8月 31日
関東地方のダム貯水量。
現時点では足りています。
8月下旬だと平年の貯水率は70%ほどですが、現在は80%以上です。
東京都の水源、8割が利根川・荒川水系です。そして2割が多摩川水系と
なっています。(昭島市は地下水を利用しています)
今年の冬は雪が少なかったので、夏場の水不足が懸念されましたが、梅雨が
長引いたりして、雨が多かったので夏を乗り切ることができましたね。
20年ぐらい前には、8月に給水制限になったこともあります。
(水の使用量、飲料よりも農業用が多いので、農繁期に多くの水が必要)
水が安全に飲める。これは世界的にみると珍しいことですよ。いくら先進
国と威張っていても、国内どこでも水道の水が安心して飲める。水が安全な
国は殆ど無いでしょうね。(軟水だし)
東京都の場合、定期的に水質検査を実施していて、約50項目について
調べています。(浄水場の水と末端の水道蛇口で検査する項目は違います)
アタイが現在地域に住み始めたころは、夏になると水道の水が飲めません
でした。
水質基準はクリアしていたのかもしれませんが、なんだかカビ臭いような
藻の味(食べたことはないけど)がして、とてもそのままで飲めるような
水質ではありませんでしたね。
必ず薬缶で湧かしてから飲んでいたし、夏は麦茶にしていました。(その
ころはまだまだ水を買う時代ではありませんでした)
何年かして「水が飲めるね」と話し合ったりしていたんですが、それは
川(取水)の水質が格段によくなったわけではなく、浄水場の設備が改良
されたからでした。(高度浄水処理)
日本でも水道事業を民間に委託する動きがあります。
人口減少で財政難のため、水道設備を更新できない(老朽化)。自治体に
より水道料金に差がある。保守・管理の維持ができない。などなど。
たしかに問題はたくさんあります。
しかぁし。人が生きていくために一番必要な水、利益優先となる民営化には
反対です。(維持が難しい自治体は、国で代行したりすればどでしょ?)
水も無限ではありません。有効に使いましょ。(^_^)/