大きな枝切り鋏を使ったりしながら竹を伐って
いく人もいたんですが、アタイは小さな剪定鋏とノコギリでした。
なるべく根元のほうから伐ったほうがいいので、少し前かがみになりながら
の作業となりました。腰に負担がかかるので、5分ほど刈ったら1分休憩。
左手で竹を掴んで倒すようにしておいて、根元に切り目をいれると、竹が
自分からパリンと割れる。(細い竹だから斜めに押さえることができる)
昼休憩。いつもは作業をしている山の斜面で休憩するんですが、この日は
駐車場から100mほどの場所だったので、アタイは駐車場まで戻って平地で
休憩。大きな楓の木があるので、その木に寄り掛かって昼食でした。
食事を終えたイトーさんが山を下っていきました。20分後に戻ってきて
「たまおさん、下のほうに無人売店があって、野菜や果物が置いてありまし
たよ。トマトが完熟で美味しそうでした。ブドウや梨もありました」
「買ったんですか?」
「お金を持ってないから買えなかった。今度のときは小銭を持っていく」
午後も同じ作業を続けて、作業時間内にアタイたちの班が割り当てられた
場所の竹を刈ることができました。
山から出て駐車場で作業終了時ミーティング。
「竹を伐る作業はどうでしたか?」
「草よりも刈り易かったです」
「下に無料販売所がありました。トマトやブドウが並んでいました」
「まてまてぇ。それって無料じゃなくって無人じゃないの?」
「そうでした。無人でしたが小銭を持っていなかったので買いませんでした」
「美味しかった?」
「ん、金を払ってないから食べてませんよ」
「払わないで食べたんじゃないの?」(笑)
楽しい作業となりました。(^^)/