踊子草(紫蘇科)花言葉は、陽気、快活。シソ科の多年草。各地の山野、路傍の半日陰地に生える。茎は直立し、高さが30~80cmになる対生する葉は長さ30~50cm、幅3~8㎝の心臓形で縮れてしわがあり、縁に鋸歯を持つ。4~5月、淡紅色のまたは白色の唇形の花が上部の葉の脇に輪生する。その様子が笠をかぶっている踊り子や虚無僧に見えるので、「踊子草」「虚無僧花」の名がある。◎擬人化された愛らしい花の名を楽しみながら観察し、さまざまなイメージを広げた句が読まれている。「踊子草かこみて何やら揉めている 飯島晴子」「踊子草をんないきいき櫛つかふ 小林篤子」「暮れやすき死もありけり踊子草 津島康子」。(踏み惑う 径のわきにも 踊子草 ケイスケ)。NHKの今朝の一番で、日本野鳥の会の安斎氏が野鳥の入れ替わりの時期が来ており、北へ帰る鳥、南から来る鳥の話をされていた。渡り鳥の交代の時期は、3月~4月で、愛知周辺まで来ている様子、当マンションの駐車場にも、毎年やってくるのに。まだ姿が見えない。「燕来る軒の深さに棲みなれし 杉田久女」「つばくらめ父を忘れて吾子伸びよ 石田波郷」。(健やかな 姿を待つや 燕こよ ケイスケ)