少し前の朝。一本だけ残ったひまわり。
今は そのひまわりも枯れて 茶色に変身している。
夏の名残りはここかしこにあって。昨日は突拍子もなく蒸し暑く 最高気温が真夏日となり 今日は朝から雨曇り。毎日がおかしな天気で 一体どうしちゃったんだろうと思わずにいられない。列島各地で繰り広げられる様々な自然現象に 驚きながら、人間って小さいなぁと思ってしまう。
母が毎日テレビの前で 心配顔。突風だったり 竜巻だったり、大雨だったり・・・ちょっと強い雨が降ると この間の豪雨を思い出すらしい。テレビの画像に冠水している様子が映ったりすると
「お前はこんな場面を見ると怖くなるんじゃないか?この間の豪雨の時を思い出すだろ?」と言う。
確かに。あのときの怖さが浮かんでくる。水の中を 一体どれだけの深さなのかわからない不安のまま突っ込んでいったときの怖さ。無鉄砲だというか 考えなしだというか・・・
今となっては笑い話にもなってしまうけど、やっぱり怖さは消えない。
だから思う。怖いことに遭遇した人にとって その記憶が消えることは難しいんだなって。消そうって思わずに 受け入れて生きて行くことが必要なのかもしれない。
この夏は ほんとに自然や天候に翻弄されて過ごしてきた。毎年 何かあるもんだなと思う。昨年は母と弟の入退院の繰り返しと 弟の死があった。今年は天災に。
時のすぎるのは早いけど、時の中にたくさんの思い出が入り込んで、季節はいつのまにか夏を遠ざけ 秋の気配をそっと運んでくる。
毎月購読している雑誌に女優の山本富士子さんの対談が掲載されている。
その中で山本さんがご主人からバースディカードをもらった時のことをかいている。カードには「砂時計の詩」が書かれていた。
・・・時は過ぎ去るものではなく
心のうちに からだのうちに積もりゆくもの・・・
という言葉が入っていた。山本さんはこの言葉を大事にしてお財布に持ち歩いていると言う。
一日一日を大事に精いっぱい生きること それが自分の中に積み重ねられているんだと実感すること、わたしも今までは時は過ぎ去るものという考えだったが、ここを読んで ハッとした。だめだった時もある、辛かった時もある、楽しかった時もある、色々な時を経て今を過ごしているわたし。これからもたくさんの一日の積み重ねが続くだろう。その一日をどれだけ大事に生きていけるか・・・
夏も終わる。
また新たな季節の到来。
今年の秋は今年しかない。季節は巡るけど、今年の中にいるわたしは今しかいない。
今は そのひまわりも枯れて 茶色に変身している。
夏の名残りはここかしこにあって。昨日は突拍子もなく蒸し暑く 最高気温が真夏日となり 今日は朝から雨曇り。毎日がおかしな天気で 一体どうしちゃったんだろうと思わずにいられない。列島各地で繰り広げられる様々な自然現象に 驚きながら、人間って小さいなぁと思ってしまう。
母が毎日テレビの前で 心配顔。突風だったり 竜巻だったり、大雨だったり・・・ちょっと強い雨が降ると この間の豪雨を思い出すらしい。テレビの画像に冠水している様子が映ったりすると
「お前はこんな場面を見ると怖くなるんじゃないか?この間の豪雨の時を思い出すだろ?」と言う。
確かに。あのときの怖さが浮かんでくる。水の中を 一体どれだけの深さなのかわからない不安のまま突っ込んでいったときの怖さ。無鉄砲だというか 考えなしだというか・・・
今となっては笑い話にもなってしまうけど、やっぱり怖さは消えない。
だから思う。怖いことに遭遇した人にとって その記憶が消えることは難しいんだなって。消そうって思わずに 受け入れて生きて行くことが必要なのかもしれない。
この夏は ほんとに自然や天候に翻弄されて過ごしてきた。毎年 何かあるもんだなと思う。昨年は母と弟の入退院の繰り返しと 弟の死があった。今年は天災に。
時のすぎるのは早いけど、時の中にたくさんの思い出が入り込んで、季節はいつのまにか夏を遠ざけ 秋の気配をそっと運んでくる。
毎月購読している雑誌に女優の山本富士子さんの対談が掲載されている。
その中で山本さんがご主人からバースディカードをもらった時のことをかいている。カードには「砂時計の詩」が書かれていた。
・・・時は過ぎ去るものではなく
心のうちに からだのうちに積もりゆくもの・・・
という言葉が入っていた。山本さんはこの言葉を大事にしてお財布に持ち歩いていると言う。
一日一日を大事に精いっぱい生きること それが自分の中に積み重ねられているんだと実感すること、わたしも今までは時は過ぎ去るものという考えだったが、ここを読んで ハッとした。だめだった時もある、辛かった時もある、楽しかった時もある、色々な時を経て今を過ごしているわたし。これからもたくさんの一日の積み重ねが続くだろう。その一日をどれだけ大事に生きていけるか・・・
夏も終わる。
また新たな季節の到来。
今年の秋は今年しかない。季節は巡るけど、今年の中にいるわたしは今しかいない。